CEATEC JAPAN 2008の基調講演の後、展示ブースで行われた説明会でも、各サービスのデモを見せてくれるというプレス向けのブースツアーでも、モヤモヤは晴れなかった(壁のない世界にもやもや……Windows新展開「Life Without Walls」とは?を参照)。 Windowsブランドの一元化を示したコンセプト「Windows Life Without Walls」は理解できたが、マイクロソフトの提供してきたプロダクトやサービスがどのように連携し、ユーザーの利便性にどう繋げていくのか。もちろんその先には、同社の収益モデルがどうなっていくのかまで含まれているのだが、今は、そこまでの話を突き詰めるまでには至らないと感じているし、むしろそこに行き着くまでの「何か」が足りないからこそモヤモヤしているのだと思う。 そこで、各メディアを集めたブースツアーで案内人を務めた同社執行役常務で、コ
デルは15日、新規購入するPCのディスクイメージ作成や管理に関わる作業を削減するため、法人向けのオンラインツール「ImageDirect」を提供開始した。同ツールは同社のCFI(カスタム・ファクトリー・インテグレーション)サービスの購入者が無償で利用できる。 同社では、ユーザーが作成したディスクイメージを、システムインテグレータなどを介さずに、デルの工場でインストールするサービスCFIの提供を行ってきた。そして、さらにサービスの利便性や機能を向上させるため、ユーザーがオンラインでディスクイメージをデルの工場へ直送できるオンラインツールであるImageDirectを開発した。 新ツールは、同社ImageDirect専用サイトにアクセスし、ガイドに従って必要なコンポーネントを選択することで、同社サーバ内へのディスクイメージの作成やインポートが可能。同サイトへは同社PC以外からもアクセス可能であ
NTTデータは15日、画面プロトタイプをプログラミング無しで作成できるツール「Axure RP」日本語版を11月下旬から発売すると発表した。新製品は同社が社内プロジェクトの要件定義で導入しており、要件抽出における品質向上と約30%の工期短縮が可能なことが確認できたという。 新製品は、画面作成に特化したデザイン機能を豊富に持つことで、技術的なスキルを使わずにプロトタイプを作成できる、プログラミングなしで実システムに近い動きのあるプロトタイプ作成可能、プロトタイプを元にした画面仕様書の自動生成機能を用いて仕様書の書き起こしの手間を省力化できるという特長を持つ。 日本語版については日本語化を担当した同社北米子会社のNTT DATA AgileNetが販売代理店となり、3年間で1,500本の販売を目指す。また、近日中に評価版を無償ダウンロード可能にする予定だ。 また、NTTデータは、新製品を要件定
このところ流行しているミニノートパソコンなどでは、表示画面がある程度小さいことが前提となるわけだが、このような環境で、Firefoxによるウェブブラウズを快適に操作を行うためには、Webページを表示する面積をできるだけ大きくしたくなるというものだ。 ナビゲーションツールバーやブックマークツールバーを非表示にすることで、Webページの表示部分を増やすことができるが、メインメニューだけは残ってしまう。「disablemenu」アドオンは、Firefoxのメインメニュー(とステータスバー)を非表示にすることができるものだ。ボタンひとつで表示/非表示を切り替えたり、自動的に非表示にすることなどができるので、メインメニューを隠したいときと利用したいときで簡単に使い分けられるのだ。 注意:本稿では、Firefoxのアドオンのインストールを行っておりますが、ソフトウェアの利用はすべて使用者の責任において
glog - Logging library for C++ Google, Software Engineering Team, Shinichiro Hamaji氏はGoogle Open Source Blogにおいてglogを発表した。glogはアプリケーションレベルで活用するロギングAPI。C++スタイルストリームのAPIを提供するほか、さまざまなヘルパーマクロを提供している。ライセンスは3条項BSDライセンス。 多くのソフトウェアは必ずといっていいほどバグを抱えており、バグを修正するためにはログデータが欠かせない。glogはそういった用途で活用するためのライブラリ。すでにGoogle社内で広く活用されているものとされている。シンブルでさまざまな機能を提供しており、コマンドラインからログの振る舞いを変更できるという特徴がある。 サポートしているシステムはFreeBSDやMac O
Chromium - News and developments from the open source browser project Google Chromeではサンドボックスが採用されセキュリティ上のリスクを軽減しているというが、実際にどういった仕組みをサンドボックスと呼んでいるのだろうか。Google, Software Engineer, Nicolas Sylvain氏がA new approach to browser security: the Google Chrome Sandboxにおいて概要を説明している。 Google Chromeをセキュアなブラウザに仕上げるというのは開発チームがもっとも力を注いでいる部分だ。しかしながらWebブラウザクラスのプロダクトになってくるとコードの完璧さを追い求めてセキュリティを確保することは実際問題として難しくなってくる。しかも
Net Applicationsの報告によると2008年9月におけるWebブラウザのシェアは次のようになった。登場して1カ月と経っていないGoogle ChromeがOperaのシェアを抜いている点に注目したい。Safari 3.1のシェアがFirefox2のシェアをこえているところも注目点だ。 71.52% - IE (IE7 46.35%, IE6 24.67%) 19.46% - Firefox (Firefox3 13.27%, Firefox2 5.77%) 6.65% - Safari 0.78% - Chrome 0.63% - Opera Net Applications - 2008年9月ブラウザシェア 主要Webブラウザの増減傾向は次のとおり。 IE7 - 変化なし IE6 - 減 Firefox 3 - 急増 Firefox 2 - 急減 Safari 3.1 - 増
複数日にまたがるイベントの表示方法が改良された Mozilla Foundationは23日 (米国時間)、カレンダー / スケジュールソフト「Sunbird 0.9」を正式にリリースした。動作環境はWindowsとLinux、Mac OS XとSolaris (Intel / SPARC)。バイナリパッケージは、日本語を含む31種の言語別に提供される。 約半年ぶりのアップデートとなるSunbird 0.9では、ユーザインターフェイスを改良。複数日にまたがるイベントが異なるイベントに見えないよう、インジケーターが表示されるスタイルに変更されている。ほかにも、CalDAVサポートの強化や、安定性の向上およびメモリ消費量の低減など、機能が強化されている。 Sunbirdと同等の機能を持つThunderbird用アドオン「Lightning 0.9」も、同日付で正式リリースされた。対応するThu
Webブラウザ「Firefox」のエンドユーザーライセンス (EULA) 契約が、見直しの方向で検討されている。Mozilla Foundation会長Mitchell Baker氏の公式ブログ「Mitchell's Blog」で明らかにされたもの。今後は、Firefoxがオープンソースソフトウェアであることを確認する程度の簡素な内容に変更される予定。 15日付でブログへ投稿された記事では、UbuntuなどLinuxコミュニティにおいてMozillaのEULAが問題視されていることに触れ、現在Mozillaが定めるEULAの内容は誤りであると認めたうえで、FirefoxがFLOSS (Free/Libre and Open Source Software) ライセンスによって使用許諾が与えられるものに修正することを確認。修正版の草案も公開されている。 さらに16日付けの投稿では、EULAを
ディアイティは、Winny上の暴露ウイルスによる情報漏えいを疑似体験できるフリーソフト「暴露ウイルス体験ツール」の無償配布を開始した。同社のWebサイトからダウンロードできる。 「暴露ウイルス体験ツール」は、Winnyでウイルスに感染し、PC内にあるデータや情報が漏えいされる恐ろしさを疑似体験できるソフト。P2Pネットワークによる情報漏えいを身をもって体験し、PC上のファイルの把握、不要ファイル及びアプリケーションの見直しなどの対策、P2Pネットワークに対する注意喚起が可能となる。 「暴露ウイルス体験ツール」起動画面 「暴露ウイルス体験ツール」を実行すると、感染した場合に想定される圧縮ファイル名、情報流出が想定されるPC上の文書ファイルや画像ファイル、メール、IEお気に入りなどの情報が羅列される。
マイクロソフトは、家庭/SOHO向けホームサーバーソリューション「Microsoft Windows Home Server 日本語版」をパートナー各社の対応ハードウェア、およびDSP版にて8月30日にリリースする。 Windows Home Server 日本語版対応ハードウェアの提供を予定しているのは現在のところ15社で、このほか、ISV/SIパートナー企業としてKaspersky Labs Japanの対応アンチウイルスソフト、およびストリーミング21のオンデマンドビデオシステムが提供される予定だ。 Windows Home Serverでは、10台までのPCやXbox 360といったWindows Media Connect対応デバイス間でフォルダを共有する機能を備える。また、10台までのPCの自動イメージバックアップ機能、リモートアクセス機能、セキュリティ管理機能、SATA、SC
NetBeans開発プロジェクトは13日 (米国時間)、Javaベースの統合開発環境「NetBeans 6.5」のβ版を公開した。動作環境はWindows 2000 / XP / Vista、Linux (x86 / x64)、Solaris (x86 / x64、SPARC)、およびMac OS X。 今回のリリースは、10月中旬の正式公開が予定される次期バージョン (v6.5) に向けたβ版。v6.1ではアーリーアクセス版として暫定的に提供されていたPHP関連機能が、正式にサポートされた。PHPエディタには、コード補完や構文のハイライト表示、Xdebugのサポートなど、PHPスクリプトの開発に必要な機能が装備されている。 JavaScript / Ajax関連機能も強化。Firefoxに対応したJavaScriptデバッガや、JavaScriptライブラリマネージャが装備された。Yah
Mozilla FirefoxのQt移植版 (以下、mozilla-qt) が、Mozillaのソースコードツリーに統合された。Webサイト「mozilla-qt」では、ソースコード一式およびビルド用ツールが公開されている。 mozilla-qtは、Nokia傘下のTrolltech社が開発を進めるGUIフレームワーク「Qt」を利用した、Firefoxの移植版。コードベースには最新のMozilla trunk 1.9.xと、2008年5月リリースのQt 4.4を採用している。ユーザインターフェイスの仕様は、Firefox 3.xのほか、TestQEmbedに準拠する。開発プロジェクトは公式なものではないが、開発メンバーにはNokia社員のほか、Firefoxの開発に関与した人物が複数参加している。 Mozilla社員で開発メンバーのVladimir Vukicevic氏のブログによれば、「
ユーザーインタフェースの『デザイン』はとにかく奥が深くて面白い。その奥深さを私に知らしめてくれた名著3冊を紹介します。 どれも新しい本ではなく、また明日からすぐに使えるような技を紹介するレシピ本でもありません。時に、著者のひとりよがりな議論も見受けられます。しかしながら、それらを差し引いても、十分に読む価値があると思いますし、いずれの本も私の心に強く残っています。 著者達のデザインに対する深い洞察と熱い思いが、読者をデザインの本質に力強く導いてくれる、質の高い読み物です。ユーザーインタフェースのデザインに、腰をすえて向き合いたい人に、特におすすめします。 川原英哉 Sun Microsystems所属時に、次世代3次元デスクトップ環境である『Project Looking Glass』を発案して以来、新しいユーザーインタフェースの可能性の追求に没頭する。その後、米Googleを経て、現在は
今回は、ドメイン内に作成するオブジェクトであるOU(組織単位)と、Active DirectoryがNTドメイン、あるいはNTドメイン対応OSとの互換性を維持するために必要としている二重構造のドメイン名について解説する。 ドメイン内のOU 個々のドメインの配下には、OU(Organizational Unit、組織単位)というオブジェクトを作成できる。この中に、Active Directoryが扱うさまざまなオブジェクト、たとえばユーザーアカウントやグループなどを収容することができる。また、OUの下に別のOUを作成して、OUをツリー化することもできる。 OUは、単にオブジェクトを分類するための「器」として使ってもよいが、通常は以下のような場面で利用することが多い。 設定内容が異なる複数のグループポリシーを用意して、適用対象を使い分ける グループポリシーについて取り上げる際に詳しく解説するが
今夏以降にリリースされる新Webブラウザでは、HTML5で規程される機能をどこまでサポートするのかが注目される。HTML5自身はまだ策定段階にあるが、すでにデファクトスタンダードとして採用される機能が見えはじめている。大きなところではcanvas要素、video要素、audio要素だ。 現在のところWebブラウザにおける動画やオーディオの再生はプラグインを使って実現されている。動画であればFlashプラグインやOSで提供されているマルチメディアフレームワークを使った再生がおこなわれる。HTML5でvideo要素やaudio要素などが明示的に盛り込まれた場合、従来通りプラグインで対応するのかWebブラウザでネイティブに対応するのか、それともOSが提供しているマルチメディアフレームワークを活用するのかが注目されるポイントとなる。 実装の手間からいえばOSが提供しているフレームワークを活用する方
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