朝げいこの後、報道陣に囲まれる貴乃花親方=5日午前8時8分、三重県桑名市、遠藤啓生撮影 日本相撲協会の野球賭博問題で大関琴光喜関(34)、大嶽親方(42)=元関脇貴闘力=が解雇された4日の理事会で、貴乃花親方(37)=元横綱=が退職届を出し、受理されなかったことが分かった。複数の協会関係者が明かした。 貴乃花親方は「琴光喜は番付を降下させて、やり直させるべき」などと琴光喜の解雇に反対していたが、理事会で聞き入れられず、退職届を出したという。だが、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が「こういう状況だからこそ、君がしっかりしなければいけない。退職は無責任すぎる」と慰留。村山弘義・理事長代行(元東京高検検事長)も「受理はできないが、預かっておく。あなたは協会の宝なのだから」と話し、その場を収めたという。 関係者によると、二所ノ関一門を離脱して強行出馬した貴乃花親方が初当選を果たした2月の理事選