「今日はいい試合だった。次はより改善できると信じている」とセカンドレグへの自信を伺わせるコメントを出したグアルディオラ。 後半なかば、ジョゼップ・グアルディオラが手に持っていたペットボトルを地面に投げつけた。 彼が感情を抑えきれずに激昂するのは稀だ。しかしこの日のサンティアゴ・ベルナベウには、珍しく怒りを露骨に表に出す指揮官の姿があった。 それも理解できる。1-0でレアル・マドリーが勝利したこの試合(グアルディオラにとってはベルナベウで初の敗戦だ)、データを見てみると、バイエルンは試合を通じて70%近いポゼッションを保っている。前半に関しては73%と、力の拮抗するCL準決勝では驚異的ともいえる数字をたたき出している。 バイエルンは圧倒的なポゼッションを武器に、90分間のほとんどの時間をマドリー陣内でプレーした。アラバとリベリーは左サイドを押し込み、右ではロッベンが再三仕掛けた。獲得したコー