自民党は27日の党紀委員会(中曽根弘文委員長)で、離党届を出して新党「たちあがれ日本」に参加した与謝野馨衆院議員と、新党改革代表に就いた舛添要一参院議員を除名処分とすることを決めた。二つの新党に参加したほかの5議員については離党届が受理された。与謝野、舛添両氏はいずれも比例区選出のため、厳しく対応する必要があると判断した。
自民党の舛添要一前厚生労働相は14日午前、国会内で記者団に対し、橋下徹大阪府知事と地方分権・地域経済活性化をめざす「大阪特区構想」で連携していくことを明らかにした。舛添氏は東国原英夫宮崎県知事との連携にも意欲を示しており、東国原知事とは15日に会談する。 舛添氏は「政策提言はずっとやっている。経済活性化と地方分権の二つをどこかで実験的にやれるところが必要だ。橋下氏とは議論を重ねてきた。彼も『結構だ』と言っている」と述べた。一方、橋下、東国原両氏は13日夜、大阪市内で会談。会談の趣旨について橋下氏は「地方自治の意見交換」と述べるにとどまった。 自民党執行部に批判的な舛添氏をめぐっては、新党結成の可能性も取りざたされている。ただ、舛添氏は「あらゆる可能性にオープン」「新党とかの報道があるが、(知事2人とは)政策で連携する」と述べるにとどめた。
自民党の谷川秀善参院幹事長は2日、国会内で記者会見し、舛添要一・前厚生労働相が1日の講演で、党の支持率低迷が続いた場合、谷垣総裁が交代することになるとの見通しを示したことについて「どういう趣旨で発言しているのか、いろいろ波紋があるようなのでうかがいたい。大変な問題だ」と述べ、舛添氏から近く事情を聞く考えを示した。
舛添要一厚生労働相は5日記者会見し、給与を受け取りながら無許可で組合活動に従事する「ヤミ専従」を行っていたことなどが判明した社会保険庁職員のうち約20人を、来週にも背任容疑で刑事告発する方針を明らかにした。「公的年金制度に対する国民の信頼を大きく裏切った」として、給与を返納するなどしていても刑事告発に踏み切るのが適当と判断した。 【関連ニュース】 ・ 記録改ざん職員不採用に=社保庁後継の年金機構-自民チーム ・ 神奈川労働局でヤミ専従=年内に管理者を含め処分へ-厚労省 ・ 組合ヤミ専従41人を減給=不正給与8億円返還求める-社保庁 ・ ねんきん特別便の発送完了=回答数は伸び悩み−社保庁 ・ 社保庁全職員らに報告求める=年金改ざん問題で−厚労省調査委
厚生労働省は20日、医師不足対策などを検討する厚労相直属の有識者会議の合宿を、舛添要一厚労相らも参加して23日から神奈川県湯河原町で開くことを公表した。舛添氏は20日、「少し日常から離れて、おいしいご飯を食べて、風呂にでもつかっていい発想を生み出してもらう。それでいい結果が出ればいい」と述べ、温泉街で有名な同町で合宿を行う意義を強調した。 有識者会議の合宿は24日まで、同町役場で行い、舛添氏や10人の委員ら約40人が参加予定。23日夜には舛添氏と委員らによる懇談会も予定されている。 報道陣から「ムダ排除のご時世に国民から反感が出るのでは」と問われた舛添氏は、「これまでの委員の努力をねぎらって一緒にメシを食うぐらい何で悪いのか。それはムダじゃない」と血相を変えて反論した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く