入社3日で「辞めたい」と言い出した新入社員に社内から賞賛の嵐 なぜ？（横山信弘） - エキスパート - Yahoo!ニュース

「わかりました。辞めさせていただきます」 入社して3日目で退職を宣言した新入社員のことが、社内で話題になっている。普通なら「早すぎる判断だ」「もう少し頑張ってみれば」といった反応が返ってくるだろう。ところが、この新入社員の選択に対して社内では賞賛の声が上がっている。 なぜ、このような異例の反応が起きているのだろうか？ 実はこの新入社員が持っていた心理学の知見が、多くの社員の共感を呼んだのである。 そこで今回は入社3日で退職を決意した新入社員の事例から、組織における「変化」の本質について解説していく。部下育成に悩むマネジャーはぜひ最後まで読んでもらいたい。 ■心理的安全性を掲げる組織での矛盾 この新入社員（Sさん）は大学で心理学を専攻していた。入社式を終え、上司である営業課長から強い口調でさまざまな指導を受けた。配属先の営業課に案内された直後からだ。 「いつまでも学生気分でいるな」 「社会人