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アメリカ大統領選
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三浦 瑠麗 (みうら・るり) 1980年生まれ。国際政治学者。東京大学・日本学術振興会特別研究員/青山学院大学兼任講師。東京大学農学部卒業、公共政策大学院修了(専門修士)、大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。東京大学政策ビジョン研究センターの安全保障研究ユニット特任研究員を経て、日本学術振興会特別研究員、青山学院大学兼任講師。内政から国際政治を分析する切り口で、デモクラシーの対外政策の理論構築を専門とする。2014年初めから日本政治外交のブログ、「山猫日記」を執筆。単著に、『シビリアンの戦争―デモクラシーが攻撃的になるとき』(岩波書店、2012年)がある。 ――今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。 三浦 日本は自らの意思として大転換はしてこなかったけれど、じわじわと変化を迫られているということです。グローバル化や情報化の中で迫られる変化は逃れることのできない現実で、日本
サイトの更新中断のお知らせ 次世代の論客を応援するサイト「ジレンマ+」は、 この度、NHK出版Webサイトのリニューアルに伴い、 ひとまず、情報の更新を中断することになりました。 長いあいだご愛顧いただき、ありがとうございました。 2015.04.24 ――今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。 猪子 伝えたかったけど伝えられなかったことでもいいですか(笑)。子育ての話題が出たときに、「イクメンのように夫に育児の分担を求めることが解決ではない」ということを言ったのですが、それはなんでかというと、現実問題として、子どもが育ち終わるまで夫婦が一緒に暮らして、仲の良い状態でいるということ自体が、全体を考えるとマイノリティなのではないかと思っているからです。 世の中には未婚の人もいれば、離婚している人、籍は抜いていなくても事実上別居状態の人、シングルマザーの方だっています。つまり、男
サイトの更新中断のお知らせ 次世代の論客を応援するサイト「ジレンマ+」は、 この度、NHK出版Webサイトのリニューアルに伴い、 ひとまず、情報の更新を中断することになりました。 長いあいだご愛顧いただき、ありがとうございました。 2015.04.24 ――前回、国の会計は一般会計の95兆円だけではなくて、別に400兆円以上もの「特別会計」というのがあると教えてもらいました。 どうして一般会計のほかにわざわざいくつも予算をつくって、ややこしいことをするんですか? 小黒 おっしゃるとおり、本来であれば、予算は一つのほうがスッキリするに決まっていますよね。 一般会計予算は、税や公債などを財源として受け入れ、社会保障、地方交付金、教育、公共事業、防衛など国の基本的な政策の経費を賄う会計ですが、国の事業はそれ以外にもひじょうに広範囲にわたっています。 さらに、その内容も複雑化しているので、事業によ
寸 (スン) 慶應義塾大学環境情報学部卒。在学中よりカルチャー批評誌「モンスーン」の編集に携わる。またライターとして「relax」「スタジオボイス」「装苑」「美術手帖」などの雑誌に寄稿。2005年、株式会社ミクシィ入社。「mixiニュース」立ち上げと編成をおこなう。2012年、株式会社はてな入社。「はてなブックマーク」などのメディア開発にかかわる。2014年、デザイナー大原大次郎と新感覚の句集「ハロー風景」を発行。恵文社一乗寺店、下北沢B&Bで句会を催すなど、本からワークショップへ活動を広げている。 ――今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。 寸 テクノロジーと集合知がニュースを決める社会もそんなに悪くない、ということを伝えたいです。ニュースの世界でもロボットと人間は共生できると思います。人間の仕事は少なくなるかもしれませんが、詩を書いて心をうるおすことができます。ロボット
春名 風花 (ハルナ・フウカ) Twitterで17万人のフォロワーを持つ、現役女子中学生。2001年生まれ。子役として多くの番組やCMなどに出演し、NHK教育「ストレッチマンV」ではストレッチマンピンクでレギュラー出演中。はるかぜちゃん「@harukazechan」の愛称で親しまれる。 著書に『はるかぜちゃんのしっぽ(ω)』(太田出版)、近刊に『少女と傷とあっためミルク ~心ない言葉に傷ついた君へ』(扶桑社)。 ——今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。 春名 自分たちが使い方がわからないからといって、子どもから無闇にネットを取り上げてほしくないということです。ネットをちゃんと活用している子はいるし、一部の使い方がよくわかっていない子たちが問題を起こしているだけ。ネット自体が悪いわけではありません。それに、子どもは常に進化しています。子どもの成長に大人がついていけなかったら
2014年9月28日(日)0:00~01:00[9月27日(土)深夜]放送予定のニッポンのジレンマ「今そこにある 無業社会」収録後、西田亮介さんにインタビューを行いました。 西田 亮介 (ニシダ・リョウスケ) 1983年生まれ。立命館大学特別招聘准教授。専門は情報社会論と公共政策。著書に『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)、『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)、共著書に『統治を創造する 新しい公共/オープンガバメント/リーク社会』(春秋社)、『無業社会~働くことができない若者たちの未来~』(朝日新聞出版)などがある。 ——今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。 西田 「働く」ということ自体が昔と比べて変化してきているので、「若者は自分たちの問題を、いろいろな情報を参照しつつも、自分の頭で考えなければいけない」ということです。いろいろな
高橋 弘樹 (タカハシ・ヒロキ) テレビ東京制作局プロデューサー・ディレクター。1981年東京都生まれ。「TVチャンピオン」「空から日本を見てみよう」「世界ナゼそこに?日本人」ディレクター、「ジョージ・ポットマンの平成史」「家、ついて行ってイイですか?」「美しい人に怒られたい」「文豪の食彩」プロデューサー・演出。著書に「TVディレクターの演出術」(ちくま新書)、「ジョージ・ポットマンの平成史」(共著、大和書房)。 神原 今日のゲストは、テレビ東京の高橋弘樹さんです。高橋さんは「空から日本を見てみよう」、「家、ついて行ってイイですか?」、「ジョージ・ポットマンの平成史」を手掛けてこられました。どれも僕は、元々好きな番組で、ひとりの視聴者としていいなと思っていたのですが「誰が作ったんだろう?」と、たどっていったら、すべて高橋さんが作ったもので驚きました。 高橋 ありがとうございます。本日はよろ
堀口 美奈 (ホリグチ・ミナ) 1990年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、大手総合商社入社。日本人の父とトルコ人の母を持ち、人生の半分を海外(トルコ、パキスタン)で過ごす。語学は「語楽」をモットーに、日本語・トルコ語・英語・スペイン語・中国語の5ヶ国語を話すマルチリンガル。学生時代に「Ray」(主婦の友社)の専属読者モデルを経験し、テキーラマエストロでもある。就活を経験したばかりの社会人2年生であり、キャリアデザインに悩む就活生との交流も多い。 著書に『最初のペンギン ストーリーでわかる!らくらく外国語習得術』(講談社、共著)。 ――今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。 堀口 就職活動を行う際に、自分の考えだけにとらわれてしまうと視野が狭くなってしまうので、現実から離れるくらい、あえて引いて見てみることがすごく大事だと思います。 キャリアはデザインしていかなければいけな
――今回の番組収録のなかで、印象に残った話題や発言はありましたか。 與那覇 どの発言も、それぞれの方ならではの知見に基づく興味深いものばかりでしたが、「学生は大学をどう利用していくべきか」という話題での、マザーハウスの山崎大祐さんの答えが特に印象的でした。番組のハイライトだと思うので今は伏せておきたいのですが、実は僕も同じことを言おうとしていて、あれ、もう自分は言うことなくなっちゃうと困ったくらい(笑)。ビジネスをされている方の場合、ひょっとしたら「大学では、会社に入ってから役に立つこれとこれを身につけろ!」といった形の「正解」をお持ちだったりするのかなと思っていたのですが、完全に杞憂でした。むしろ、ビジネスの現場でできることとできないことを熟知されているからこそ、大学で過ごす時間ならではの意義というものを深く理解されているんだなと。すごくうれしかったですね。 いま、大学の教壇で本当にもっ
津田 大介 (ツダ・ダイスケ) ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。 大阪経済大学客員教授。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。 ――今回の番組の感想や、印象に残った話題などはありましたか? 津田 NHK「ニッポンのジレンマ」には初参加で、もっとアウェイな雰囲気なのかと思いましたが、意外と話せて良かったです。特に番組でMCを務めている古市憲寿さん。僕もラジオなどで
――今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。 佐々木 編集者という仕事はめちゃくちゃ面白くて、社会的ニーズが高まっている、ということです。なぜなら今、メディア業界が百年に一度くらいの大きい変化を迎えていて、その中で新しい作品をつくったり、新しい組織や業界のかたちをつくったりする際に主役になるのが編集者だからです。 ――今回の番組で“興味を持った、あるいは、印象に残った発言や話題”はありましたか。 佐々木 佐渡島さんの言葉は全部、実践に裏打ちされたものなので響きましたね。 特にネット上の課金について、コンテンツを売るだけではダメで、「時間」を売ったり、「利便性」を売ったりすることで課金する可能性があるのではないか、というお話がありましたが、それは私も常々考えていたことをうまく言語化してくださったので、非常に心に残りましたね。 それと、佐渡島さんが「もし、今のシステムがうまくで
武田 俊 (タケダ・シュン) 1986年 愛知県名古屋市生まれ。 KAI-YOU, LLC. ファウンダー/ディレクター。2011年、「すべてのメディアをコミュニケーション+コンテンツの場」に編集・構築するメディアプロダクション、KAI-YOU, LLC.(合同会社カイユウ)を設立。編集者、エンジニア、UI/UX/3DCGデザイナー、Webディレクター、イベントプランナー、イラストレーター、シナリオライターなど様々なスタッフを擁し、新しいメディアとコンテンツ、ユーザーの関係を「編集」すべく多くのプロジェクトを展開中。 ――番組出演にあたって、いちばん伝えたかったことは何ですか。 武田 収録では、「編集者」のなかでも出版業界の話がメインとなりましたが、個人がメディア化している現在のWeb状況を見据えると、これまで出版業界のなかで培われてきた「編集」というスキルが、業界内に伝わる秘術としてでは
――今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。 佐渡島 僕は、今の出版社の状態を、批判しようとは思っていません。「こういうところに問題がある」と言うと、批判だととられてしまいがちなんですけれど、そうではなくて、僕も答えがわからなくて、答えを探すためにがむしゃらになれる場所が欲しいと思って、ベンチャーをやり始めたという感じなんです。そこがよく誤解されるので、誤解を受けないように喋りたいですし、制作者には誤解を生まないよう編集作業をしてほしいと思っています。 ――今回の番組で“興味を持った、あるいは、印象に残った発言や話題”はありましたか。 佐渡島 丹所さんが、「東京ではなく、京都にいたから気付いたことがある」と言っていたのは、その通りだなと思いますね。やはりベンチャー企業だと、自動的にお金が入ってくる仕組みがないので、止まったら倒れちゃうということもあり、だから僕は日々、慌ただ
丹所 千佳 (タンジョ・チカ) 1983年京都府京都市生まれ。編集者。京都府立嵯峨野高校京都こすもす科人文芸術系統を卒業後、東京大学文学部卒業。専攻は美術史学。2006年、株式会社PHP研究所入社。東京の新書出版部を経て、2009年より京都のPHPスペシャル編集部で月刊誌の編集に携わる。2013年11月に、文藝ビジュアル誌『mille』(PHPスペシャル12月増刊号)を新たに発刊。編集および広報宣伝をほぼ一人で担当。販売・営業にも関わった。 —番組出演にあたって、いちばん伝えたかったことは何ですか。 丹所 「出版不況」をどうするのか、編集者にできることは何か、「読者」はどこにいるのか。このテーマは私自身考えたいことであり、考えなくてはいけないと思っていたことでした。他の出演者の、活躍されている方々の話を直接聞いてみたいという好奇心もありましたので、いいきっかけをいただけました。 今の出版業
消費をしない、草食化、元気がない……ネガティブな印象で語られがちな昨今の若者たち。時代の先を行く若者たちと、彼らをターゲットとしたい企業やメディアが共に幸福になれる道はあるのでしょうか? 経済的に成熟した日本に生まれた堅実な消費者として、ポジティブに捉えるためのキーワードを、若者研究をけん引する原田曜平さんが解説します。 原田 曜平 (ハラダ・ヨウヘイ) 1977年東京生まれ。(株)博報堂ブランドデザイン若者研究所アナリスト。2003年JAAA広告賞・新人部門賞を受賞。主な著書に『10代のぜんぶ」』(ポプラ社)、『中国新人類・80后が日本経済の救世主になる!』(洋泉社)、『情報病 なぜ若者は情報を喪失したのか?』(角川書店)、『近頃の若者はなぜダメなのか? 携帯世代と「新村社会」』(光文社)、『さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち』(角川書店)、『ヤンキー経済 消費の主役・新保守
2013年夏、ネット選挙が解禁されました。政治的有効性感覚が乏しいとされる日本の若年層が政治に関心を持つには? 今回の対談では、アーティストとアカデミズムの出会いが、互いにとって幸福な結果を生みました。「選挙フェス」で一躍注目されたミュージシャン・三宅洋平氏は、自らのエモーショナルな政治観を論理的に説明してくれる存在を必要とし、ネット選挙を研究してきた情報社会学者・西田亮介氏もまた、若年層を政治に引き込むプラグマティストを研究対象としています。ネット世代の2人が考える、人を政治に巻き込む方法とは? 「応援」はされたくない 西田 前編では、三宅さんの選挙フェスにおける、強い主張を表に出していかないスタイルとコミュニケーションの形式を、肯定的に見てきました。今度は、ひとまず2点のリスクについてお伺いしてみたいと思います。 一つは、ある論文で僕は三宅さんのことを「ハーメルンの笛吹き」に例えたので
2013年夏、ネット選挙が解禁されました。政治的有効性感覚が乏しいとされる日本の若年層が政治に関心を持つには? 今回の対談では、アーティストとアカデミズムの出会いが、互いにとって幸福な結果を生みました。「選挙フェス」で一躍注目されたミュージシャン・三宅洋平氏は、自らのエモーショナルな政治観を論理的に説明してくれる存在を必要とし、ネット選挙を研究してきた情報社会学者・西田亮介氏もまた、若年層を政治に引き込むプラグマティストを研究対象としています。ネット世代の2人が考える、人を政治に巻き込む方法とは? 新しい選挙運動、「選挙フェス」 西田 皆さんこんばんは。立命館大学の西田と申します。今日はミュージシャンの三宅洋平さんをお迎えして、2013年9月に出した僕の本 『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』とからめてお話をさせていただきたく、三宅さんに来ていただいた次第です。三宅さん、はじめまして。
2014年1月1日(水)23:00~25:30放送予定のニッポンのジレンマ・元日スペシャル「僕らが描く この国のカタチ2014」収録後、藤村龍至さんにインタビューを行いました。 藤村 龍至 (フジムラ・リュウジ) 1976年生まれ。建築家、ソーシャル・アーキテクト。東洋大学専任講師。住宅や集合住宅、教育施設の設計と共に、公共政策や国土計画の構想に精力的に取り組む気鋭の建築家。大規模な国土開発の歴史を批判的に捉えながら、JRの区分けに基づく経済圏やインフラ輸出を提案し、注目を集める。さらに東京郊外を舞台に、老朽化した公共施設の再編成に行政や住民とともに取り組み、ソーシャルデザインに役立てるプロジェクトを推進している。共著に『現在知vol.1郊外その危機と再生』(NHKブックス)などがある。 ――今回の番組で“もっとも伝えたかったこと”は何でしょうか。 藤村 番組のタイトルが「この国のカタ
2014年1月1日(水)23:00~25:30放送予定のニッポンのジレンマ「僕らが描く この国のカタチ2014」収録後、與那覇潤さんにインタビューを行いました。 與那覇 潤 (ヨナハ・ジュン) 1979年生まれ。歴史学者。愛知県立大学准教授。専門は日本近現代史。著書に『翻訳の政治学』(岩波書店)、『帝国の残影』(NTT出版)、『中国化する日本』(文藝春秋)、『史論の復権』(新潮新書)、共著に『「日本史」の終わり』(PHP研究所)、『日本の起源』(太田出版)など。 ――今回の番組で“もっとも伝えたかったこと”は何でしょうか。 與那覇 いまある「国のカタチ」は、私たちの選択の結果なんだ、ということですね。歴史上のある時点で我々がなにかを選択して、その結果いまのような国があるのだと、そういう認識を持てるかどうかが重要だと思うんです。 もちろん選択したといっても、なんでもかんでも自由に選べるわけ
2013年12月22日(日)0:00~1:15〔土曜深夜〕放送予定のニッポンのジレンマ「僕らの新グローカル宣言」収録後、新雅史さんにインタビューを行いました。 新 雅史 (アラタ・マサフミ) 1973年生まれ。社会学者。現在、学習院大学大学院ほかで非常勤講師を務める。また、東京大学大槌町・仮設まちづくり支援チームのメンバーとしても活動している。著書に、『商店街はなぜ滅びるのか―社会・政治・経済史から探る再生の道』(光文社新書)がある。最新刊は『「東洋の魔女」論』(イースト・プレス)。共著に『大震災後の社会学』(講談社現代新書)、『現在知vol.1郊外その危機と再生』 (NHKブックス)などがある。 ――今回の番組で“もっとも伝えたかったこと”は何でしょうか。 新 今回のテーマは「グローカル」ということでしたが、いうまでもなく、この言葉はグローバルとローカルの造成語です。では、グローカル
2013年12月22日(日)0:00~1:15〔土曜深夜〕放送予定のニッポンのジレンマ「僕らの新グローカル宣言」収録後、鈴木謙介さんにインタビューを行いました。 鈴木 謙介 (スズキ・ケンスケ) 1976年生まれ。関西学院大学社会学部准教授。専門は理論社会学。TBSラジオ「文化系トークラジオ Life」のメインパーソナリティを務めるなど、多方面に活躍。著書に『カーニヴァル化する社会』(講談社現代新書)、『ウェブ社会の思想』『ウェブ社会のゆくえ』(NHKブックス)、『SQ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。 ――今回の番組で“もっとも伝えたかったこと”は何でしょうか。 鈴木 端的に言ってしまえば、「グローカル化」は古くて新しい問題であると同時に、未来への可能性を示しているということでしょうか。 今回は長崎大学での公開収録でしたが、じつは九州にとって「グローカル化」はゆかりが深いテー
今年のはじめに起こったアルジェリアの人質事件は、日本政府の危機管理に対する様々な問題点を浮かび上がらせました。安倍政権のもとで日本版NSC(国家安全保障会議)の創設に対する気運が高まるなか、はたして国家や組織は情報をいかにして扱うべきなのでしょうか。インテリジェンスに関するホットな議論を、情報史の第一人者である小谷賢さんに解説していただきます。 小谷 賢 (コタニ・ケン) 1973年、京都府生まれ。防衛省防衛研究所戦史研究センター主任研究官。専門は、イギリス政治外交史、インテリジェンス研究。著書に『イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か』(PHP新書)、『インテリジェンス 国家・組織は情報をいかに扱うべきか』(ちくま学芸文庫)、『日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか』(講談社選書メチエ)など。 ■NSCとNSAはどう違う? 最近のエドワード・スノーデン氏の事件を受けて
サイトの更新中断のお知らせ 次世代の論客を応援するサイト「ジレンマ+」は、 この度、NHK出版Webサイトのリニューアルに伴い、 ひとまず、情報の更新を中断することになりました。 長いあいだご愛顧いただき、ありがとうございました。 2015.04.24
2013年12月1日(日)0:00~1:00〔土曜深夜〕放送予定のニッポンのジレンマ『新TOKYO論』収録後、藤村龍至さんにインタビューを行いました。 藤村 龍至 (フジムラ・リュウジ) 1976年生まれ。建築家、ソーシャル・アーキテクト。東洋大学専任講師。住宅や集合住宅、教育施設の設計と共に、公共政策や国土計画の構想に精力的に取り組む気鋭の建築家。大規模な国土開発の歴史を批判的に捉えながら、JRの区分けに基づく経済圏やインフラ輸出を提案し、注目を集める。さらに東京郊外を舞台に、老朽化した公共施設の再編成に行政や住民とともに取り組み、ソーシャルデザインに役立てるプロジェクトを推進している。共著に『現在知vol.1郊外その危機と再生』(NHKブックス)などがある。 ――今回の番組で“もっとも伝えたかったこと”は何でしょうか。 藤村 東京が湾岸を中心としてこれから大きく変わって行くぞというこ
2013年12月1日(日)0:00~1:00〔土曜深夜〕放送予定のニッポンのジレンマ『新TOKYO論』収録後、齋藤桂太さんにインタビューを行いました。 齋藤 桂太 (サイトウ・ケイタ) 1987年生まれ。アーティスト。「渋家」代表。Gallery Ajitoキュレーター。異なるジャンルのクリエーターが1つの家をシェアするコミュニケーションスペース「渋家」を創設。そこに集うメンバーと共に様々な作品を生み出している。 ――今回の番組の感想や、印象に残った話題などはありましたか。 まず新雅史さんの”アントレプレナー”の話はアーティストにとっても重要な話だと思いました。僕は「渋家」という場所を作り、アーティストとして活動していますが、アーティストはアントレプレナーと同じくらい「どうやってマネタイズするか」という問題に対して切実だからです。番組のなかで「渋家」および「公共のテーブル」のプレゼンをしま
『東洋経済オンライン』の編集長に就任後わずか4か月で同サイトをビジネス誌系ウェブサイトNo.1に導き、米国大学院の留学経験を基に書いた著書『米国製エリートは本当にすごいのか?』も5万部とベストセラーになるなど、メディア業界の注目を集める佐々木紀彦さん。いかにして老舗経済誌のウェブサイトのリニューアルを成功させたのか。また、これからのメディア業界に求められる人材について、ともに考えます。 佐々木 紀彦 (ササキ・ノリヒコ) 1979年生まれ。「News Picks」編集長。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2009年にスタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。『週刊東洋経済』編集部、「東洋経済オンライン」編集長を経て、2014年7月より現職。著書に『米国製エリートは本当にすごいのか?』『5年後、メディアは稼げるか』など。 神原 一光 (カンバラ・イッコウ) 1980年生まれ。NH
平野 啓一郎 (ヒラノ・ケイイチロウ) 1975年、愛知県生まれ。小説家。京都大学法学部に在学中に執筆した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。主な作品に『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『かたちだけの愛』、『空白を満たしなさい』など。そのほかの著書に、エッセイ集『モノローグ』、対談集『ディアローグ』、新書『私とは何か――「個人」から「分人」へ』など。 ――今回の番組で“もっとも伝えたかったこと”は何でしょうか。 平野 芸術作品の競争相手は、むしろ芸術の外側にあるということです。今までは過去の作品を乗り越えようとして、新しい作品が生み出されてきました。しかし、これだけ多くの娯楽が存在し、テクノロジーが人々を魅了するなかで、そもそも「なぜ、あえて芸術なのか」ということが問われている。作品のあり方にしても、今は問
スプツニ子! (スプツニコ!) 1985年生まれ。アーティスト。ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学科および情報工学科を20歳で卒業後、英国王立芸術学院(RCA)デザイン・インタラクション科修士課程を修了。在学中より、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させた作品を制作。主な展覧会に、「東京アートミーティング トランスフォーメーション」(東京都現代美術館、2010)「Talk to Me」(ニューヨーク近代美術館(MoMA)、2011)など。2013年よりマサチューセッツ工科大学(MIT) メディアラボ Assistant Professorに就任。 ――今回の番組で“もっとも伝えたかったこと”は何でしょうか。 スプツニ子! これからは、マスメディアだけではなく、個人がソーシャルメディアで受信・発信しながら表現する時代です。私も作品を作る際にわからないことがあれば、
コミュニティデザイナー・山崎亮さんと、哲学者・國分功一郎さんの対談第3回は、前回の“つながり”の議論を経て、より広い視点へとシフトしていきます。経済的な豊かさが達成された「豊かな社会」に潜む、満たされなさの本質とは。住む場所への参加は、その日常にどんな可能性をひらくのか。現代社会の課題だと思われているこうした問いも、かつて同じように悩み、答えを出そうとした人々がいました。「小さな参加の革命」、いよいよ最終回です。 忘れられたもう1つの社会主義 國分 山崎さんと僕ですごく共感する部分は、二人ともウィリアム・モリス、そしてその師匠のジョン・ラスキンに関心があることなんですよ。 山崎 國分さんの『暇と退屈の倫理学』の裏表紙には、モリスの言葉が引用されていますよね。 國分 そうなんです。ウィリアム・モリスという人は19世紀のイギリスの思想家で、デザイナーで、建築家であるというような、本当に多くの顔
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