Downad(Conficker)ワームやUSBメモリウイルス、Web改ざんなど、企業システムでの大規模なセキュリティ騒動が後を絶たない。これらの事象からセキュリティ対策に生かせるポイントとは何だろうか。 1990年代後半から2000年代前半にかけて、「Blaster」や「Nimda」「Sasser」といったワームによる大規模被害が企業システムを中心に発生した。2008年以降、「Downad」(別名Conficker)ワームによる大規模な感染被害が再び発生。同ワーム以外にも、リムーバブルメディアを通じて感染する「Autorun」ウイルスや、Webサイトの改ざんを狙うウイルス「Gumbar」(別名JS-Redir、Geno)、アプリケーション開発環境Delphiで感染を広げるトロイの「Induc」といった被害が続いている。 企業システムを中心に相次ぐ脅威から、現在のセキュリティ対策にはどのよ