「幻の３００勝投手」「稲尾２世」守備の名手で通算本塁打も１３本と打って守れた池永正明さん…評伝 - スポーツ報知

プロ野球・西鉄ライオンズ（現西武）の伝説の名投手、池永正明（いけなが・まさあき）さんが、がんのため死去したことが２６日、分かった。７６歳だった。高卒新人でいきなり２０勝を挙げ新人王を獲得。入団５年で９９勝を挙げる天才投手だったが、球界を揺るがせた「黒い霧事件」で１９７０年に永久失格処分（永久追放）を受け、２００５年に復権するなど波乱万丈の人生だった。通夜、葬儀・告別式は家族葬で行われる。 ＊ ＊ ＊ 永久追放から３５年を要して復権を勝ちとった２００５年、池永さんは「本当に来たかという感じ。感激というか、うれしい。（この日が来るまで）つらいことは一つも無かった。一生懸命頑張ってきましたから」と語った。 １９７０年に同じように永久追放になった選手の多くが行方をくらますケースが多かったが、自らの無実に確信を持っていた池永さんは、地元・博多でバーを営み逃げ隠れすることなく人生を歩んできていた。 多