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メソポタミアのボート三人男 第十三回/高野秀行|集英社文庫
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メソポタミアのボート三人男 第十三回/高野秀行|集英社文庫
【第十二回】 6-5 大峡谷の探検(前編) 朝、まだ暗いうちにホテルを出て荷物をレザンの車に積み込み、... 【第十二回】 6-5 大峡谷の探検(前編) 朝、まだ暗いうちにホテルを出て荷物をレザンの車に積み込み、出発した。 なぜ舟旅をしている私たちがホテルに宿泊していたのか? 話せば長い話に……ならない。簡単である。ディヤルバクルを出て三日目、ヘドロの水たまりのような川が延々と続き、とうとう我らトリアーナ二名の心が折れてしまった。 「もうダメだ!」「やめましょう!」目的地まであと五キロほどを残したところで舟を撤収し、付近の大都市バトマンのホテルに宿をとったのだ。そして、最悪の汚染地帯が終わった地点から舟旅を続行しようとしていた。 私たちは道路に車を止めると、舟やキャンプ装備をかついで藪やぶだらけの斜面を下り始めた。さんざん道に迷ってから川に出た。岸辺は草地や川原ではなく、大きな岩が剥き出しになっていた。川下には高い岩壁が見える。 ──ついに来てしまった……。 私は大きく息をついた。この先にメソポタ