悲願の憲法改正の可能性を消した安倍政権3つの誤り

1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D（政治学・国際学、ウォーリック大学）。主な業績は、『逆説の地政学』（晃洋書房）。 上久保誠人のクリティカル・アナリティクス 国際関係、国内政治で起きているさまざまな出来事を、通説に捉われず批判的思考を持ち、人間の合理的行動や、その背景の歴史、文化、構造、慣習などさまざまな枠組を使い分析する。 バックナンバー一覧 7月16日の衆院本会議で、集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連の11法案（以下、安保法制）が、民主、維新、共産など野党5党が退席する中、「強行採決」によって可決された。安倍晋三政権が最重要と位置付ける安保法制は、9月27日の今国会会期末までに成立する公算が高くなった。 国会における野党の連日に厳しい追及と、憲法学者による集団的自衛権行使

[Yoshitada]

逆説的な話だけど、安倍政権でなければ、安保法制の整備でこんなに揉めなかったんじゃないかという気が、最近しないでもない。

[myogab]

伝統文化に無知な自称保守政治家…と。安倍も岸も、国民にアレルギーを植え付け未来に禍根を残した失敗者だと認識していた方が、次の機会も早く訪れ失敗もしないのでは…と思うんだが、成功体験として記憶し繰り返す

[p260-2001fp]

正しいかどうかは判断出来ないが、いくつか面白い視点が。

[bn2islander]

上久保先生、政局的な話になるととても面白い

[sampaguita]

"筆者は、安保法制は本来、それほど難しい政治課題ではなかったはずだったと考える"

[cybo]

政権交代があれば自民も同じ事をやる。 > "国会で少数派にすぎない野党には、近いうちに政権を担うリアリティが全くない。中途半端に与党に協力しても飲み込まれるだけであり、協力を拒否して、徹底的に政府に反対"

[mekon]

「憲法改正」が遠のいたかは分からんが、与党側がミスを重ねたことは否定できないね。弱体化していても野党を侮ってはいけなかった。

[sugimo2]

"反対運動に参加した若者たちの多くは、日本政治のしくみがよくわかっていないので、本気で「廃案」に追い込めると信じているように思える"

[oye-como-va]

存立危機事態の定義、存立危機事態認定のタイミング、存立危機事態における武力行使が第三国に及ぶ可能性、後方支援における自衛隊員のリスク拡大の懸念

[nw_wind]

その効果はあったのか / 野党の質問が効果的だったのは、やはり「政権担当経験」を持ったからだろう。野党は、なにが政府にとって答えづらい、難しいポイントなのか、政府の立場を経験することでわかるようになってい

[kechack]

安倍政権が、野党の保守系議員と協議の場を設けて、彼らの考えを取り入れて妥協しながら進めていけば、たとえ社共が反対し、憲法学者が「違憲」と主張しても、国民的反対運動が盛り上がる余地はなかっただろう。

[Josequervo]

野党マスコミの利己的平和主義者の年寄共が亡くなるまで改正は難しいと踏んだんでしょ。それまでの備えを託すのが今回の法制で、安倍の代で慌てて改正する必要は当面無くなった。そこは織り込み済みでしょう。

[Untouchable]

「共産党を除くほぼすべての政党が政権担当の経験を持ったことの意義は、決して小さくなかった」そう信じたいものだ／安保法制の運用次第では、ワンチャンあるんじゃないかとは思うけど

[asamaru]

小選挙区制の帰結たる徹底した党派主義は味方を糾合し、党派内での勢力争いを制する上では強い。他方、反対党派を団結させる側面がある。憲法改正の法的条件を考えれば、党派主義的な総理の下での憲法改正は難しい。

[daybeforeyesterday]

うーむ