そのログ、なんのため? PC主体の業務が多い時代となって久しく、重要情報もデータ化が進んでいるため、専用ソフトを導入して業務用PCの操作ログを記録している組織は、ずいぶんと多くなっています。 ログ取得を行っている理由は、社員のPC操作を把握して、情報漏えいにつながる不正操作(挙動)を未然に防ぐためや、PCの操作を監視している事実を周知することで、不正操作の抑止効果を得るためです。 さらにPCにインストールされているソフトウェアの種類やバージョンを収集し、ITの資産管理に活用することが可能なソフトもあります。 ところで、それら操作ログの有効活用は、実際のところどれだけ実現出来ているのでしょうか。 事件が発生したときに分析すればいいと思い、ログの蓄積を粛々と行っていたり、操作ログを特定の操作(ファイル操作、アプリケーションの起動・終了、電源OFF/ON等)に絞り込みはしているものの、分析するべ
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