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ブックマーク / good2nd.hatenablog.com (8)

  • 岡倉天心『茶の本』から - good2nd

    天心の『茶の』といえば、日文化について英語で書かれた著作として知られていますが、先日たまたまパラパラめくってたら、最初のほうにこんなくだりがありました。すっかり忘れてたのですが、ちょっと面白いと思ったのでご紹介。 おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見のがしがちである。一般の西洋人は、茶の湯を見て、東洋の珍奇、稚気をなしている千百の奇癖のまたの例に過ぎないと思って、袖の下で笑っていることであろう。西洋人は、日が平和な文芸にふけっていた間は、野蛮国と見なしていたものである。しかるに満州の戦場に大々的殺戮を行ない始めてから文明国と呼んでいる。近ごろ武士道―わが兵士に喜び勇んで身を捨てさせる死の術―について盛んに論評されてきた。しかし茶道にはほとんど注意がひかれていない。この道はわが生の術を多く説いているものであるが。もしわれわれが文明国

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  • すべて国民は - good2nd

    健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する、というのが憲法25条の1項なわけですが。 坂哲志総務政務官は5日、総務省の仕事始め式のあいさつで、仕事と住まいを失った派遣労働者らを支援するために東京・日比谷公園に開設されていた「年越し派遣村」に触れ、「当にまじめに働こうとしている人たちが日比谷公園に集まってきているのかという気もした」と述べた。そのうえで「(集まった人が)講堂を開けろ、もっといろんな人が出てこいと(言っていたのは)、学生紛争の時の戦術、戦略が垣間見えるような気がした」と続けた。 もちろん、派遣村に集った人達には多くの「当にまじめに働こうとしている人たち」がいることでしょう。そういう人達が「働くことができない」状況に陥っていることに対して、当然政治には責任があります。それを棚にあげたこのような発言は、無責任の極みというほかありません。 その上で思うのは、25条は「すべて

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    dj19
    dj19 2009/01/06
    『憲法25条の1項』『本当にすべての人が「人間らしく生きる」ことができる社会を作るのが政治の役割でなかったとしたら、一体何のために政治があるのか。』
  • 評論家・潮匡人は長井健司さんの死より朝日の偏向の方が気になるらしい - good2nd

    こういう人は、もうどうしようもないですねぇ。まあ読んで下さいよ。 朝日読者はいざ知らず、産経読者なら疑問に思うはず。なぜチベットでなくビルマなのかと。いま「世界なめんなよ!」と抗議すべきは北京政府でしょう。 同日付1面には「チベット騒乱 死者19人、負傷600人」と題した記事も。文は「新華社通信によると」で始まり、北京政府の主張を垂れ流し(新華社は国営)。 いとう様、もちろん「チベットに自由を」のTシャツも作りますよね。朝日も大宣伝し、北京政府の度肝を抜くんですよね。それとも、まさか…。早く私の不安を払拭(ふっしょく)してください。一ファンより。(評論家・潮匡人) なんだか今ビルマの問題をとりあげると、もれなく「どうしてチベット問題じゃないんだ?」と不安を抱かせるんだそうです。 事実を確認しておくと、いとうせいこう氏のブログでは昨年の10月15日にTシャツのアイデアが語られているし、11

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  • 疑似科学、批判、道徳 - good2nd

    左のほうの「水からの伝言」騒動を観察する - 玄倉川の岸辺 いやー面白いろいろ考えさせられますね。この正月は、はてな界隈では南京事件が注目されていてまったく知らなかったので、完全に今北産業状態なわけですが、いろいろな問題を含んでいた騒動だったようです。 発端は、ぶいっちゃんさんの「らんきーブログ」で2006年3月に書かれた文章に例の「水からの伝言」が肯定的に言及されていて、そのエントリにたんぽぽさんが疑似科学を信じている例として言及。これにぶいっちゃんさんが反発、彼の周囲の人々も同調してたんぽぽさんを批判。他のブロガーも巻き込んで二手に分かれてしまい、騒動に。 問題点 読んだ限りでは、ぶいっちゃんさんが過去の記事に批判的に言及されたことに動揺してしまって、冷静に受け止められなかったということに尽きると思います。そのために、水伝に肯定的なエントリを書いてしまったという以上に問題のある発言・対

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  • この異様にパラノイアックな「調査」は何なんだ - good2nd

    自衛隊による違憲・違法の国民監視活動を告発する/2007年6月6日 日共産党幹部会委員長 志位和夫 ちらっと中身を見てみました。情報収集っていうからどんな活動が対象なんだろうと思うと、数百人規模のデモなんかはもちろん入ってるんだけど、そういうのだけじゃないみたい(強調引用者)。 同団体は、1月11日1135〜1155の間、3名を集め、青森市内の成人式会場前で自衛隊のイラク派遣に反対する街宣を実施 街宣とかビラ配りとかは、多くが数名規模で時間もあまり長くないようですが、それでも非常に細かく監視してますね。こういうのが延々並んでる。 あと自衛隊に何の関係があるのか、と思うようなものも。 同団体は、2月18日〜2月21日の間、秋田市内で「04年/第39回秋田多喜二祭生誕100年記念小林多喜二展」と題する展示会を実施 小林多喜二なんてもう歴史上の人物じゃんか。それに自衛隊は特高じゃないでしょう?

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  • 図書館に所蔵資料の訂正を求める戸井田とおる議員 - good2nd

    昨年の委員会でもって、国会図書館というのは、国会議員が国政調査のための資料をそこに集めてあるわけでありますから、そこで調べていくと、間違った資料をもとに間違った考えを頭に植えつけて、結果的に間違った法律をつくるというようなことになると国民に迷惑がかかるし、ここらのことは非常にスピード感を持って解決していただきたいなと。 前回は、日国全部の税金を使った図書館ということを申し上げたんですけれども、私は国会議員として、国会議員が調査に当たる、その中心の場である国会図書館の資料に、明らかに間違いだ、一次資料で確認できる、そういうものについてはきちっと訂正をしていただきたい。前回は、富田メモのように、写真だけでも上に張りつけたらどうだというようなことを申し上げましたけれども、今はなかなか難しいようでありますから、それだったら、インターネットでホームページでもつくって、そういう間違いの訂正というか

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  • 天皇は国家元首、九条二項は全面削除だそうで - good2nd

    http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/23923.html いやー、豪快というか何というか。大胆すぎますね。 新憲法大綱案 新憲法制定促進委員会準備会(pdf) 座長の古屋圭司議員にると、 そこで、今回このような形で、「新憲法かくあるべし」と提案するものである。 なんだそうです。 この文書、冒頭からして 新憲法制定気運の盛り上がりは、いまや一大国民運動の様相を呈するに至っている。 と、やる気まんまんですよ。改憲はまだしも、新憲法制定気運が盛り上がってるとは知りませんでした。しかも一大国民運動(時代を感じさせる表現ですね)とは。 えー、上から順に、ちょっとばかり。強調は引用者です。 前文は、日国の歴史や、日国民が大切に守り伝えてきた伝統的な価値観など、日国の特性すなわち国柄を明らかにする(…) なんか前文に歴史だの国柄だの伝統だのを入れた

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  • 祖国のために命をささげるエリートを育てて血を流して戦わせよう、と主張する稲田朋美議員 - good2nd

    8月29日に開かれたシンポジウム「新政権に何を期待するか?」では「徴農」という素晴らしくキャッチーな新語ではてなユーザの心を鷲掴みにした稲田議員。多くの人が注目している彼女の主張を概観してみました。 まず注目の記事となった「新政権に何を期待するか?」では、藤原正彦氏(著書『国家の品格』では「民主主義」や「市場原理」を罵倒して「武士道」を賞賛)を引きながら、このように述べてます。 真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。もうひとつは、いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることと言っている。 ちょっと真意がわかりにくいので、さっそく 自分自身は命を捧げないことが分かるように、使役動詞を使って主張して欲しい という提案も出されていますね。僕もそのほうが稲田議員の真意が伝わりやすいと思います。また、この id:op

    祖国のために命をささげるエリートを育てて血を流して戦わせよう、と主張する稲田朋美議員 - good2nd
    dj19
    dj19 2007/05/06
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