2020年10月5日、緊急派遣出発に対応できるか、という打診が入った。 アルメニアが実効支配するアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ自治州で両国の軍隊が衝突し、緊張が高まっていた。国境なき医師団(MSF)は、被害状況と医療ニーズのアセスメントをするチームをすでに派遣しており、同時に、必要があればいつでも出発できる外科チーム編成に取り掛かった。私はその外科チームメンバーの1人、手術室看護師としていつでも出発に応じられる待機要員となった。そして、すぐに色柄ものの下着と靴下を買いに走った。 初めての派遣、あれもこれも詰め込み失敗 紛争地派遣には、いったい何を持っていくのかと興味津々に聞かれることが多い。実はみなが普通に海外旅行に行く準備とあまり変わらないのではないだろうか。 MSFの多くのスタッフはバックパック一つでやってくる。中身は着替えと日用品が中心だ。 私たちは現地で野宿をするわけではない
作家の町田康さんが自らの断酒の顛末を綴った『しらふで生きる 大酒飲みの決断』が文庫になりました。解説は宮崎智之さんによる「常に正気でい続けることの狂気」。発売を記念して、単行本発売時のインタビューをあらためてお届けします。 * * * 「名うての大酒飲み」と言われた町田康さんが4年前にお酒をやめた顛末を微細に綴った『しらふで生きる 大酒飲みの決断』が話題です。30年間毎日飲み続けた町田さんに起きた大変化。あらためてご自身に語っていただきました。 (構成:鳥澤光 撮影:塚本弦汰) 最初の一年は飲みたい気持ちがまだあった ――『しらふで生きる 大酒飲みの決断』はどんな本ですか? 町田 この本は、僕が「なぜ酒をやめたのか」、「どうやってやめたのか」、「やめてどうなったか」を書いた3部構成になっています。4年ほど前に酒をやめて、最初の1ヶ月は「酒飲みたい」とばっかり考えていました。そこから
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