ポーランド・ルブリン(Lublin)郊外のマイダネク(Majdanek)のドイツ・ナチス(Nazi)による強制収容所に積み上げられた人骨(1944年撮影)。(c)AFP 【6月9日 AFP】ナチス(Nazi)・ドイツが第二次世界大戦終結時までに欧州に建設した強制収容所やゲットー(ユダヤ人強制居住区域)などの「迫害施設」の数は、これまで考えられていたよりもはるかに多く、その分布も欧州全域に及んでいたことが、米ホロコースト記録博物館(US Holocaust Memorial Museum)の調査で明らかになった。 同博物館ではさまざまな言語で書かれ、世界中に分散しているナチスの強制収容所に関する資料を一本化するとともに、ナチスに迫害された人々が収容された場所の記憶を風化させない目的で、「Encyclopedia of Camps and Ghettos 1933-1945(強制収容所とゲット