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Amazonカスタマーレビューの悩ましさ
歴史Man working on a laptop. He is holding a message bubble symbol showing five star ration 昨今... 歴史Man working on a laptop. He is holding a message bubble symbol showing five star ration 昨今、一般書を発表した者にとって最も悩ましいのは、Amazonのカスタマーレビューだろう。ここでどう評価されるかが本の売り上げにも影響する。それでいてレビューは玉石混淆である。 批判は真摯に受け入れるべきだろうが、的外れな罵倒・中傷も少なくない。単に汚い言葉で罵っているような類であれば読者も無視するから問題ないが、もっともらしい主張を展開しているものは厄介である。 一例を挙げよう。拙著『日本中世への招待』(朝日新書)で、『家久君上京日記』という史料を紹介した。織田信長・豊臣秀吉と同時代人で、島津家の当主だった島津義久の弟、家久の日記である。 家久は天正3年(1575)2月に領地の薩摩国串木野(現在の鹿児島県いちき
2022/02/18 リンク