アップル最新OSガイド iPhoneの「CarPlay」で車のナビや音楽を操作、エンジン始動に対応した車種も 2024.03.08
2009/01/31 當山日出夫 『漢和辞典に訊け!』(ちくま新書).円満字二郎.筑摩書房.2008 昨年末に出た本であるが、ようやく、積んである本のなかから出してきて読んだ。その代わりに新しく積み上がった本に、『日本語活字ものがたり』(小宮山博史、誠文堂新光社)があるが、この本については、後ほど。 先のメッセージに書いたとおり、ようやく、新常用漢字表(仮称)の試案が、決定のはこびとなった。小形克宏さんのブログによる。 まずは、時宜を得た出版である。新常用漢字との関係でいえば、「正しい文字」とは何か? という実践的な(字書の編集者の立場から)問いかけである。 もし、正しい字=正字体=旧字体=康煕字典体、であると考えるとするならば、こんな図式はなりたたない。細かな点では、明朝体のデザインの問題にもおよぶ。(実は、この点は、先日の、情報処理学会CH81で、横山さんたちとの発表で問題になった点で
2009/01/31 當山日出夫 以前に書いたメッセージに、コメントをもらっている。参議院の速記の件。 2009年1月4日 これについては、ネット上では、次の記事で確認できる。「参議院の速記をパソコンで」 http://slashdot.jp/article.pl?sid=06/05/03/2232243 テープレコーダーなど、音声記録の手段をもたなかったとき、速記というのは、話したままを記録する、有効な(あるいは、唯一の)手段であったのかもしれない。逆に、原稿に書いたままを読み上げるなら、また別だが。 これは、冗談として言っているのではない。かつて、アサヒネットが、パソコン通信の会社だったとき、オフ会で、参議院の速記担当者と話して、「どうせ、官僚の書いた作文原稿を読み上げるだけの議会の議事録なら、いっそのこと、それをそのまま使ったらどうですか」と言ったら、苦笑していた。 ところで、「速記
⇒ホームレスの親父が死んだ ひどい憎しみだけを子供に残していく親もいるが。 それでも人は人だということだろうと思う。 それでも親は親だろうとも。 忘れられるなら忘れてもいいとも思う。 忘れなくてもいいとも思うが。 生きてみると、人はそう運命を越えられるものではないと思う。
わたし、男子校出身です。 日曜の朝、サンデージャポンを見ていると、ゲストとしてよく出てくる女の子が椿姫 彩菜だった。番組内のコメントでべたついた話し方で「わたしたち女の子は」みたいな、女の子カテゴリーの発言が好きな女の子という印象だった。「わたし、男子校出身です」という著書があるということで。男子校出身という言葉を、なんかこう簡単に人の興味を惹こうとするキーワードみたいな印象も持ってた。 急にその本に興味を持ったのは、サンデージャポンの中で、彼女の親が彼女が彼女であることに対しての受容に苦労したという話から。自分が自分であることを受け入れてもらえないこと、我が子に対して、その子がその子であることを受け入れることが難しいこと。そのことにぐぐっと関心を持たされて「読みたい」と思った。 で。読んだ、と。 ばばばば。一気読み。おもしろかった。読み進めているときに、ぞわっと鳥肌が立ったのがこの部分。
今回は、言語の意味に関する考察を通し「思考し続ける」という哲学本来の営為を生涯徹底したウィトゲンシュタイン(オーストリア、1889~1951。代表作に『論理哲学論考』、『哲学探究』)と共に、情報・言語・他者と向き合う際の態度について考える。慶應義塾大学文学部哲学専攻の飯田隆教授に話を聞いた。 * * * ―ウィトゲンシュタインが後期の『哲学探究』で用いた「言語ゲーム」という概念について。 「言語ゲーム」とは、言葉の意味が問題となるとき、その意味を明らかにするためにはそれがどう使われているかをみよというウィトゲンシュタインの考え方から出てきたものです。言葉はどれも何らかの人間的活動と密接な関係をもち、そうした活動はさまざまです。言葉の意味とはこれこれこういったものだと主張することは、不当な抽象や一般論につながります。 ―「言語ゲーム」から我々が学び得ることとは。 彼は言語自体に関心があっ
イタリアの建築家にレンゾ・ピアノという人がいる。関西国際空港や銀座にあるガラスキューブのエルメスの建物は彼の作品である。記憶に残ってしまうような作品を作る建築家である。 その彼の代表作にパリのポンピドゥー・センターという現代美術の美術館がある。 建物が出来て間もない頃、ある日、彼がその近くを歩いていると、ひとりの足の悪い老女が道を尋ねてきた。杖をついたその老女をしかるべき目的の場まで導き、この親切なイタリア人にいたく感じ入った老女は感謝しながら、彼のことを聞く。 「私はレンゾ・ピアノというんです。」 そして背後にあるポンピドゥーセンターを指差し、 「ほら、あの建物を作ったのは私なんです」 すると件の老婆、いきなり彼を杖でバンバンと彼を叩きはじめた。 「パリに、こんな醜悪な建物をつくりおって!この!」 ポンピドゥー・センターが出来た当初、かなり不評だったという話は聞いた。確かに工場みたいな、
イタリアにしばらく留学していた友人司祭はイタリア状況ヲチをしていたりしているようで、イタリアにおける先のピオ10世会問題の状況を教えてくれた。 なんでも、アブラハモビッチとかいうピオ10世会の司祭が同じように「ガス室はなんてないよ」などと言ったとかで、イタリアでも吹き上がっているようです。リッパブリカなど左翼系の新聞がここぞと叩きまくっておるようで、ナニかイタリアもすごいことになっている模様。いやはや。 教えてもらった記事を早速ググって見た。 ▼Prete lefebvriano: "Camere a gas per disinfettare"Ma la sua comunità: "Posizione personale" http://www.repubblica.it/2009/01/sezioni/esteri/benedetto-xvi-29/prete-lefebvriano/
やぶさんに教えてもらった愛知教育大学図書館の蔵書放出で、ホンスミさんにお願いしてゲットしてもらった一冊。昭和18年の刊行で、奥付を見ると「一0、000部」「三圓六十銭」とある。著者検印が廃止される前なので、和辻の印もちゃんとある。 「日本倫理思想史 第一巻」と記載されているけれど、戦後構想をあらためて現在刊行されている『日本倫理思想史』へと発展し、『尊王思想とその伝統』はその中へと吸収されているとのこと。 本書は我国倫理思想の根幹をなせる尊王思想について歴史的概略を試みたものである。 まさにタイトルそのまんまの本なのだけれど、めっぽう面白かった。 まず、前編「尊王思想の淵源」において、邪馬台国、卑弥呼の時代から説き起こし、律令時代までに、尊王思想が「国家」「国民」の礎となり自覚を呼び起こしたと和辻は言う。 このあたりは国粋主義と切っても切れない復古主義にもとづく、よくある神代礼賛かなと思っ
敗戦後の歴史的現実において「観念論から唯物論への過渡」を哲学した珠玉の論集。卒論「親鸞に於ける自然法爾の論理」から「民衆に捧げる知識」への若き梅本克己の苦悩と情熱。 滅法面白かった。無論、コムツカシイ哲学議論の十分の一も解っていない。それでも、滅法面白く読めた。『唯物史観と道徳』を読んだときにも感じたのだけれど、梅本克己の書く文章には、ヒリヒリとした切実な何か、がある。 この書における過渡期とは、梅本が唯物論者へと変貌してゆく「過渡」であり、マルクスが自己の思想を完成・成熟させてゆく「過渡」であり、日本が資本主義から共産主義へと“進歩”してゆく過渡でもある。 1937年の卒業論文「親鸞に於ける自然法爾の論理」から、1959年の論考まで、経年順に並べられた各論文を読み進めながら、梅本克己が何に悩み、何を渇望し、何を得、何につまづいたのかが、ボクのようなぼんくらにでもうっすらと感じられる。素晴
猫の住む島の話がいくつかアンテナに引っかかっている。 ひとつはネコトモブログ記事にある初島の猫問題。 自分で直接取材した内容ではないので、中立的なコメントにとどめたい。行政がこれについて公式ホームページで取り上げることはとても珍しい。問題解決にはやはり地域猫の考え方が必要ではないかと思う。 もう一つは「日本にもあったよ!猫にやさしい島!」 猫神を祀る猫神社があるということで、検索にも引っかかっていたし、SNS猫の集会場でも記事を読んだ。 かたや観光の島、かたや漁業の島である。 人招きの猫のパワーを必要としているのはぜったい観光の島の方であろう。 全国にはものすごい数の猫好きがいる。猫ブログランキングの数をみればその多さはわかるはずだ。 猫好きの町には全国から猫好きが集まる。 ところが猫嫌いの街に全国から猫嫌いが集まるかというと、そういうこともないだろう。 観光の目玉に猫というキーワードはた
ベンジー(左)に寄り添う子犬2匹をあやす猫のマリモ2匹の子犬の毛づくろいをする猫のマリモ=いずれも和歌山県白浜町の林宜伸さん宅、杉山写す 拾われた雑種猫のマリモ(8カ月、メス)は、和歌山県白浜町の会社員林宣伸(よしのぶ)さん(44)宅でマルチーズ犬のベンジー(4歳、メス)に育てられた。最近、ベンジーが赤ちゃんを出産したところ、今度はマリモがせっせと育児のお手伝い。育ての親に恩返しをしている。 昨年春、近所の人が生まれたばかりの子猫を拾った。人間に捨てられたのか、親とはぐれた野良なのかはわからないが、林さんが引き取ってマリモと名づけた。先住のベンジーも元捨て犬で、林さんに拾われた。ベンジーは母親代わりにマリモを育て、おっぱいに吸い付かれると妊娠していないのに母乳が出てきた。 その後、ベンジーは交配で妊娠し、クリスマスの夜に2匹の子犬が生まれた。マリモはトカゲや小鳥を捕まえてくるおてんば
今日は、ほんとうにこわ~い話をしましょう。 この写真は1月29日に撮った写真です。ここに写っている方々は、東海北陸地方の国立大学の学長さんたちなんです。この写真が撮られた場所は、岐阜グランドホテル。国立大学協会(全国の国立大学長さんの集まり)の東海・北陸地区支部会議というのがあったんですね。この会議は、各大学で困っていることについて、お互いにいろいろと意見を交換をする場なんです。 こわ~い話といっても、残念ながらこの写真に幽霊が写っているとか、そんな話ではありません。 この会議でいろんな事が話しあわれたのですが、その中で、とってもこわ~い話があったんですね。 それは、ある大学の附属病院が約3億円の赤字となり、その補てんを大学本部がしたというのです。3億円と言うと、病院ではあっという間にそのくらいの赤字を作ってしまうことがあるんですが、病院以外の学部や大学院にとっては、つぶれてしまいかねない
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 1974年ニューヨークにてスタート 公文教育研究会は、今から35年前の1974年、米国ニューヨーク州に海外初の教室を開設した。日本で公文式教室の指導者をしていた方の娘さんが、ご主人の転勤のため家族で渡米し、ご自身の娘さんや周囲の日本人駐在員の子供たちのために公文式教材を使って学習指導をしたいと言って、教室を開いたのが始まりだった。 同じような経緯で、駐在員や日系人の多い地域を中心に、教室が1つ、また1つと増えていった。しばらくして、公文式学習の効果は、現地の人々にも認知され始め、教室には現地の子供たちも通うようになっていったという。「公文」が「KUMON」になっていったのである。 採用した学校の平均点が20点も上昇 海外進出が本格化する契機と
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/28(日) 17:26:53.99 ID:wl/LNg4H0 布団が吹っ飛ぶわけねーだろwwwwwwwwwwww 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/28(日) 17:27:22.19 ID:2rQzhxWb0 ドイツ人はコイツに決まってるだろwwwwwwwwwwwwww 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/28(日) 17:27:48.01 ID:kpaxNYIO0 チャイナに行っちゃうwけねーだろwwwwwwwwwwwwww 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/28(日) 17:29:01.81 ID:ndI1TXFMO カレーが辛いわけねぇだろwwwwwww 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
国連は世界平和のための誤った解決:国連は共産党が計画したもの - Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた 歴史修正主義者の司教の破門撤回ニュースと同時に「国連は共産党の計画」というこの物凄い陰謀論が話題だ。 はてなブックマーク - 国連は世界平和のための誤った解決:国連は共産党が計画したもの - Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた話題というほどでもないかな… これと似て、かつてアメリカでかなり関係なさそうなものまで共産主義の陰謀とされた時代がある。 アメリカのマッカーシズム全盛期のことだ。 今回はマッカーシズム下の検閲の有名な事件を紹介する。 マッカーシズムと図書館 1950年代、アメリカの大学図書館、学校図書館、公共図書館で反共の嵐が吹き荒れた。何しろこの時代、愛国団体はアインシュタインの『相対論の意味』もトーマス・マンの『魔の山』
念願の大容量パワフルミキサーHuanyu降臨 10年日記を再開した。 コロナ禍になってすっかりペンをとらなくなったが、日々の飯の記録や熱海移住のことも、日常が無為に流れていってしまうような気がして怖くなり、再開したのだ。かつてはコクヨノートを使っていたが、もう定規で線を引くのも日付を書くのも疲れる…
http://d.hatena.ne.jp/inmymemory/20080914/1221363159 去年の九月にトラックバックをもらつてゐたのだけれど、忙しいのと、ちよつと更新しづらい理由があつて……。結局晒すのが、このお正月休み(旧暦)になつてしまひました。id:inmymemoryさん、どうもすみません。遅くなつてしまひましたが、ご結婚おめでたうございます。 といふわけで、日本語の教室にある本棚の一部です。写真を撮つたのは去年の九月です。まず日本語教育関係、辞書など。 今まで一番よく使つたのは、『日本語文型辞典』でせうか。まだネットがあまり普及してゐない時、例文作りはほとんどこれに頼つてゐました。また、どこへ授業に行く時も国語辞典とこの文型辞典の二冊を持つて行つたので、もうボロボロになつてゐます。 日本語文型辞典 作者: グループジャマシイ出版社/メーカー: くろしお出版発売日:
お互いに高いレベルで拮抗しているならばたがいに見合って動かないということは起こりえるでしょう。 しかしたいていの場合はどちらかが大きく実力を下回る(特に私闘ならそういうとき以外はどちらともなく戦いをさけてしまうでしょうから)場合に斬り合いになるでしょうから瞬間的に勝負がつくことが多いと思います。 ただしそれも戦争が日常化した戦国時代以前の武士のことで江戸期に入ってから、特に幕末になると刀をさしてはいるが子供のころから剣術を叩き込まれたわけではない微妙な方々が斬り合いをしていますので、おっかなびっくりな戦い方の例が急激に増えることと思います。 チャンバラというよりもう戦争ですが、日本刀の斬りあいに関してはこういった資料が残っています。 ■日本刀とあい対した敵の側からの資料 程宗猷 「単刀法選」 日本刀法は神秘的だ。 左右への変化がすさまじく誰にも予測できない。 そのせいで槍を持ってしても毎回
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ラフカディオ・ハーン=小泉八雲の『日本の面影』を読んでいます。 僕が読んでいるのはハーンが1890年の4月に日本にやってきてはじめて書いた作品集『知られぬ日本の面影』27編から11編を抜粋して編集した角川ソフィア文庫『新編 日本の面影』。いまはその本の半分くらいの6編を読み終えたところです。 この本を読んでると、日本のことがますます好きになります。そして、僕らにはもはや目にすることが叶わない明治20年代の日本に触れることができたギリシア生まれで日本に帰化したハーン=八雲のことをうらやましく感じます。 詳しくは書評をあらためるとして、今日は「東洋の第一日目」と題された1編から気になったところを抜粋しておきます。 ラフカディオ・ハーンの「東洋の第一日目」明治23年の4月4日、4
以上の製品用途による区分とは別に、印刷方法(版式)の違いにより、凸版(活版)、平版(オフセット)、凹版(グラビア)、孔版(シルクスクリーン等特殊印刷)に区分される。出荷額で構成ウェートが高いオフセット印刷〈約75%〉は、使用用紙として枚葉紙を用いるオフセット枚葉機と、巻取紙を用いるオフセット輪転機(以下オフ輪と称す)にわかれる。大部数がオフ輪、比較的小部数が枚葉機と区分けされていたが、近年オフ輪機の小ロット対応が進み、以前ほど明確な区別は無い。 II.印刷業の現状 1) 厳しい業界動向 1. 縮小する市場規模 印刷業は、景気動向の影響を受けにくい、堅実な業種、と考えられていた。バブル期には、「確実に儲かる仕事」とみなされ、新規参入が増加、業界規模は拡大し続けてきた。しかし、最近では業界存続が云々されるほど厳しい環境へ変化してしまった。(表-1) 【図の拡大表示】 印刷業の市場規
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
織田信長 ぼちぼち、元気にやっています。少し薬にも慣れた...んかなぁ。相変わらず食べられないけど。朝、指がこわばって文字なんて入力できなかったけど、それはほぼなくなった。関節もどこも痛くない。薬効いてきたんやろな。 で、ブログを書こうと言う気がまた起きてきた。 …
萎淫鬱怨苛牙潰傲挫塞斬恣嫉呪凄嘲妬貪罵蔑冥闇拉慄。 呪文のような漢字群を見ていると、荒涼とした心象風景が広がってくる。まるで、今の世相が映し出されるかのように。どれも、常用漢字表に追加される予定の191字の中に入っている。逆に明るいイメージの漢字は、「錦」や「爽」「鶴」「瞳」「虹」くらいしか見あたらない。 81年に当用漢字表から常用漢字表へ移行した時、こんなことはなかった。追加された95字の中に暗いイメージの漢字は少なく、むしろ「蛍」や「猫」「朴」「癒」「悠」など心なごむ字が目につく。 作家の出久根達郎さんは文化審議会国語分科会の漢字小委員会で委員を務めている。「審議の最中は気づきませんでしたが、本当に暗い漢字が多い。拉致の『拉』もあり、現代を象徴しています。私たちが日常よく目にする字が常用漢字になるのでしょう」 小委員会で「鯨」が「鯉(こい)」と「鯛(たい)」を逆転した話が出たこ
西洋紀聞 (岩波文庫 黄 212-3) 先日、近所のCOOPに買物に行った折、無人の古本50円均一コーナー(鍵のかかったユニセフの募金箱が設置してある)を眺めていたら、一冊の古い岩波文庫が目にとまった。新井白石の『西洋紀聞』だった。1709年、鎖国下の江戸中期、命がけで日本に潜入するも、捕らえられ、切支丹屋敷に幽閉されていたイタリア人宣教師シドチを尋問した新井白石による、日本人の西洋理解のルーツとなったとも評される報告書である。手にとって、ぱらぱらと捲っていて、驚いた。日本語をほとんど知らないイタリア人とイタリア語を全く知らない日本人がここまでお互いを理解し合えたことをはじめとするテクストの意味内容もさることながら、その岩波文庫版の大胆な割注(本文の間に割り書きにした注)を用いた本文組みに驚いた。ルビよりも一回り大きなポイントの活字によって埋め尽くされたページさえある。もちろん、活版印刷で
オンライン校正の実施は印刷会社の品質保証であり、顧客に大きな信頼感と満足を与えるものとなる。 オンライン校正とは、インターネット上で関係者が印刷データにアクセスし校正を行うことである。PDFなどの仕組みによってコメントを書き込むことができ、校正・修正の履歴を関係者で共有することができる。 校正紙をやり取りしないため、移動時間や待ち時間が発生せず、関係者が自宅や出張中でも、校正・確認作業がおこなえるというメリットがある。 ■チラシ印刷とオンライン校正 ある印刷会社では、地元の百貨店のチラシ印刷を受託していた。ある時、百貨店から「校正業務をオンライン化し、時間短縮できないなら、今後は印刷を依頼しない」と宣言され、オンライン校正に取り組むよう依頼された。 百貨店のチラシは非常に多くのアイテムを掲載している。校正は、商品担当など20名ほどの方が、下版直前の12時間の間に集中的に校正をおこなっていた
フォントブログ閉鎖と一部記事の移管について 平素はフォントブログをご覧いただき誠にありがとうございます。 数年前よりブログの更新を中止したまま、諸般の事情で過去の記事は公開をしていましたが、 時代に合わない内容や、すでに古い情報をこのまま残しておくのは良くないと考え、 フォントブログを閉鎖することにいたしました。 これまでお世話になった方々、私に様々な機会を与えてくださった方々、 そして約25年間に当ブログをご覧いただいた方々に心より感謝いたします。 私自身2014年に関東から地元へUターンをし、 書体デザイナーやフォントメーカーの方、文字関係者の方と直接お会いする機会が減ってしまったこと、 また私自身の環境の変化により、以前のように情報収集をする時間の確保が難しくなってしまいました。 フォント好きとして初心に帰り、過去の一部の記事は順次個人サイト (PETITBOYS) のブログのほうへ
何回か読み直したのですが、とてもネタとは思えません。内容自体はぶっ飛ぶほどのネタ的なものなのですが、語り口の真摯さ、細部の描写の詳しさ、全体を通しての破綻のない論理の一貫性からして実話の可能性が非常に高いと考えます。それでも実話とするのが信じられない内容とすれば良いかと思います。皆様も信憑性について考えて頂きたいところです。これがもしネタであれば半端じゃない創作力が必要と考えます。 見つけたのは天漢日乗様経由ですが、琴子の母氏が書かれている助産院は安全?の産褥熱のエントリーからです。琴子の母氏は前から存じているブロガーで常にと言うわけではありませんが、それなりにROMさせて頂いています。硬派のブロガーであり、医療のこともよく勉強されている方です。元もとはそこに寄せられたコメントなんですが、順次引用して解説してみます。 先日の当ブログ『不潔な器具で新生児破傷風』にちまの母さんがご自身の自宅出
今も続く「国家的な鎮魂」 あなたはご存じですか?怨霊(おんりょう)が日本国に祟(たた)らぬよう、歴代の天皇が真剣に祈ってきたことを-。 その地位や権力を巡(めぐ)って争いは絶えず、暗殺、変死、自殺、憤死など非業の死を遂げた天皇は多い。特筆すべきは、その中に呪(のろ)い殺された天皇や神の怒りで亡くなった天皇、怨霊となった天皇など、異常な死を迎えた天皇がいることです。 その代表格が保元の乱に敗れ讃岐に流された悲運の帝・崇徳天皇。爪(つめ)、髪、髭(ひげ)を伸ばし天狗(てんぐ)のような姿で自らの舌を噛(か)みちぎり、その血で大乗経に天下滅亡の呪いの言葉を書き記し憤死。 死後、飢饉(ききん)や洪水、大火が続いたため崇徳院の祟りといわれ、鎮魂の神社や寺が建てられました。驚いたことに、孝明・明治・昭和天皇がその霊を鎮めるため祈りを捧(ささ)げ、神社を建てるなど、近現代でも国家的な鎮魂が行われているので
このページでは、アドビの書体をつくっているフォントメーカーや Adobe Type に関する一般的な情報と、フォントおよびフォント技術に関する一般的な情報をご覧いただけます。 高度な訓練を受けたアドビのスタッフが、すべての文字の作成時に分析およびテストしています。これにより、オリジナルの書体は専門スタッフの手によって丹念に作成され、また世界的に有名なライブラリから変換された書体は、フォントメーカーのデザインが忠実に再現されます。Adobe Type は、書体の品質関する深い見識を備え、質の高い字体を求めるグラフィックデザイナーや印刷会社に使用されている業界の標準です。 Adobe Type には、次のメリットがあります。 最高レベルの品質:フォントのアウトラインの細部に細心の注意を払い、各文字の細かい点を可能な限りシャープかつ正確に画像化しています。これにより、モニター、プリンター、イメー
ここのところ立て続けに、戦後日本のグラフィックデザインを築き上げてきた人々の作品を見る機会があった。1950年代以降のグラフィックデザイン作品を一堂に集めた見ごたえある展覧会があちこちで開催されていたのだ。 クリエイションギャラリーG8では1933年生まれの仲條正義氏と1964年生まれの服部一成氏によるポスター対決「仲條服部八丁目心中」。30歳の年齢差を感じさせない、抜群の切れ味を見せる刀を交えての真剣勝負。会場に貼りめぐらされた新作ポスターの数々が、刺激的な空間を築いていた。服部さんがアートディレクションしている平凡社の『月刊百科』表紙、猫の両目と鼻部分に「平」「凡」「社」の文字が当てられていて、なんともいえずかわいい。壁紙のように連続パターンとなって印刷された作品を前に、猫好きとしては悶絶せずにいられなかった。 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で行われていたのは「きらめくデザ
そんなふうに思ったことが何度かあります。そんなに多くないけど。大学時代はジャズをやっていて、やっていくうちに、ああ、この分野、自分にはまったく才能がないな、と気づきました。そういうことに気づくには、けっこう練習を重ねて、それなりに個性的なバンドサウンドができてきて、聴く人が「君らのバンドは独特の音だね。いいよね。」なんてほめてくれるまでかかりましたけど。下手っぴのままでは、才能がないことさえわからないものです。不思議なもので。 でも、それは、この人にはぜったい勝たれへん、みたいなことではありませんでした。そんな気持ちにさせられたのは、仕事として広告の制作をしはじめてから。いちおう、これでもお金をもらって広告をつくらせてもらっていて、それなりの自信も自負もある、そんな感じの自分の中に、「ああ、この人にはぜったいに勝たれへんな」という気づきは、猛烈な痛みとなって入ってきます。 まあ、私なんかは
ニワトリの鳴きマネが得意な【ポコ】の紹介です。 This cat can imitate cock-a-doodle-doo!
異邦人 (新潮文庫) 作者: カミュ,窪田啓作出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1963/07/02メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 167回この商品を含むブログ (412件) を見る先日カミュの『異邦人』を読んでゐて、思はず「うむ」と声が出てしまつた。内容についてではなく、翻訳された日本語の文章に対してだ。この小説の終盤、殺人を犯した主人公ムルソーに対して死刑判決が下された場面。 弁護士は私の手首にその手を載せた。私はもう何も考えてはいなかった。しかし、裁判長は何もいい足すことはないかと尋ねた。私は考えてみた。私は「ないです」といった。(p.111) 「ないです」。 実は、非母語話者向けの日本語教科書には、このやうな「(名詞が)ないです」といふ言ひ方は載つてゐないのだ。 『コミュニケーションのための日本語教育文法(asin:4874243347)』に収録されてゐる論文「コミュ
このところずっとクソ忙しくて自宅にもずいぶん帰ってないのだが、仕事の隙間に大急ぎで更新する。 相変わらずこの世は謎に満ちており、右も左もわからないことだらけだ。こんなオレでも自分の知っていることをすべて書いたらずいぶん厚い本ができるだろうが、知らないことをすべて書いたほうがもっとずっと厚い本になるだろう。図書館もパンクするのではないか。 最近非常に気になっている謎がある。ほらよくドアをノックする時なんかに使われる特有のリズムってあるでしょう。 トントトトントン トン トン みたいな。 まあ実際はきょうびこんなベタなノックをする人はおるまいが、誰もがガキの頃から知っているリズムではないだろうか。 ブルース・リー師父の「死亡遊戯」では、ジークンドー継承者ダニー・イノサントとの間で「トントトトントン トン トン」を使った無言の会話が行なわれる。 これは「トントトトントン トン トン」を使った、映
ロウソクの炎は無重力では丸く青い 無重力では気体の温度による対流が生じないため、ロウソクの炎は酸素不足ですぐに消えてしまうことが多いそうです。 ですが、条件がそろえば長時間燃え続けることもあり、宇宙で撮影された無重力下でのロウソクの写真が話題になっていました。 無重力状態では、青く小さな炎に。 炎がオレンジ色に光るのは、不完全燃焼によって遊離したスス(炭素)が赤熱するためとのことです。 無重力下では対流が起こらず炎の周りの酸素がなくなるため、すぐ消えることが多いのですが、条件によっては「拡散」という現象が起こり燃え続けるそうです。 「スペースシャトルやロシアの宇宙ステーション「ミール」で行われたろうそくの燃焼実験では、45分間燃え続けた例も報告されている。これは、「拡散」により酸素が供給されたからだ。 物質の濃度が場所によって異なるとき、時間とともに物質の濃度は一様になっていく。この現象を
64年前の太平洋戦争末期、東シナ海で沈没した戦艦大和の主砲などを引き揚げる構想が、母港の広島県呉市で持ち上がっている。過去2回の潜水調査でラッパや食器など約100点が回収されたが、船体の一部が引き揚げられれば初めてのこととなる。 戦争の悲惨さを後世に伝え、地域活性化にもつなげようと呉商工会議所が計画。沈没した4月7日に呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)なども加わって実行委員会を立ち上げ、全国から寄付を募りながら数年中の着手を目指す。費用は数十億円規模という。 船全体だと資金の見通しが立たないため、今回は大和の特徴である主砲塔(1基約2780トン)や船の前部が対象。呉商工会議所は「旧海軍関係者や遺族らにも引き揚げの意義を説明し、理解を得たい」としている。
バンダイナムコグループのバンプレストは、オリジナル限定商品販売サイト「熱中ネット」を立ち上げ、その第1弾商品として、任天堂から発売されている『MOTHER2 ギーグの逆襲』や『MOTHER3』に登場する人気キャラクター“どせいさん”のぬいぐるみ「どせいさんひざたけぬいぐるみ」の販売を2009年1月下旬より開始します。 「熱中ネット」は、バンプレストが運営するオリジナル限定商品販売サイトです。今回の「どせいさんひざたけぬいぐるみ」を皮切りに、ここでしか買えない商品を続々展開していく予定です。 第1弾商品は、未だ根強いファンを持つスーパーファミコンソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲」に登場した“どせいさん”です。その人気の“どせいさん”が史上最大の大きさのぬいぐるみとなっての登場しました。大きさは、身長約180cmの人のひざたけサイズである約45cm。ゲーム中の雰囲気をそのまま再現されていま
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 日本の歴史をよく知らない人ほど、その歴史に対して漠然としたイメージをもっていたりします。 例えば、 日本は古くから農業中心の社会で、稲作を中心に据えてきた日本の人口の大部分は農業民で、多くの村は農村だった商工業民は農耕民より身分が低いものとされ、芸能民を含む非人は賤視されてきた昔は識字率が低く、一部の階層の人しか文字を読むことはできなかったかつては村などの共同体単位で自給自足の生活をすることが多かった明治期の開国において日本は一気に資本主義化、産業主義化を果たした などなど。 でも、この本を読むと、こうしたイメージがまったくの想像の産物でしかないことがわかって唖然とします。 そして、そこからはまったく別の日本のイメージがそこには浮かび上がってくる。 日本の村の四分の三が室町
奈良町かいわいの黒猫奈良町かいわいの猫 奈良町かいわいの猫奈良町かいわいの猫「猫段」と呼ばれる東大寺境内の石の階段=奈良市雑司町 古い町家が並ぶ奈良市の奈良町かいわいを散策していると、外でひなたぼっこをしている猫をよく見かける。町には猫カフェがあったり猫グッズの展示会が開かれたり。「にゃらまち」なんて言われることも。でも、そもそもなぜ多いの? 大まじめに猫たちを追いかけているうち、奇妙な説に巡り合った。 猫の暮らしを見てみようと、猿沢池にほど近い空き地で取材開始。飲食店や古民家が立ち並ぶ一帯に、6匹が一緒にすむ寝床があった。茶色の毛並みをなびかせる太った猫や黒っぽい猫など、種類も大きさも様々。日なたで首元あたりをかいたりするなど、まったりムードだ。 観光客の写真撮影にも気軽に応じていたが、記者が近づくと軒下に隠れてしまった。えさはキャットフードやちくわ、残飯など。どうやら近くの住民か
3年ぶりに京浜急行電鉄の黄金町駅へ行ってみた。 横浜駅から普通電車で3つ先の黄金町駅。京急の前身の1つである湘南電気鉄道が浦賀・逗子まで開業した1930年、横浜側の仮の起点駅となっていたこともある。その翌年、日ノ出町駅まで開通して横浜駅まで乗り入れを始める。横浜〜黄金町駅間には昭和ヒト桁に敷設された高架橋がそのまま残っていて、往年の面影を偲ばせている。 と、鉄道の話はここまで。 この黄金町。横浜、京浜地区の人たちの間では"別な意味"で有名な場所であった。 実は、黄金町駅から隣の日ノ出町駅にかけて続く高架線の下。この500mほどのエリアは、つい最近まで、売春するスペースを提供する小規模飲食店が多数密集していた。いわゆる、「ちょんの間」。昔で言うと「青線」。終戦直後から、ずーっと非合法で売春が行われていたエリアだったのだ。その玄関口が黄金町駅になる。 (以下、今日の内容は18禁。) 黄金町 -
Expired:掲載期限切れです この記事は,産経デジタルとの契約の掲載期限(6ヶ月間)を過ぎましたので本サーバから削除しました。 このページは20秒後にNews トップページに自動的に切り替わります。
⇒アンチ春樹ストの私が村上春樹の凄さについて羅列してみるよ! - 国語の成績が悪い まあ、そういうのもあるけど。 村上春樹がほんとにすごいところは、韓国や中国に多数の読者を得ているとこだよ。 欧米で読まれているというなら、まあ、いわゆる優れた文学なんだけど。 村上春樹は実はアジアを変えてしまったこと。 あとついでにいうと。 いわゆる村上春樹的なイメージというのは初期の作品のテンプレになりがちだけど、春樹文学がずしんとし始めるのは、クロニクルのノモンハン事件を扱うあたりかな。 オウム事件と阪神大震災という歴史の、無意識的な暴力性みたいなのから、日本の近代史に潜む暴力性の本源みたいのを探ろうとしはじめたところ。 この根はワンダーランドのヤミクロとかにもあるし、ダンスにも見られるのだけど。そういうなんというか、ニューヨーカー的ないわゆるきれいな文学的な技巧をすてて、むしろ第三の新人のような、日本
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く