2013年3月19日公開 独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 概要 インターネット販売サイトやSNS(ソーシャルネットワークサービス)等のシステムでは、その構築において要件のすべてが明確にならなくても開発に着手し、要件の明確化や変更には開発と並行して対応します。それは、いかに早くサービスを提供するかに、ビジネスの命運がかかっているからです。 こうした要件の変化に柔軟に対応できる開発手法として、「アジャイル型開発」があります。これは、ビジネス上の優先度が高い順に、短いサイクルで機能単位の開発を繰り返す手法です。 このアジャイル型開発手法は自社開発(内製)が中心の米国で発展したものであり、要件を決めて外部に開発を委託することが多い等、受発注環境が異なる日本でアジャイル型開発を適用するのは難しいと考えられています(*1)。 「アジャイル型開発」には、
2012年3月26日 更新 2011年4月7日 公開 独立行政法人情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 概要 最近のソフトウェア開発では、ビジネス環境の変化への対応、これに伴う要求の変更、ソフトウェアの市場投入や投資効果の確認の迅速化が、以前にも増して厳しく求められています。このような状況において、要件を最初に決めずに開発に着手できるアジャイル型を中心とする非ウォーターフォール型の開発手法が注目されています。 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)では、ウォーターフォール型開発及び、アジャイル型開発の経験が豊富な実務者、契約に詳しい専門家など、産学官の有識者をメンバーとした「非ウォーターフォール型開発ワーキンググループ」を設置し、これらの課題について検討してきました。 この度、日本におけるアジャイル型開発に適したモデル
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)オープンソフトウェア・センター(以下、OSC)は、社内クラウド構築に使用できるオープンソースソフトウェア(OSS)1について、30種のソフトを5項目(基本情報、サポート、開発の安定性、成熟度、機能)、5段階で評価し、その結果を「社内向けクラウド構築のために活用できるソフトウェアカタログ」として公開しました。 あわせて、クラウドシステムの安定運用のために特に重要な運用管理ツール等を取り上げ、詳しい評価を行った結果をまとめた、「クラウド運用管理ツールの基本機能、性能、信頼性評価」 を公開しました。 近年、クラウドシステムの基盤部分等、システムが停止した場合に大きな影響を及ぼしてしまうような高い信頼性の求められる領域へのOSSの活用が 進んでいます。このようなシステムの安定運用のためには、利用するOSSの機能だけでなく、開発体制やサポート
〈注1〉名前をクリックすると、上記の委員のプロフィールが参照できます。 平成20年度の活動概要 (1)「ITスキル標準改善提案報告書2008年度版」の作成( PDF形式(1.4MB)) 本報告書は、2008年度のアプリケーションスペシャリスト委員会の活動内容を公表するもので、APSスキルとして育成ハンドブック・評価ガイドラインで使用されていたスキル項目とITスキル標準のスキルディクショナリの対応関係、および、APS業務スキルの習得モデルに関する検討内容をまとめたものです。 〈注2〉下線部をクリックするとダウンロードできます。 平成19年度の活動概要 (1)「ITスキル標準改善提案報告書2007年度版」の作成( PDF形式(1.6MB)) 本報告書は、ITスキル標準V3に向けた改善提案内容および育成ハンドブック、評価ガイドラインの見直しに関する2007年度のアプリケーションスペシャリスト委員
<注1>名前をクリックすると、上記の委員のプロフィールが参照できます。 平成20年度の活動成果報告 (1)「ITスキル標準改善提案報告書2008年度版」の作成( PDF形式(525KB)) 本報告書は、2007年度に続き、ITスキル標準/研修ロードマップに関する改善指摘ワーキンググループの2008年度活動内容を公表するものです。 (2)「ITアーキテクト育成ガイドブック」の作成( PDF形式(321KB)) 本報告書は、ITアーキテクト育成ガイドブック作成ワーキンググループの活動成果を公表するものです。(補足資料 PDF形式(594KB)) 平成19年度の活動成果報告 (1)「ITスキル標準改善提案報告書2007年度版」の作成( PDF形式(624KB)) 本報告書は、2006年度に続き、ITスキル標準/研修ロードマップに関する改善指摘ワーキンググループの2007年度活動内容を公表するもの
機能要件の合意形成技法WG の成果として、「発注者ビューガイドライン」 (2008年7月に公開)を改訂し「機能要件の合意形成ガイド」を公開します。 開発者が設計書を記述することのみではなく、発注者と開発者がシステム像をいかに共有し、行き違いなく合意形成を行うかに注目して、有効と思われる事柄を「コツ」としてまとめました。 「発注者ビューガイドライン」では画面、システム振舞い、データモデルの3つの技術領域、187のコツを掲載していましたが、「機能要件の合意形成ガイド」では、外部インタフェース、バッチ、帳票の3つの技術領域を追加するとともに、発注者視点のコツも充実させ、278のコツを掲載しました。 なお、初めて利用される方は、概要編を読んでいただくことをおすすめします。
IPAが200頁にものぼるアジャイル開発の研究報告を公開していた。 IPAが公開している研究報告は、RubyやRailsやアジャイル開発などの昨今の話題を日本のIT業界のエスタブリッシュメントがどんな観点で見ているのか、を知る上で非常に参考になる。 運営委員に平鍋さんや羽生田さんがいて議論に加わっているのが興味深い。 気になる文言をメモ。 【元ネタ】 情報処理推進機構:ソフトウェアエンジニアリング 調査報告書[1.68MB] 研究会報告書[924KB] 成果概要資料[702KB] ・共通フレームについても、改めて見直してみたが、ウォーターフォールを標榜していると誤解されても仕方が無いなと感じた。ウォーターフォールを定義できる辞書を整備して、最後に、段階的や進化的プロセスも説明できるよという書き方になっている。要求定義が不十分であることが、リスクとして扱われている。アジャイルプロセスでは、こ
SECは、短サイクルで設計からシステム稼動までを"機敏"に繰り返し、ニーズへ迅速へ対応するといわれる非ウォーターフォール型開発について、事例を含む適用分野や規模などの調査を行いました。あわせて、有識者に参画していただいて研究会を実施し、現状・動向の把握と課題の整理を行いました。その資料を公開します。 ・非ウォーターフォール型開発に関する調査 調査報告書 ・非ウォーターフォール型開発に関する調査 研究会報告書 ・非ウォーターフォール型開発に関する調査 エグゼクティブサマリー
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:西垣 浩司)は、ウェブサイトを狙ったSQL(*1)インジェクション攻撃(*2)が継続していることから、ウェブアプリケーション(*3)の安全な実装方法を解説した資料「安全なSQLの呼び出し方」を2010年3月18日(木)からIPAのウェブサイトで公開しました。 URL:http://www.ipa.go.jp/security/vuln/websecurity.html 近年、ウェブサイトを狙った攻撃が継続しています。攻撃の実例として、IPAが無償で公開している「SQLインジェクション検出ツールiLogScanner(*4)」で、「脆弱性対策情報データベースJVN iPedia(*5)」のアクセスログを解析した事例を図1に示します。 図1を見ると、2008年頃から急増しているSQLインジェクション攻撃が全体の45%、ウェブサーバのパスワードファイ
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