先日、ある人のフェイスブック投稿をきっかけに森美術館で開催されている〈塩田千春展:魂がふるえる〉を鑑賞した。 作家の作品は、2019年3月の香港アートバーゼルでいちど観ていた。そこからSNSを通じて東京展があることを知り、その日に足を運んだ。森美術館でのレイアウトは代表的な糸のインスタレーション作品に加え、作家自身が作品の一部となるパフォーマンスや、手がけた舞台美術、子供たちに「たましいってどこにあるの?」とインタビューした動画作品で構成されていた。このスペースを広く使った展示に満足し、私のフェイスブックでも投稿した。 もちろん内容は良かったが、印象的だったのは美術館の「作品は撮影可能です」と入口に掲げたボードだった。 この流れーアートの内容を公開し共有することーは、今では当たり前の行動になっている。しかし森美術館では、2009年に展示されたアイ・ウェイウェイ[艾未未]の展示がはじめて撮影
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