クラウドへの期待が大きいせいか、「こんなものか」という利用企業の嘆き節が聞かれる。70社の事例を検証すると、クラウドを巡っては「5大がっかり」があることが判明した。 朝日放送テレビは、お笑い番組「M-1グランプリ」の魅力向上を狙い、米アマゾン ウェブ サービス(Amazon Web Services)のクラウド「Amazon Web Services(AWS)」上に敗者復活戦投票システムを構築した。クラウドを使ったのは「オンプレミス(自社所有)環境では膨大なアクセスに対処できないから」と、開発を担当した、デジアサ デジタルコンテンツ部門 小南英司氏(開発当時の所属は朝日放送 技術局 開発部)は話す。 このシステムは、視聴者投票によって敗者復活のメンバーを決めるためのもので、番組の放送中だけ大量のアクセスが押し寄せると見込まれた。 いくつかの構成案を検討した上で、最終的に「Amazon Ki
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