震災で発生したがれきの処理施設の建設が遅れている気仙沼市で、施設の建設のめどが立ったことから、大島のがれきの海上輸送が始まりました。 宮城県では、がれきの処理を8つの地区に分けて進めていて、すでに6つの地区では処理が始まっていますが、気仙沼市の階上地区と本吉町小泉地区の2つの地区では処理施設の建設が遅れています。しかし、ことし12月から来年1月にかけて完成する見通しが立ったことから、10日から大島のがれきの船による海上輸送が始まりました。 輸送にはおよそ1300トンの船2隻が使われ、がれきを積んだトラックをそのまま次々と載せていました。 県によりますと、大島にはおよそ2万2700トンのがれきがあり、コンクリート片などの再利用できるがれきを除いた、およそ6200トンが建設中の施設で処理されるということです。 県は、大島のがれきの輸送をことし中に終え、12月に試験焼却を行い、がれきの処