「厳重警戒」でも持久走 浜松の中学、熱中症２２人搬送 | 静岡新聞浜松市中区布橋の静岡大付属浜松中（丹沢哲郎校長、生徒３５６人）で１１日、生徒２２人が熱中症などの症状で市内の病院に救急搬送された問題で、同校は気温や湿度から熱中症の危険度を数値で表す機器・熱中症チェッカーの測定結果が「厳重警戒」を示したにもかかわらず、持久走を実施したことが、同校への取材で分かった。 同校の校務主任は持久走を実施した理由について「３年生は（持久走などの体力テストの結果が）調査書に反映されるため、体力が落ちる夏までにテストを実施するのが通例。１学期のうちにやっておきたかったので、やむを得なかった」と説明した。 主任によると、チェッカーの測定結果と、事前に行った生徒の健康チェックなどを総合的に判断して持久走を実施したとしている。スタート直前の午前８時半にチェッカーで測定したところ、気温が２９度、湿度は７１％だったという。 同校や静岡大によると、３年生の体力テストは６月２７
