破壊された練習場、地下で避難生活 至学館大合宿のウクライナ選手、戦争の怖さ語る：中日新聞Web

ロシアの軍事侵攻を避け、大府市の至学館大で合宿しているウクライナのレスリング女子代表チームの選手らが二十六、二十八の両日、大学の講義で登壇し、母国の置かれた悲惨な状況を語った。 谷岡郁子学長らが受け持つ一年生必修の教養科目「大学論」で、二十六日には健康科学部体育科学科の約百人が受講した。チームのマネジャー、アンドリイ・ヴォロンツォフさん（３３）と選手ら五人が登壇。五人がそれぞれの居住地で経験した侵攻直後の様子や避難生活を紹介した。ミサイル警報のサイレン音や動画を交えた生々しい内容に、選手やコーチたちも涙を流したり目頭を押さえたりして、互いの発表を聞き入った。...