パート厚生年金加入、範囲が焦点=11月末にも改正案骨格-政府・与党 2019年11月03日16時14分 公的年金の制度見直しに向けた政府・与党の議論が本格化している。パート労働者の厚生年金加入を増やす「適用拡大」は、どこまでを対象とするかが焦点。労働者にとっては老後の給付を上積みできるが、企業にとっては保険料の折半負担が経営の重荷となる。政府・与党は早ければ11月末にも改正案の骨格を固める方針だが、調整は難航も予想される。 【世相コラム】もらえない「最後の年金」、その行方~「国庫に戻る」のは…~ 厚生労働省は、少子高齢化が進む中でも年金制度を持続させるため、女性や高齢者に労働参加を促し、「支え手」に回ってもらう方針。その柱の一つが適用拡大だ。厚生年金の現在の加入対象は▽週労働20時間以上▽月額賃金8万8000円以上▽従業員501人以上の企業-などを満たすことが条件。 従業員規模要件について