先週(2015年9月4日)放送のテレビ朝日『ミュージックステーション』(『Mステ』)で、こんな場面があった。 55枚目となる最新シングルの一曲『Otherside』披露のため出演していたSMAPの各メンバーが視聴者からの質問に答えるコーナーでのこと。最後に順番が回ってきた中居正広への質問は、「音を外してしまうことが恥ずかしくて歌えません。どうしたら堂々と歌えるようになりますか?」というものだった。タモリが「残る1人はあの方ですよね」と意味深に話を振り、中居正広が「まあ、あの、プロのミュージシャンとして…」とわざとらしく表情を決めて語り始めたとたん、その言葉を遮るように絶妙のタイミングでCM入りの音楽が流れ、スタジオは爆笑に包まれた。言うまでもなく、歌番組では鉄板になっている中居正広の“音痴”ネタである。 この場面に私は、『Mステ』とジャニーズの密接な関係、そして『Mステ』がこれまで長く続い