『ゴッホ 麦畑の秘密』 | 青い日記帳

筑摩書房より刊行となった『ゴッホ 麦畑の秘密』を読んでみました。 『ゴッホ 麦畑の秘密』 吉屋敬 (著) 画家でありゴッホ研究家でもある古屋敬が、ゴッホの創作の秘密と苦悩を、画家ならではの感性で読み解いた評伝が、筑摩選書より発売となりました。 ​耳切り事件やピストル自殺など、狂気の画家・悲劇の主人公とも言われてきたゴッホの人間像と画業の真実に、長くオランダに住む美術史家・画家である著者が新しい光を当てています 。​ 「大方の著作物からは、ドラマチックで悲劇的なゴッホ像が浮かび上がってくる。起伏のある人生を送ったゴッホであることは間違いないが、だが『ファン・ゴッホ書簡集』をよく読み、調べれば調べるほど、悲劇の画家というのは虚像だということがわかる。むしろこれ以上幸せな画家はいないと思えるほど恵まれた画家がゴッホなのだ。」 『ゴッホ 麦畑の秘密』より。 著者自身が画家であるため、ゴッホの作品を