生態系守る、モデル水路 「農都のまほろば」披露 コンクリート造り 水草生え、魚も住める 丹波篠山 ／兵庫 | 毎日新聞

コンクリートの壁面と底に穴を開け、土を露出させた水路。幅が狭い水路にも使えるよう、市職員がコンクリート製品製造会社と協力して作った＝兵庫県丹波篠山市西本荘で、幸長由子撮影 丹波篠山市は18日、生物多様性に配慮したモデル水路を同市西本荘地区に整備し、関係者に披露した。水路には魚などの隠れ場所となる草や水草が生えるようコンクリート壁に穴が開けられており、「農都のまほろば水路」と名付けられた。【幸長由子】 三面がコンクリートで覆われた水路は、水漏れしにくく、泥上げや草刈りの負担は少ないものの、流れが単調で、ゆるやかな流れを好むドジョウやメダカが住みづらく、吸盤のないトノサマガエルが落ちるとはい上がることができず死んでしまうことがあるなど、生物多様性保全の観点から問題が指摘されている。 丹波篠山市は、生態系を守るためにコンクリートを使わない素掘り水路の保全を推奨しているが、管理の負担が大きいことか

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（毎日）丹波篠山市は、生物多様性に配慮したモデル水路を西本荘地区に整備し、関係者に披露した。水路には魚などの隠れ場所となる草や水草が生えるようコンクリート壁に穴が開けられており、「農都のまほろば水路」