自分の興味関心を生かして職場とは違う「拠点」を作ってみたい。でも、体力は持つか、収入は減らないか、キャリアは途絶えないかと不安で、なかなか一歩を踏み出せない。そんな人は少なくないでしょう。 システムエンジニアとして東京で働く村山晋作さんは、週末に畑のある群馬へと車を走らせ、唐辛子を栽培する生活を10年以上続けています。ほんの「ノリ」で農業の世界に飛び込みながらも、本業のスキルを生かし、試行錯誤を繰り返すことで、200種類を超える多品種栽培に成功しました。そんな経緯も、村山さん自身は「気負わずやってる」といいます。 村山さんにとって、農業は未知の世界でした。それでも、10年の間に自分のやりたいことをやってこれたのは、本業での経験や心理的な「安定」があったからだそう。二拠点生活を続けていくための、本業と副業のキャリアの関わらせ方について、村山さんに伺いました。 二拠点生活を始めたら休日が「有意