いつだったか、わたしが癌の手術をした頃だったので、今から4年前ぐらい前だったか、このはてなブログがリニューアルされることになり、ブログの文章とつなげていたリンクが切れてしまった。リンクを復活するのも手間がかかるので、放っている。ご容赦頂ければ有り難いと思う次第です。 (某年某月某日記す) ドストエフスキーが『スチェパンチコヴォ村とその住人』で使っている「偽りの自尊心」という言葉を、わたしが「自尊心の病」という言葉に言い換えて使い始めたのは、『ドストエフスキーのエレベーター――自尊心の病について』(p.26)でも述べたように、1995年に大阪府立大学に勤め始めてすぐのことだ。 しかし、論文で「自尊心の病」という言葉を使い始めたのは何時だろうと思って、調べてみたら、「あなたには癒しでも私には暴力――物語と最初の暴力」(2002)が最初のようだ。 京大の作田啓一氏がわたしの『スチェパンチコヴォ村