「軍事力がないと侵略されるよ!」・・・そりゃそうです。当たり前です。小学生でも分かることです。 ですからこれらをまとめて「小学生レベルの発想」と言います。小学生のまま思考が停止している人には、なぜ曲がりなりにも非武装中立論が100年以上存在しているのかは説明できません。小学生レベルの議論で済む話なら、こんな理論はとっくに政治学の世界から抹消されてるんですよ。 ではなぜ現代も非武装中立という理論が存在するのか。(←もう存在なんかしていない!って言う人はまさかいないよね)。それは、非武装中立とは「政治学上究極の正論」だからです。そして人類史上、本当の意味でまだ成し遂げられたことがありません。 これがただちに成り立ち得ないのはなぜか。特に日本では、現在の国際情勢からみると不可能であり、今後もたぶん不可能です。なぜかといえば、非武装中立論は国際関係学上の概念なので、日本一国の財政的な面だけで考えて