<プロボクシング:ノンタイトル10回戦>◇9日◇東京・後楽園ホール◇観衆1650人 元WBC世界フライ級王者で同級4位の内藤大助(宮田)がリエンペット・ソーウィラポン(タイ)との再起戦で5回2分12秒KO勝ちした。昨年11月29日に前同級王者亀田興毅(東日本協会)に判定負けして王座から陥落して以来の試合ということもあり、序盤は硬さが目立った。4回には偶然のバッティングで左目上をカットし流血。それでも5回に計3度のダウンを奪って試合を終えた。 内藤は「こんなに入ってくれてびっくりした。ありがたかった。1番うれしいね」と、まずは観客に感謝した。試合内容については「ちょっと緊張したね。格下と呼ばれる選手とやるときは難しいものがある。相手は負けてもともとって感じになるだろうし、カウンターだけを狙っていた。パンチもあったね」と苦笑いで振り返った。 内藤の戦績は36勝(23KO)3敗3分け。