運ばれた妊婦が脳内出血のため死亡した都立墨東病院=東京都墨田区江東橋で2008年10月22日午前9時47分、須賀川理撮影 妊娠中に脳内出血を起こした東京都内の36歳の女性が今月4日夜、都立墨東病院(墨田区)など七つの病院に受け入れを断られ、約1時間20分後、最終的に墨東病院に搬送されたものの、3日後に死亡していたことが分かった。墨東病院はリスクの高い妊婦に対応する「総合周産期母子医療センター」に指定されているが、産科医不足で休日の当直医が1人態勢となり、救急患者の受け入れを制限していた。都は一連の経緯に問題がなかったか調査している。 【関連】妊婦死亡:拠点病院なのに… 産科医不足、また悲劇 都によると、女性は4日午後7時ごろ、下痢や吐き気、頭痛などを訴え、救急車で江東区のかかりつけの産婦人科医院に運ばれた。主治医が近くの墨東病院に受け入れを要請したが、産科の当直医は「土曜日のため当直が