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東奔政走:仙谷由人は「赤い後藤田」か 問題は、菅首相が使い切れるか - 毎日jp(毎日新聞)
◇倉重篤郎(くらしげ・あつろう=毎日新聞専門編集委員) 仙谷由人官房長官をめぐる報道がかまびすしい... ◇倉重篤郎(くらしげ・あつろう=毎日新聞専門編集委員) 仙谷由人官房長官をめぐる報道がかまびすしい。一般紙から週刊誌まで世のメディアの格好のネタとなっている。曰く「傲岸不遜」「影の首相」「媚中派」……。中でも「赤い後藤田」というのが面白い。中曽根康弘内閣を5年支えたカミソリ後藤田(正晴)氏並みの実力官房長官だと言うのか、単に旧社会党の出自で「赤い」と言うだけなのか。 ◇虚像を膨らませて政治的パワーを増大 官房長官の真価が問われるのは、首相官邸で1日2回行われる記者会見の場だ。プレスと権力の真剣勝負である。プレスは権力の失態を暴こうとするし、権力はその正当性を発信しようとする。 そのプレスへのにらみ、という点では後藤田氏は一流だった。あのいかめしい表情で記者団をジロりと見渡し、不当な報道は一切許さず、という抑止力オーラを発散させていた。もちろん鞭だけではなく飴の使い道も心得ていた。ニヤリと相
2010/10/26 リンク