HAGANEYA(@imech_jp)です。 1977年リリース。"初期Judas Priestの2枚看板" に挟まれているせいか、ちょっとだけ影の薄い印象がある作品です。 本作『Sin After Sin(邦題:背信の門)』は、ヘヴィメタル要素が大幅に増量されることになる次作『Stained Class』と、英国的な憂いを帯びた前作『Sad Wings of Destiny(邦題:運命の翼)』の要素を併せ持っています。ただし、単純に両者を足して2で割った作風というわけではなく、さらに "後年のどの作品にも似ていない" 独特な存在感を放っているのが特徴です。 具体的に本作の特徴を挙げると "コンパクト" "軽快" "ムーディー" みたいな感じでしょうか。前作のプログレッシブ・ロック的な仰々しい世界観とは異なり、コンパクトな印象を受けます。曲単体で見るとむしろ本作のほうが長尺のものが多いので