【カストロ前議長死去】キューバ、服喪期間始まる 「フィデル万歳」母校に数百人の学生 機関紙の赤い題字が黒に

【ニューヨーク＝上塚真由】１９５９年のキューバ革命の指導者、フィデル・カストロ前国家評議会議長の死去を受け、キューバは２６日から９日間の服喪期間に入った。１２月４日まで政府機関や軍事施設で半旗が掲げられ、公的行事が中止されるなど、追悼の動きが広がる。 ２５日の死去から一夜明け、キューバ各地では追悼集会が開かれた。ロイター通信によると、フィデル氏の母校、ハバナ大学には数百人の学生が集まり、キューバ国旗を降って「フィデル万歳」と大合唱した。ＡＰ通信によると、ハバナ市内のショッピングモールは買い物客でにぎわっていたが、いつもは店頭で鳴り響く音楽が聞こえなかったという。目立った混乱は伝えられていない。 題字や見出しが赤い共産党機関紙グランマなどの新聞は、全て黒い文字で印刷されたほか、ラジオとテレビは服喪期間中、報道番組や愛国的番組、歴史番組に限定して放送する。 弟のラウル・カストロ議長は２５日、フ

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