ゾゾ前澤社長が"3億寄付"で叩かれた原因 移植で救える命の総数は変わらない

難病で苦しむ3歳児の心臓移植を実現するため、ZOZOの前澤友作社長が募金を呼びかけたところ、猛烈なバッシングを受けた。なぜなのか。フリーランス麻酔科医の筒井冨美氏は「アメリカもドナー（臓器提供者）が不足している。日本人が渡航移植すると、助かるはずだった米国人患者が助からなくなる」という――。 ZOZO前澤友作社長の「美談」はなぜ批判されたのか 「約60億円で現代アート（バスキアの作品）を落札」 「現金100万円を100人（総額1億円）へのお年玉プレゼント」 「日本人初の月旅行を予約（アメリカ「スペースX」社による月を周回する旅行）」 ZOZOの前澤友作社長のこうした派手な行動はしばしばニュースになり、そのたびに批判を集めてきた。今年はじめ、重い心臓病で海外渡航移植を希望していた上原旺典（おうすけ）ちゃん（3歳）を自腹で支援した際もそうだった。 「自腹で1億円お年玉」はいかにもお祭り的な発想

[gogatsu26]

“アメリカもドナー（臓器提供者）が不足している。日本人が渡航移植すると、助かるはずだった米国人患者が助からなくなる”