エントリーの編集

エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
今週の本棚:荒川洋治・評 『詩という仕事について』=J・L・ボルヘス著 - 毎日jp(毎日新聞)
記事へのコメント1件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています

- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
今週の本棚:荒川洋治・評 『詩という仕事について』=J・L・ボルヘス著 - 毎日jp(毎日新聞)
(岩波文庫・693円) ◇柔らかな言葉で語る「文学」確認の書 二〇世紀世界文学の巨匠、ホルへ・ルイス... (岩波文庫・693円) ◇柔らかな言葉で語る「文学」確認の書 二〇世紀世界文学の巨匠、ホルへ・ルイス・ボルヘス(一八九九-一九八六)の詩の講義録。ハーヴァード大学で一九六七年から翌年にかけての講義録は三〇年以上、活字にもならず図書館の地下でほこりをかぶっていた。講義部分は文庫で一七〇頁(ページ)にみたないが、なかみは濃い。 「詩」の一語が題にあるので、いとわしく思う人が多いかもしれないが「詩」を「小説」「文学」におきかえても、この本においては同じことである。柔らかな語りも心地よい。 ボルヘスは詩の要素では「隠喩」を重視。カミングスの「神の恐るべき顔は、スプーンより明るく」など多くの具体例を引く。 フロストの詩の一節、「眠りに就く前に歩くべき道のりが、/眠りに就く前に歩くべき道のりが」。最初の行は「陳述」であり、次の同じ一行は「隠喩」になると。日本でこれと同じことばをつかって、二行目を「隠喩