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ブックマーク / honz.jp (16)

  • 『直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録』Don’t think. Feel! - HONZ

    秋元雄史氏の『直島誕生』は、現代アートに関わる全ての人々にとって必読の書である。 直島を舞台に、日における現代アートがどう生まれ、どう育ってきたのか、そしてそれは世界のアートとどう繋がっているのか。その全貌が、直島プロジェクトの始まりから地中美術館の立ち上がりまで、15年間もの長きにわたってこのプロジェクトを率いてきた秋元氏自身の言葉によって語られている。 直島(なおしま)は、瀬戸内海に浮かぶ人口3千人ほどの小さな島である。以前は銅精錬所と煙害で有名だったこの島は、現代アートの島として生まれ変わり、今では年間約 70万人もの観光客が押し寄せている。 現代アートファンの多い欧米の富裕層相手の旅行会社の多くは、日旅行の訪問先として京都とセットで直島を選んでおり、場合によっては、日旅行の目玉が直島そのものということもある。 このアートプロジェクトを中心になって推進するベネッセと福武財団は、

    『直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録』Don’t think. Feel! - HONZ
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    chibama 2018/07/19
  • 『不合理だらけの日本スポーツ界』日大タックル問題はなぜ防げなかったのか - HONZ

    日大アメフト部による悪質タックル問題がいまだに世間を騒がしている。監督からの直接的指示の有無があったかが最初の焦点だったが、世の中の関心は日大の広報対応や会見の司会者の素性、過去のアメフト部内での暴力問題にまで飛び火した。 もちろん、今回の問題は監督やコーチの属性による部分も少なくないだろう。だが、一方で全てを個人の問題として捉えてよいのか。日の大学スポーツに構造的な問題が潜んでないのか。米スタンフォード大学でアメフトの指導に携わる著者の指摘は参考になるだろう。 書は問題が起きる前に発売されており、今回のような事態は当然ながら想定していない。明らかにプレーに関係ない選手の背中に突っ込む事態を想定する方が難しいだろうが、書を読むと、そうした事態が米国では指導者が間違っても起こそうと思わないことがわかる。厳罰が処せられるため、あまりにもリスクが大きいからである。では、なぜ厳罰が処せられる

    『不合理だらけの日本スポーツ界』日大タックル問題はなぜ防げなかったのか - HONZ
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    chibama 2018/05/30
    この本が4月に出ていたという、おそるべきタイミングよ…!
  • 『マネーの代理人たち ウォール街から見た日本株』生活者としての金融プロフェッショナルたち - HONZ

    「マネーの代理人」という言葉から何を連想するだろうか。恐らく、ウォール街を跋扈するハゲタカファンドのような肉系の投資家を思い浮かべるのではないだろうか。 ところが、書に映画の『ハゲタカ』や『ウォール街』に見られるような劇的なストーリーを期待すると、肩透かしをくらうことになる。書は、巨大機関投資家の中で働くサラリーマンは、何を考え、どのような行動原理に従って、どのように投資の意思決定をしているのかといった、現場の素の姿を著者の経験に照らして丁寧に記述した、至極真っ当なである。 同時に、投資の基であるアルファ値とベータ値の違いや、ヘッジファンドの典型的な投資手法であるロングショート戦略など、理論的な事柄についても極めて分かりやすく解説してあり、金融に精通していない人でも楽しめる内容になっている。 書の紹介文には、「投資機関で働く金融プロフェッショナルの多くは、他人の資産を運用するた

    『マネーの代理人たち ウォール街から見た日本株』生活者としての金融プロフェッショナルたち - HONZ
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    chibama 2018/02/28
  • 年末年始は書籍の売上が絶好調! 『サピエンス全史』の勢いが止まらない!? - HONZ

    今年も年末年始は書籍の売上げが好調! 幸先良いスタートを切ることができました。2014年~2015年の年末年始はピケティの『21世紀の資』が大ブレイク、それを読んでいた人が2015年~2016年の年末年始で読んだのは『ギリシア人の物語[I]』…と年末年始は重厚な読書が進む季節です。 それでは、昨年の年末年始に『ギリシア人の物語』を読んでいた方はこの年末年始に何を読んでいたのでしょうか? 2015年12月20日~2016年1月4日に『ギリシア人の物語[I]』を購入した方が一年後の2016年12月20日~2017年1月4日の期間に購入したものがこちら。 書名 著者名 出版社

    年末年始は書籍の売上が絶好調! 『サピエンス全史』の勢いが止まらない!? - HONZ
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    chibama 2017/01/11
    この企画、いつもとても興味深く読んでます
  • 年末年始はピケティ三昧!? 『21世紀の資本』を読んだ人たちは、どんな本を買っていたのか? - HONZ

    先月も書きましたが、年末に発売されたピケティの『21世紀の資』は出版業界にとっては大きな話題のひとつになっています。内容以前に「5,500円もする!」「売れてる!」「品切れ続出!!」と、売り手にとってはにんまりするような話が飛び交いました。 景気の悪い話ばかりが聞こえてくる中で、このの存在は当に心強いものです。こうなると気になるのは「誰が買っているのか」ということ。「これを買う人は相当な知識人、そしてお金も持っているだろうから上顧客なんだろうなあ」とか、色々な想像をしつつデータが蓄積されるのを心待ちにしていました。 それではまず読者のクラスタから見ていきましょう。データは発売から1月4日までのものとなります。 これまでのこういったジャンルのと同傾向と見て良いかと思います。男性読者がほとんどであり、ピークは60代でした。ただ、発売からの日数経過にともない、50代の読者が急激に伸びてき

    年末年始はピケティ三昧!? 『21世紀の資本』を読んだ人たちは、どんな本を買っていたのか? - HONZ
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    chibama 2015/01/08
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    『腸よ鼻よ』11指腸 2018年09月29日 澄み渡る青い空と透き通るような海、白い砂浜のある南の島――沖縄。 この島に生まれ、蝶よ花よと育てられた1人の少女がいた。 彼女の名は島袋全優。 漫画家を志し、いずれは大都会東京での タワーマ...

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    chibama 2014/06/06
    “ソーシャルメディアで点火され、キュレーション・マガジンが油を注ぎ、その裏でちょろちょろとhatenaが燃料をくべ続けていた”
  • 『ヤンキー経済』を買った人は、他にどんな本を読んでいるのか? - HONZ

    上位を占める銘柄の多くが教養新書。出版社、テーマを問わず話題の新書をあわせて読んでいるということが見えてきます。 当たり前かもしれませんが、『ヤンキー経済』の読者層からは「マイルドヤンキー」の気配は感じられません。「彼らが存在感を増している」ということを知識としてインプットし、分析、活用しようとしているいわゆる知識層の姿がこのランキングに透けて見えてきます。 「ヤンキー」というキーワードが共通していることから斎藤環さんの『ヤンキー化する日』は断トツの併読になっていますが、他のを見る限り宗教・政治・科学…と彼らの興味は多岐に渡っています。併読雑誌のTOPは『COURRiER JAPON6月号』でした。この特集が“楽しく学ぶ「教養」入門”。ジャンルを問わず、教養のためにを選んで読んでいくという層と新書読者がマッチしているようです。 読者の購買履歴から、これから注目されていきそうなものを

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    chibama 2014/06/03
  • 【連載】『家めしこそ、最高のごちそうである。』 レシピ②:スーパーで売っている「焼きそばセット」を美味しく食べるすごい秘訣 - HONZ

    稀代のジャーナリストが語る、家庭料理の極意。「家めし」の美味しさを追求していったら、答えはシンプルなものへと辿り着いた。今日のレシピは焼きそば。スーパーで売っている「焼きそばセット」を美味しくべるすごい秘訣。 スーパーで売っている「中華の生麺+焼きそばソース」の袋入りってありますよね。あれと豚肉、野菜などをまず用意します。野菜は何でも、余りもので十分。キャベツやニンジンが定番ですが、わたしは小松菜とかセロリとかグリーンアスパラガスとかズッキーニとか、ときには細切りにしたジャガイモとか、いろんな野菜を入れてしまいます。お肉はあったらあったで脂が出て美味しいけれど、なくても大丈夫。 さてソース焼きそばのたいていの失敗は、麺がべちゃっとしてしまうことですよね。お店でべる焼きそばはパリッとしているのに、なんでわが家の焼きそばはべっちゃりなんだ! と思う人はけっこう多いのでは。その失敗の最大の原

    【連載】『家めしこそ、最高のごちそうである。』 レシピ②:スーパーで売っている「焼きそばセット」を美味しく食べるすごい秘訣 - HONZ
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    chibama 2014/03/07
  • HONZ活動記 ー 佐々木俊尚さんに”家めし”の極意を教わってきた! - HONZ

    佐々木俊尚さんといえば、ITジャーナリストである一方で、料理の腕前も相当なものであることをご存知だろうか? お昼時になるといつも、夫人の松尾たいこさんのFBページには、色鮮やかな卓の写真がアップされる。 それらを眺めながら、僕もいつかこんな風に料理の出来る男になりたいものだと、かねがね思っていた。 そんな佐々木さんが、ついに2月27日『家めしこそ、最高のごちそうである。』という料理を出すことになったという。これはHONZにかこつけて料理を教わる千載一遇のチャンスではないかということで、ご人に直接頼んでみたところ「OKです。」との回答をいただいた。 とはいっても、不肖私、料理経験など全くなく、厨房というよりもどちらかというと中二病の方がお似合いな感じ。しかも、かつて佐々木さんと一緒にもんじゃ焼きをべに行った時には、鉄板そっちのけでべてばかりいたため「当事者性がない」とのお叱りを受け

    HONZ活動記 ー 佐々木俊尚さんに”家めし”の極意を教わってきた! - HONZ
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    chibama 2014/02/14
  • マンガHONZが始まります! - HONZ

    2011年7月にスタートした書評サイト「HONZ」は、格的に活動してから2年余りの月日が立ちました。現在HONZに掲載されているレビュー数は1755。2冊目の書籍『ノンフィクションはこれを読め2013』も発売され、おかげさまで月間約70万PVのサイトに成長いたしました。 HONZ最大の特長は、厳選された読み手が何冊ものを読み、その中から1冊を選び出すということです。選び出すにはそれぞれクセがあり、書き手にはそれぞれ個性がある。その集合体としての価値に、幅広いニーズがあるという手応えを感じ、このスキームを他の分野にも活かせるのではないかと考えました。 その第一弾として「マンガHONZ」を立ち上げることにいたします! マンガHONZには現在のHONZメンバーは関わりません。代表は堀江貴文。佐渡島庸平(コルク)とのコンビで心機一転、運営を開始いたします。しばらくはHONZ内でお知らせ等の

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    chibama 2013/10/30
  • 8月のこれから売る本-東京某書店 田中大輔 - HONZ

    8月の前半はこれと思う新刊がなく、先月、先々月から推している『TEDトーク 』や『LEAN IN』といったを売り伸ばすことに注力をしていた。毎年のパターンからいっても、7月、8月というのはビジネス書の新刊が弱いのだ。その代わり9月になると各社が気合を入れた新刊をまとめて出してくる。するとどうなるか?展開できるスペースを奪い合う血みどろのレッドオーシャンになるのである。毎年そうなるのだから、出版社にブルーオーシャンである7月8月にいい新刊を出した方が、長く展開されるからお得ですよ。ということを毎年のように伝えているのだけど、その意見を組んでくれた出版社はいまだどこもない。 そんな状態であるから、8月はこれから売るが思い浮かばなかったために、順番を遅らせて9月に発売される新刊の情報を集めていた。その間にまったくノーマークだった新刊が7、8に推していたを超える勢いで売れはじめているのでその

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    chibama 2013/08/28
  • 『かぜの科学』 ジェニファー・アッカーマン - HONZ

    避難所では風邪が流行しているようだ。避難している方々は、国立感染症研究所等が情報提供をしているので正しい情報を入手して欲しい(http://bit.ly/e9Eim9)。 風邪ウイルスの感染拡大の源は、風邪にかかった人の鼻からの分泌物に含まれるウイルス粒子。大半の風邪ウイルスの場合、鼻と眼が主たる侵入口となる。ウイルスが侵入口に辿りつく経路は未だ解明されていないものの、空気感染説よりも接触感染説の方が有力だ。風邪の代表的な原因ウイルスであるライノウイルスは空気中で長く生きながらえることができないからである(一方、インフルエンザウイルスは空気感染が確認されている)。 風邪の病原菌を避ける最適な方法は実に簡単である。ウイルスの接触感染を防げばいいので、手を洗い、顔を触らなければ良い。後者は止めるのが難しい癖であろうから、前者の手洗いを徹底するのが良いだろう。洗面台と石鹸が手近にない場合は、アル

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    chibama 2013/04/23
    面白そうです
  • 『中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?』 新刊超速レビュー - HONZ

    企業アカウントがユル〜いツイートで意外な一面を見せる、いわゆる「軟式アカウント」というものが話題を呼んだのは、もう3年ほど前のことになるのだろうか。 その時は脚光を浴びたアカウントの数々も、淘汰されていったものや、組織上の理由で存続を断念したものも、少なくはないことだろう。何と言ってもソーシャルメディアは、継続することに一番高いハードルがある。 そんな中で、今なお元気に活動しているのが、こちらのアカウントだ。 N=ナカノ H=ヒトナド K=イナイ — NHK広報局(かなりユルい会話など)さん (@NHK_PR) 12月 28日, 2010 フォロワー数が、じつに約490,000。やや癖のあるTweetが特徴で、幾多の伝説も残している。その人気の秘密は、一体どこにあるのだろうか。キャラ設定か、「ナカノヒトナドイナイ」という定番ギャグによるものか。 そのような軟式アカウントに向けられたありがち

    『中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?』 新刊超速レビュー - HONZ
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    chibama 2012/10/31
  • 編集者による装丁マニュアル - HONZ

    先日、東京MXテレビの『装丁ジャンケン』という、編集者が担当したの装丁について、バトルするという番組に出演しました。青林工藝舎の手塚社長と対戦して、負けてしまいましたが『エロ語呂世界史年号』も大変好評でした。こののカバーは編集者である私が造りました。もしかしたらこの『装丁ジャンケン』、今まで出演した編集者の中で、自ら装丁を手がけたという人はいなかったかもしれません。奇抜な企画が売りのハマザキカクのもう一つの特徴が自らDTPだけでなく、のカバーまで造っているという事です。組版(レイアウト)を編集者自らが手がける事は、今はそれほど珍しい事ではありませんが、カバーまで造っている人はなかなかいない様です。 そこで今回の「ハマザキ書ク」では、デザインの勉強をした事がない編集者でも、手っ取り早くそこそこ見栄えがする装丁を造るテクニックについて、紹介したいと思います。私自身、どこかでデザインを学ん

    編集者による装丁マニュアル - HONZ
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    chibama 2012/06/17
    ハマザキカクさんの、ちょう勉強になる記事。
  • 『理系の子』 2012年No.1の第1候補登場!by 成毛眞 - HONZ

    早くも2012年のNo.1候補が登場した。サイエンス系のノンフィクションなのだが、読んでいる途中なんども目を拭ってしまった。サイエンスで泣けるとは夢にも思わなかった。登場人物は12人の高校生。彼らの純粋さと熱中して研究に打ち込む姿に胸を打たれる。子供扱いすることなく支えつづける周囲の大人たちに共感する。人間の持つ前に進むという力と、善意に感動してしまうのだ。 最初の数ページで膨大な取材のうえに書かれただということがすぐわかる。登場人物の子供のころのエピソードや、家族の事情などもじつに丹念にインタビューしているのだ。文章はスピード感にあふれ、平明に書かれており、中学生でも読めるに仕上がっている。書は、子供を独創あふれる人間に育てたいと思っている親と、少しでも科学に興味のある中高生に読んでほしいと思う。 インテル国際学生サイエンスフェア。毎年アメリカで開催される高校生の科学オリンピックだ

    『理系の子』 2012年No.1の第1候補登場!by 成毛眞 - HONZ
    chibama
    chibama 2012/03/26
    面白そう!
  • 『夫婦ゲンカで男はなぜ黙るのか』 - HONZ

    夫婦ゲンカで男はなぜ黙るのか 著者 : タラ・パーカー=ポープ、古草秀子 出版社 : NHK出版 発行日 : 2011/9/23 こののタイトルを見たとき、「あっ、自分もそうだ~」とタイトルに共感して、衝動買いしてしまった。僕はタイトルと同じように黙るほうである。そして、女性はけんかの際に沈黙を保たないほうがよい。研究成果によれば、けんかの際に感情を口に出さない女性は、思ったことをいつも夫に言う女性と比較して、死亡率が四倍だった。男性の沈黙は健康には影響がないらしい。円満な結婚生活のために、男性はけんか中、黙って我慢しよう。 しかし、そもそもけんかをしなければ、もっと幸せじゃないかと考えたくなる。平和を愛する身として僕もそれに同意したい。が、そうはいってられない。夫婦げんかは科学的にそれなりの役割を果たしている。結婚してまもない頃にはけんかをたくさんしているほうが、長期的には安定した関係

    『夫婦ゲンカで男はなぜ黙るのか』 - HONZ
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    chibama 2011/10/04
    これは読みたい…
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