遠い復興：東日本大震災 石巻・開成仮設から／上 ５年８カ月、仮設で妻は逝った 出たくても出られない | 毎日新聞

仮設住宅で妻を亡くし、一人になった佐藤久さん。運転免許証を返納し、今は一日の大半を部屋で過ごす＝佐々木順一撮影 早朝の地震はプレハブの薄い壁をゆらゆらと揺らした。１１月２２日、宮城県石巻市。１人暮らしの佐藤久さん（８７）は洗面台で顔を洗っていた。暗いうちに起きるのは海辺暮らしの習いだ。 東日本大震災のことが頭をよぎったが、神奈川県に住む娘からの電話に「内陸だから何も心配ねえ」と伝えた。「だいたい、もう流されるものなんてねえっべちゃ」 被災地最大の１１４２戸が並ぶ仮設開成住宅団地。震災から５年８カ月がたつが、ここを出るめどはない。

[daybeforeyesterday]

うーむ

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自主避難者よりもこちらを救うことが先決。