難関大学狙いがトレンド? 「強気」の姿勢支えるもの 河合塾の分析 | 毎日新聞

2月下旬に始まる国公立大2次試験に向け、受験生による出願先の絞り込みがヤマ場を迎えている。 大手予備校は大学入学共通テストの分析を背景に、「難関大志向」が強まると予想する。河合塾教育研究開発本部の近藤治主席研究員によると、受験生の「強気」を支える要素は複数あるという。【聞き手・斎藤文太郎】 共通テストの平均点が上昇 ――出願動向をどのように分析しましたか。 ◆自己採点結果の分析では、難関大への出願予定者が前年より10％以上増えました。理由としては、共通テストの平均点が上がったという点が一番大きいと思います。 難関大は2次試験の配点が高いですが、そうは言っても共通テストの結果が受験生に与えるインパクトは大きい。共通テストで点数が取れないと志望校を変える、というのが通例でした。 そういった意味では今年、難関大を目指す受験生の多くは思ったような点数を取れたのだと思います。1年間目標に掲げていた第