http://d.hatena.ne.jp/morningrain/20090826/p1で紹介した『精神科医がものを書くとき』の続編と言っていいのがこの本。もともと、文庫になる前は『精神科医がものを書くとき』という1、2巻の単行本だったのですが、それが文庫化に際して再構成されて違うタイト類の2冊として刊行されたのです。 解説ではこちらは「どちらかといえば軟」に当たる文章が集められていると書いてあります。確かに、旅行記や回想、文明論、死生観、昆虫についてのアンケートへの答え(!)、そしてギリシア現代詩についての文章など、精神医学以外の文章が多くおさめられているのがこの本の特徴。 ただ、精神医学についても短いながら非常に内容の濃い文章がおさめられているので、『精神科医がものを書くとき』を興味深く読んだ人はぜひこちらの本も読むべきでしょうし、精神医学の難しい話には興味はないが、阪神淡路大震災な
私のブログにいただいたコメントですが、鳩山総理は就任演説で「いのちを大事にしたいのです」と何度もいっていたのではなかったでしょうか。 歴代ジミントー総理同様、鳩山総理の所信は美辞麗句を並べただけの空手形だったわけですね。 「懸念」なんて抗議にもなっていません。政府は抗議する気がないーつまり、邦人が死刑になっても構わないと考えてるとしか思えません。 少し前に中国当局は毒入り餃子の容疑者を逮捕したと大々的に日本に伝えましたが、それとこの死刑とバーターにかけようとしてる感じすらします。 死刑廃止連盟もアムネスティ議員連盟も退いた千葉法相は、抗議しないのでしょうか 政権交代しても、相変わらず政府は国民のいのちを軽んじています。いつまで続くのでしょうね 今はどうか分かりませんが、麻薬についてはバンクーバーでも問題がありました バンクーバーでは観光地としても有名なギャスタウンやチャイナタウンの近くにダ
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「知らないのは名詞だけではない」で、本などを読んで書いてあることがわからないのは、必ずしも書かれた文章の問題ではなくて、そもそも文章で表現されている事柄を読む側が見たり体験したりしたことがなく知らない場合もあるだろう、ということを考えた。 その場合、文章によって何かを伝えるというのは、読者が知っていることに関して伝える場合よりも困難さが増す。相手が見たこともないものを認識できるようにしたり、理解できるようにするのはむずかしい。そのむずかしさは必ずしも文章表現だけの問題ではないだろう(文章表現によって伝わる可能性が高まる可能性はあるにしても)。 そして、これは文章表現に限らず、道具や機械、あるいはその機能の一部に関しても同様のはずである。 見たことも体験したこともない道具や機
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「抽象的/具体的という軸に対して消極的態度をとる」では、人は文章を読んでも、自分が知らないことはわからないと書いた。 よほど想像力を使って創造的な編集をしながら読まない限り、未知の事柄を理解するのはむずかしい。文章がわかりやすいという場合、知っている事柄が並んでいて、その既知の並びが総合的にみると、知らなかったことを語っているように思える場合だろう。人は知らない事柄を文章をなんとなく読むだけでわかることはできない。 とうぜん、このこと自体、教育とか学習のあり方を考える上では重要な事柄であるのは間違いないが、今日はその話ではない。 今日の話は、では、どうすれば未知の事柄を既知に変えることができるかということと、知っているということの呪縛に人がいかに囚われやすいかということの2
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 時々驚かされることがある。 常識人のアナーキーさに。 「無理せず流れにまかせればいい」などと、近代以降の「進歩」「改善」を基本的な行動指針を根本から覆すような言葉をさらっと口にだす。 このブログにも明らかなように時々、近代以降の方向性に対して批判的な考えを口にする僕さえも、口にすることを躊躇してしまうような言葉をいともたやすくさらっと。そんな根本的な近代否定をなんの迷いもなく口にされると、僕のほうが驚いて近代擁護側にまわってしまうくらいだ。 もちろん、それを口にした本人にそんな深い考えはない。 きわめて常識的に「無理なく」という保守的な態度を表明しただけだろう。 けれど、だからこそ恐ろしい。 無知であるが故に、過去に人びとが努力して行ってきたことを、さらっと何気なく否定して
宮台氏と東氏が同等とは思っていないが、一種の傾向として並べてみる。 まず最初の論争は、金明秀氏がブログで宮台真司氏の永住外国人認識*1を批判したことに始まる。 「帰化すればいい」という傲慢 - Whoso is not expressly included 対して宮台氏はtwitterで下記のように反応した。 宮台真司 on Twitter: "#miyadai 無知だとさw全部分かって言ってるんだよ。あんたの立場からそう見える、こっちの立場からそう見えるってだけ。その布置を示すトライアルRT @KORJPNZ: 宮台真司氏を今回初めて知りましたがこんな無知でも学者になれるんだ。http://bit.ly/cDyhK4" #miyadai 無知だとさw全部分かって言ってるんだよ。あんたの立場からそう見える、こっちの立場からそう見えるってだけ。その布置を示すトライアルRT @KORJPNZ:
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く