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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/ikedanobuo (39)

  • 世界経済危機 日本の罪と罰 - 池田信夫 blog

    当ブログは、このごろ毎月200万PVを超えるようになった。それは私が望んだことでもないし、よけいなイナゴが群がるのはうっとうしいのだが、今井賢一氏や小幡績氏からコメントが来たり、経済学者にEメールで賛同(あるいは批判)していただいたり、献をいただいたりすると、私の意見も少しは学問的に認知されたのかなと思う。書も献だが、著者の意見と私の意見が似ているからだろう。きのうも、ある経済誌の企画会議で、「マクロ経済論争」について次のようなチャートを描いたところだった:野口悠紀雄 林文夫 宮川努 池尾...

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    hagakurekakugo 2008/12/14
    経済学者で口が悪い人はどうにかならないのかなー。論争に勝ちたいだけに思える。
  • 亡霊の論争する経済論壇 - 池田信夫 blog

    私は世の中的には「右派」とみられているようで、『文藝春秋』、『諸君!』、『Voice』などが毎月、送られてくる。執筆依頼もこういう雑誌だけで、『論座』や『現代』からは依頼はこなかった(両方ともつぶれたが)。こういう右派の雑誌の基的な立場は、政治的にはナショナリズム、歴史的には「自虐史観」を否定するのが売り物で、毎月ほとんど同じ話の繰り返しだ。 ところが経済については、対立軸が狂っている。今月の『Voice』も、宮崎哲弥氏と山形浩生・若田部昌澄氏の3人で「リフレ座談会」をやっている。宮崎氏と山形氏は、あいかわらず「構造改革は清算主義だ」とか下らない話をしているが、若田部氏の立場は微妙に変化している。彼らの賞賛する高橋洋一氏が、短期的には金融緩和を唱えながら、構造改革の先頭に立っているからだ。 世界的にみると、高橋氏の立場が標準に近い。彼はバーナンキの弟子だった影響で、かつてはインフレ目

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    hagakurekakugo 2008/12/10
    リフレ派同士の微妙な齟齬っちゅーのはあるだろうね。
  • 宮崎哲弥氏の30年おくれの経済学 - 池田信夫 blog

    このごろ『文藝春秋』のお気に入りは、宮崎哲弥氏らしい。先月の座談会に続いて、きょう送られてきた1月号(10日発売)では「逆転の日興国論」と題して、「現在の不況を克服し、日経済の強みを発揮するために、最も優先されるべきはマクロ政策だ」とのべ、財政赤字への批判をこう一蹴する:日の赤字国債のほとんどは日国内で保有されている。政府が借金しているのは日国民に対してであって、外国に対してではない。だからこそ、これだけ国債を発行しても、価格が下落しないのだ。なるほど、国内で債券を発行すれば価格は下がらないのか。それじゃ民間企業は、国内なら債券を無限に発行できる・・・わけないだろ。内国債か外債かということは、金利(債券価格)とは何の関係もない。金利を決めるのは、日政府の支払い能力と債券市場の需給関係である。彼が混同しているのは、ラーナーが1948年の論文で主張した考え方で、私の学生のころには教

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    hagakurekakugo 2008/12/10
    宮崎哲弥氏は批判されるとすぐさま反応される(http://d.hatena.ne.jp/hagakurekakugo/20070513/p1)みたいなので、論争に期待しておこう。
  • 「プロジェクトX」という錯覚 - 池田信夫 blog

    きょう東京駅で、こんなポスターを見た。きのうから始まった「NHKオンデマンド」の広告だ。ところがきのう、NHKに関する最大のニュースは、その目玉である「プロジェクトX」の元プロデューサーが、万引きで検挙されるというニュースだった。私は彼を直接には知らないが、元部下によると彼自身もプロジェクトX的な会社人間だったらしい。 このヘルメットのおじさんのような労働者には、「できるかできないか一切考えない。ただやる。無我だ。真っ白だ。突撃だ」という、くさいナレーションが「効く」のだろう。歴代の視聴率ベストテンには、「瀬戸大橋」や「青函トンネル」が入っている。男たちの「不屈のドラマ」の結果は、州四国連絡橋公団の4兆円を超える債務と、旅客の通らない長大なトンネルだ。 要するに「プロジェクトX」に描かれているのは、日経済をだめにした局所最適化の錯覚なのだ。「世紀の難工事に挑む」前に、州と四国の間

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    hagakurekakugo 2008/12/04
    おいおい、だからって現場がタラタラしてたら困るだろーが。その分、余計な時間と金を食うだけじゃん。
  • 自家用ジェット機というメタファー - 池田信夫 blog

    世界が注目する中で行なわれた米自動車産業の救済に関する公聴会をぶち壊したのは、「ビッグ3のCEOは納税者の金を求めて自家用ジェット機でやってきた」というABCのスクープだった。 「自動車産業の首脳が250億ドルの資金援助を求める」というニュースは、金額が大きすぎて普通の人にはピンと来ないが、「デトロイトからワシントンまで1時間足らずのフライトに2万ドルもかけた」といえば、誰でもわかる。「エコノミーだったら288ドル」と聞いたら、怒りが爆発する。このニュースはdiggのトップを飾り、2385もブックマークがついた。 これはレイコフのメタファー理論(あるいは行動経済学のプロスペクト理論)の鮮やかな例証だ。もちろんジェット機のリースをやめたところで焼け石に水にもならないのだが、そんなことはどうでもいい。問題は自家用ジェット機というフレームで人々が問題を見るようになったことだ。3分半のリポート

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    hagakurekakugo 2008/11/23
    「トヨタは1997年に既にハイブリッド車を出したが、GMはその種の車を出すのに10年も遅れているし、何よりも小型車開発にずっと乗り気でなかった。」http://arfaetha.jp/ycaster/news/pdf/20081110.pdf
  • 麻生首相のWSJ論文 - 池田信夫 blog

    首相が金融サミットを前にWSJに寄稿した論文が興味深い。まず彼は日の教訓を次のようにあげる:不良債権の実態を早急に開示させ、それを銀行をバランスシートから除くことが最優先の課題である。不十分な情報開示が、日の不良債権処理を遅らせた。 銀行への資注入に際しては、それでも破綻した場合の最終処理を決めておく必要がある。日の場合は、銀行を国有化したことが最終処理だった。 中央銀行による流動性の十分な供給が不可欠である。国際協調のほかに、Chiang Mai Initiativeのような地域的メカニズムも有効だ。これを受けて、彼はサミットに次の7項目のアジェンダを提案する:グローバルな経常収支の不均衡が続くかぎり、国際通貨制度は不安定になる。過剰消費国が自制するとともに、輸出に過度に依存している国は内需による経済成長を促進すべきだ。 金融機関を監視するIMFの機能を強化し、融資枠を拡大

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    hagakurekakugo 2008/11/16
    リフレ派の人達は矢鱈と自説に自信たっぷりだけど、どうなんですかね。論壇誌見ても金融緩和しろばっかで飽きてきた。
  • ヘリコプター・マネーという愚民政策 - 池田信夫 blog

    定額減税が、2兆円の「給付金」という珍妙な形で行なわれることに決まった。これは経済学でよく冗談でいわれる「ヘリコプター・マネー」をほとんど文字通り実行する漫画的な政策である。 あなたが市役所に行くと、1世帯4万円のクーポン券をもらえる。これが他人の金だったらうれしいだろうが、その財源はあなたの税金だ。「埋蔵金」を使うなどというのはまやかしで、そのぶん国債の償還財源が減るのだから同じことだ。つまり4万円の税金で4万円のクーポン券を買うだけなので、あなたが合理的ならバラマキ財政政策に効果はない――というのが中立命題としてよく知られている理論だ。 しかし実証的には、この理論は厳密には成り立たない。それは人々が近視眼的で、将来の課税より現在の現金の価値を高く評価するからだ。朝三暮四というやつだ。つまりバラマキ政策は、国民が猿のようにバカであればあるほど効果の大きい愚民政策なのである。 だが先

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    hagakurekakugo 2008/10/30
    「財政政策の効果は心理的要因に左右されるので、もっとも重要なのは政府への信頼」 あー、なんか納得。
  • ゼロ金利政策の罪 - 池田信夫 blog

    きょうも株式市場は下がり続け、日経平均は7000円を割った。市場全体の平均PBRが0.8という異常な株価は、需給要因(特に外人の手仕舞い)もあるが、最大の要因は円高だろう。図のように日経平均とドル/円レートには強い相関がある。だがこの円高は、8月には貿易赤字を記録した日経済の実力を反映したものとは思えない。FTは、その主要な原因は円キャリー取引の巻き戻しだと書いている。 キャリー取引の実態はよくわからないが、Gold Researchは1.2兆ドルと推定している。Economistも昨年、1兆ドルと推定しているので、それぐらいの規模だろう。これは経済的には合理的な金利裁定で、このため低金利国(日)から高金利国(アメリカ)へ資が流出し、ここ5年ぐらいの円安バブルをもたらした。 しかし金融危機でドルが暴落すると、キャリー取引によるインカム・ゲインより為替のキャピタル・ロスのほうが大き

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    hagakurekakugo 2008/10/29
    『「リフレ派」の大合唱のおかげで金利の正常化が3年おくれた』 リフレ派にそこまでの政治力は無さそうに思えますよ。
  • 金融危機のマイクロストラクチャ - 池田信夫 blog

    世界の株式市場は、底なしの暴落が続いている。これは各国政府の対策に、市場が「それでは足りない」というメッセージを出していると解釈できる。何が足りないのか――それがわからないのがBlack Swanの特徴だが、ここでは一つの仮説を提示してみる。 私は「今回の問題の質は、CDOやCDSに値がつかなくなったことだ」というシュワルツの意見に基的に賛成だ。決済機能が健全なのにこんなパニックが起こるのは、派生証券市場のmicrostructureに原因があるのではないか。航空機の路線で、ハブというのがよく知られている。普通に2つの空港の最短距離を結ぶと、nヶ所の空港を結ぶにはnC2=n(n-1)/2路線が必要だから、nが大きくなると組み合わせの爆発が起こって採算がとれなくなる。これに対して図のように、たとえばデンバーをハブにすると、路線の数は最小n-1ですむ。 株式や債券に取引所があるのは、こ

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    hagakurekakugo 2008/10/26
    複雑である事ではなく「構造的には未発達」である事が問題だったと
  • バーナンキのpoorな金融政策 - 池田信夫 blog

    グリーンスパンが議会証言で追及を受け、「このようなツナミは予想できなかった」とのべたが、自身の責任は認めなかった。Bloombergは、ITバブル崩壊後の2002年から04年まで「非正統的」な金融緩和を進め、「ヘリコプター・ベン」というニックネームをつけられたバーナンキ(当時FRB理事)にも疑惑の目を向けている。 バーナンキは、日銀の90年代の金融政策を"the conventional wisdom attributes much of Japan's current dilemma to exceptionally poor monetary policymaking over the past 15 years"と酷評した手前、その轍を踏むまいとしたのだろうが、結果的にはITバブルよりはるかに深刻な事態をまねいてしまった。このように金融緩和は両刃の剣であって、緩和すればするほどいい

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    hagakurekakugo 2008/10/24
    池田氏はホントにリフレ派嫌いなんだなぁ。
  • 「ぶら下がり」なんていらない - 池田信夫 blog

    麻生首相の「夜の豪遊」をめぐるぶら下がりが笑える。記者 夜の会合に連日行っていて、一晩で何万もするような高級店に行っているが、それは庶民の感覚とはかけ離れていると思う。首相はどのように考えるか。 首相 庶民っていう定義を使うのが北海道新聞よく使われるのですか。僕は少なくともこれまでホテルというものが一番多いと思いますけども。あなたは今、高級料亭、毎晩みたいな話で作り替えてますけど、それは違うだろうが。 記者 あの高級… 首相 そういう引っかけるような言い方やめろって。経済危機の最中に、首相が1日2回もこんな下らない話をするのは時間の無駄だ。そもそも、なぜあれを「ぶら下がり」というのか知らない読者も多いだろう。もとは首相が官邸から国会まで歩く間に記者団が文字どおりぶら下がって聞いていたのだが、カメラマンが転んだりする事故が絶えなかったので、小泉首相が「ぶら下がりには答えない」という方針

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    hagakurekakugo 2008/10/22
    『経済危機の最中に、首相が1日2回もこんな下らない話をするのは時間の無駄』 経済危機じゃなくても…、ね。
  • リチャード・クー氏へ - 池田信夫 blog

    麻生首相にも「単なる友人で、経済顧問ではない」と見捨てられたリチャード・クー氏が、産経新聞で同じ話を繰り返している。彼は当ブログの記事を読んだらしく、講演会で「私のことを地底人と呼ぶ人もいるようですが・・・」と語っていたそうだ。せっかくご愛読いただいているので、大学1年生レベルの経済学を教えてあげよう。彼はこう書く:当時[1992年]の私は宮沢さんを応援し、公的資金の投入の必要性を訴えたが、多額の税金投入に反対するマスコミの流れを押し返すことはできなかった。もし、あの当時、宮沢首相の発言をもっとマスコミが冷静に取り上げ、「ここでちゃんとした対応をすべきだ」と応援していたら、日の財政赤字は結果的に何十兆円も少なくて済んだだろう。これは私の記事でも書いた軽井沢発言だが、大塚将司氏も私も含めて現場の記者は、公的資金が必要だという実態はわかっていた。経済学者も、池尾和人氏や深尾光洋氏などが"to

  • クルーグマンにスウェーデン銀行賞 - 池田信夫 blog

    今年も当ブログの予想ははずれ、受賞者はノーマークのポール・クルーグマン。ノーベル財団の授賞理由を読んでも、よくわからない。"International Trade and Economic Geography"というのは、アメリカが日米半導体協定を求めてきたとき、彼らの理論武装に使われた「戦略的貿易政策」というやつで、いわゆる収穫逓増があると大きいものが大きくなるので、日の半導体を規制しろというものだ。今となってはナンセンスなことが明らかな理論で、その昔ロボトミーに授賞されたようなものだろう。 クルーグマンの政治とのかかわりは、1982年にレーガン政権のスタッフになったことから始まる。そのころは、いわゆるレーガノミックスにそって自由貿易を推進していたのだが、クリントン政権では大統領経済諮問委員会の委員長候補とされ、人もあからさまに「ポストに興味がある」と語ったが、結局ポストにはつけな

  • 霞ヶ関の2ちゃんねらー - 池田信夫blog

    書の112〜4ページに、話題を呼んだ怪文書公務員制度の総合的な改革に関する懇談会報告書への素朴な疑問」の全文が出ている。おもしろいのは、最初に出ている(スペースも最大の)論点、「政と官の関係」だ。見出しには「なぜ集中管理が必要?国会議員が情報を得られなくなり、かえって『官僚主導』になるのではないか?」と書かれ、「政官の接触の集中管理」の禁止を彼らがもっともいやがっていることがよくわかる。 著者によれば、これを書いたのはなんと当時(今年3月)の行政改革推進部事務局に総務省から出向していた次長だったという。公務員制度改革の責任者が、渡辺大臣の方針を全面的に否定する怪文書を流していたのだから恐れ入る。彼は今年の異動で省に戻ったが、この怪文書の著者であることは霞ヶ関に知れ渡っていたので、増田総務相の怒りを買って左遷されたそうだ。 民間の常識では考えられないが、霞ヶ関や永田町にはこういう

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    hagakurekakugo 2008/09/30
    霞ヶ関批判はどちらかというと喝采を浴びてるようだけど
  • ネット規制よりもユーザーによる制裁を - 池田信夫 blog

    ネット規制法案は、さいわい警察が介入しない形に収まったようだ。民主党の良識に感謝したい。他方、finalvent氏も指摘するように、ブログの「死ね」というコメントを苦にして女子高生が自殺するという事件が起きた。私も「死ねばいいのに」というタグを執拗につけてくるbuyobuyoと名乗る変質者がいるので、はてなに抗議したところ、「来の意味から申しますと好ましい表現ではありませんが、実際には、慣用句的に使われている場合も多くみられる」ので何の対応もしないという回答が来た。しかしbuyobuyoはその後も同様のコメントを繰り返し、12/8にはこういう自称「厳しい」連中には激しい殺意が沸く。と殺人の意図を表明するコメントがあったので、近藤淳也社長に抗議し、「せめてdiggのような評価システムで非常識なコメントを隠すなど改善できないのか」と質問したところ、弊社による削除要請等ではなく、ユーザーの力を

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    hagakurekakugo 2008/06/04
    ネガコメは池田先生も辛いようです。批判と罵倒は別物だけど紙一重。悪意には悪意で返しても良いとは思うが…、難しいね。
  • 地デジの嘘 - 池田信夫 blog

    きょうの記事について、NHKの元職員からこんなメールが来て驚いた:私が在職中の研修(2003年頃)で聞いたのですが、完全デジタル化してアナログ放送を中止すれば今あるテレビはただの箱になる。そうなったら多くの国民が怒る。だからその対策としてデジタル信号をアナログ信号に変換するチップ(2011年には変換機は十円玉程度の大きさに出来るだろう)を総務省が無料で配布する予定。 しかし早い段階で無料で信号変換チップを配布するという計画が世論に出れば、デジタルテレビが普及しなくなるのでぎりぎりまで発表しないということでした。NHKは今でもこんな研修で、職員をだましているのだろうか。もしかすると教えるほうも気でそう信じているのかもしれないが、現実は下のサイトを見れば明らかだろう: これは来年のアナログ停波に向けて、FCCがデジアナ・コンバーターを買える80ドルのクーポンを配るウェブサイトである。当初

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    hagakurekakugo 2008/04/29
    そのメール、胡散臭いです。とてもじゃないけど信じられませんね。
  • Free - 池田信夫 blog

    クリス・アンダーソンの新著"Free"のプレビューがWiredの最新号に出ている。基的な考え方は、前に紹介した「過剰の経済学」をくわしく展開したものだ。彼によれば、"free"には6つの類型がある:Freemium:基サービスは無料としてプレミアムで課金する 広告:ウェブ上の評判(ページランク)を売る 内部補填:携帯端末を「0円」で売って通話料で回収する 共有:P2Pのように原価が無料のものをシェアする 協働:DiggやYahoo Answersのように互いに労働を提供する 贈与:オープンソースのように無料で与えて名声を得るすべての基礎にあるのが、「価格は限界費用と均等化する」という経済学の原理である。ムーアの法則によって計算資源の価格が極小化したサイバースペースでは、情報の限界費用(複製費用)はゼロだから、その価格も遅かれ早かれゼロになる。競争が働く限り、それを避けることは

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    hagakurekakugo 2008/03/01
    う、確かにこれはニコニコ動画だ。まだあれは金にはならんだろうけど。
  • 後藤田正純氏の「三流消費者行政」 - 池田信夫 blog

    私は、消費者行政というのは、行政の中心を産業振興から競争政策に変えることだと思っていたが、自民党消費者問題調査会の事務局長である後藤田正純氏にとっては、規制強化のことらしい。彼はこういう:今の政治に必要なのは、行き過ぎた市場主義を是正し、健全な資主義が根付く様々な手立てを講じること。企業と消費者の関係で言えば、明らかに情報の格差がある。例えば家族が欠陥製品を購入して何らかの被害に遭った時、その製品のどこに原因があるのか、消費者は知ることはできない。これは「行き過ぎた市場主義」とは何の関係もなく、情報の非対称性とよばれるありふれた問題だ。1990年代に慶応の商学部で経済学の授業を受けた彼は、必ず習っているはずだ。それとも、彼は経済学を勉強しなかったのだろうか。力の格差もある。貸金業の問題では、カネを貸す側と借りる側では、圧倒的に借りる側の立場が弱い。論拠のはっきりしない割高な金利を押しつけ

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    hagakurekakugo 2008/02/14
    この手の発言は『国家の品格』とかを崇めてる人たちにも見られる気がするんだ。
  • 北朝鮮vs.アメリカ - 池田信夫 blog

    手嶋龍一氏は、私の知っているかぎりNHK政治部でもっとも優秀な記者だったが、彼のフリーになって最初の作品『ウルトラ・ダラー』はいただけない。北朝鮮の偽ドル印刷というネタに意外性がない上、ストーリー展開が平板で、落ちもつまらない。何より小説という形をとったことで、彼の取材した情報が台なしになっている。 書はそれを枕に使いながら、まさに小説より奇怪な偽ドル事件の実態を描いている。私も奇異に思ったのは、2005年にバンコ・デルタ・アジア(BDA)が北朝鮮の資金洗浄を行なっていると主張するアメリカ政府の要求で資産凍結され、それに対して北朝鮮が抗議したとき、翌年ベルリンで2ヶ国協議を行ない、そのあと2007年の6ヶ国協議でアメリカが急に弱腰になったことだ。「テロリストとは交渉しない」はずのブッシュ政権が、テロ国家と名指した国と協議し、「核査察は金融制裁を解除しないと認めない」という筋違いの要求

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    hagakurekakugo 2008/01/25
    スーパーノートは北朝鮮製ではないのはほぼ確実?うーん…。「ウルトラダラー」がつまんなかったのは同意。
  • 和解のために - 池田信夫 blog

    書は、朝日新聞社の主催する「大佛次郎論壇賞」を受賞し、上野千鶴子氏が日語版の解説を書いている。特記すべきことはそれぐらいで、内容は常識的なものだ。慰安婦の「強制連行」が存在しなかったという事実を認める韓国人が出版したのも、これが初めてではない。ただ、韓国でこういうを出すには大変な勇気が必要であることは想像にかたくない。事実、著者は「親日派」(これは蔑称)という批判も浴びているらしい。 書を読んでうんざりするのは、日が「戦後、一度も植民地支配を反省したことがない」といった話が、韓国のすべてのメディアと教育機関でいまだに流され、それを少しでも批判すると、ネット掲示板まで含めた集中的な攻撃を浴びるという状況だ。慰安婦の強制連行の証拠はない、と発言したソウル大学の李栄薫教授は辞職を要求され、「慰安婦ハルモニ」に平身低頭して謝罪させられた。 著者は、こうした粗暴なナショナリズムが韓

    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/12/31
    どうでもいいのだが、何故全くエントリと関係のない伊勢のコメントが載っているのだろう。