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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (37)

  • 不正コピー問題の意外な解決策: たけくまメモ

    昨日「オンライン出版を買ってみて」というエントリをアップし、オンライン電子出版の問題点(不正コピー防止のプロテクトによって、かえってとしては不便になる問題)について書いたところ、編集者のMさんという方からメールを戴きました。Mさん、ありがとうございました。 メールには、アメリカのプラグマティック・ブックシェルフ(Pragmatic Bookshelf)社という技術系出版社の試みについて、たいへん興味深い事例が書かれてありました。 http://www.pragprog.com/ ↑The Pragmatic Bookshelf 俺は英語が苦手なので、Mさんの解説をもとにざっと読んだだけなんですが、それでもこの会社がかなりユニークな試みをしていることはわかりました。 まずの購買ページを見ると、プルダウン・メニューが「PDF+PaperBook」になっており、ほかにpdfファイルオンリー

    hatayasan
    hatayasan 2009/01/23
    PDFの全ページに購入したユーザー名を挿入することで、不法コピーの心理的な障壁を高くする。
  • いろいろもう死んでいる(雑誌編): たけくまメモ

    この5月に『ヤングサンデー』の休刊が話題になったばかりですが、夏の終わりから秋にかけて、続々と雑誌休刊が報じられています。その中には大手の老舗雑誌が多数含まれていて驚きますが、いよいよかねてから噂されていた事態が「始まった」のかもしれません。 http://www.cyzo.com/2008/06/post_606.htmlリベラルはもう受けない?「論座」休刊へ(日刊サイゾー) http://www.zakzak.co.jp/top/200808/t2008083001_all.html ↑講談社月刊現代休刊…読者の著しい高齢化で販売低迷(zakzak) http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008090100665 ↑月刊「現代」など休刊=講談社(時事ドットコム) http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/ente

    hatayasan
    hatayasan 2008/09/04
    業界の人でも書籍に費やすカネを以前と比べると減らしているようだ。
  • たけくまメモ : マンガ界崩壊を止めるためには(2)

    ●すでにモラルや精神論で解決する問題ではない 少し更新が開いた間に、当方のエントリに対していくつかのブログから反響があったようです。その中で、現状認識において俺の考えに近いと思ったのが、agehaメモさんの「雑駁に言うとハリウッドは、東海岸の興行主から逃れた映画人達が形成した」というエントリでした。 http://d.hatena.ne.jp/ageha0/20080610/p1 ↑agehaメモ「雑駁に言うとハリウッドは、東海岸の興行主から逃れた映画人達が形成した」 プロフィールがなかったのでどんな方かはわからないんですが、解決策の一例としてあげられた「フリーマガジン」の案を除いては、俺の考えとほぼ同じです。以下、俺が「そう、そうなんだよ!」と思った箇所を同エントリから引用します。 《 問題の根っこは、共にサクヒンを作り上げるべき「編集者」が「出版社のサラリーマン」である事、であるように

  • たけくまメモ : マンガ界崩壊を止めるためには(1)

    マンガ家・雷句誠氏が6日に小学館を提訴してから3日が経過しました。その間、この問題はネット中を駆け回り、今さら何かを書こうにもすっかり出遅れた感じになってしまいました。もちろん俺も何か書こうとは思っていたのですが、この件に関しては、現時点では雷句氏側の見解(訴状と陳述書)しか公になっていないので、なんとも言えなかったというのが正直なところです。 http://88552772.at.webry.info/200806/article_2.html ↑雷句誠の今日このごろ。「(株)小学館を提訴」 新聞報道を読んでも、雷句誠氏が小学館に原稿を紛失されて損害賠償を提訴したという事実関係以外は、まだ何も書かれていません。小学館としては「訴状が届いていないのでコメントできない」の一点張りで、問題が公になったのは金曜日でしたから、訴状が届かないのは仕方がないです。それで、明けて月曜夕方になるまで様子を

  • mixi規約変更問題によせて: たけくまメモ

    昨日マイミクの友人からメッセージが届いて知ったんですが、ここにきて急にmixiが利用規約(4月1日より施行)を変更し、ユーザー日記等をmixiが勝手に利用しても「著作者人格権を主張できない」ことになりそうだというので、大騒ぎになっているようです。以下変更予定のmixi利用規約より引用します。 第18条 日記等の情報の使用許諾等1 サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。2 ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。 http://mixi.jp/rules_sample.pl ↑mixi利用規約 ネット内ではブロガーの中からも、この一方的な規約改正に疑問の声があがっております

    hatayasan
    hatayasan 2008/03/05
    「ユーザーの書き込みをmixiの判断で商品化する際には、個別に掲載交渉するのが「筋」であって、これ以外にとるべき手段はないはず」規約改正を粗雑とする見方。
  • ビスタいいかげんにしてくれ: たけくまメモ

    昨年暮れから性懲りもなくPC自作にはまっていたことは断片的にお伝えしていました。我が家にある6台のマシンのうち、ハレルヤ1号から3号の三台のマザーボードを交換して、CPUをコア2デュオ E6600に入れ替えました。いきなりの高スペック改造であります。 なにが悲しくてそんなにパソコンが必要なのかとよく聞かれますが、自分でもよくわかりません。とにかくハレルヤ1号改はフォトショップやイラストレーターなどのアドビソフト専用マシンにし、2号改はネットと原稿書き専用、3号は動画編集&エンコード専用ということで、特製のエレクターのラックに三台ズラリと並べているのであります(写真)。 それでハレルヤ1号改・2号改ともにwindowsXPをインストールし直したんですが、動画専用の3号だけはwindowsVistaをインストールして使おうと考えていました。ビスタ、俺の周囲ではあまりいい評判を聞いてないんですが

    hatayasan
    hatayasan 2008/01/20
    VistaはWeb専用で使っているけど、ブラウザ立ち上げただけでメモリ1GB以上消費するのは、仕様なのかな。
  • 独学に勝る勉強はない(2): たけくまメモ

    前回「独学に勝る勉強はない(1)」を書きましたところ、当コメント掲示板はじめ「はてなブックマーク」その他で反響が続出しまして、想定外のことで驚いております。別に挑発するつもりは毛頭なかったのですが、最後に「俺、高等学校は不要なのではないかということを、実はもう25年くらい前から考えてて」なんてことを書いたのが一部に議論と批判をまき起こしてしまったようです。 確かにこれは舌足らずな表現でしたので、お詫びの上一部訂正します。俺にとっての高等学校は、こと「文部省が決めた勉強」に関する限り、ほとんど無意味なものだったんですが、もちろん意味があったと思っている人も大勢いるでしょう。俺にとっても、勉強以外の部活動とか友達づきあいなら、確かに意味はありました。その人から勉強を教えてもらったわけじゃないんですが、人間的に影響を受けた先生もいましたしね。したがって「科目の勉強」以外では中学高校は俺にも意味が

    hatayasan
    hatayasan 2007/11/30
    「「学校で時間つぶしをしている」人が少なくない現状というのは、単純に無駄」学ぶことそのものよりも、学ぶ動機を教えてくれるようなものがあれば変わってくるのだろうけど。
  • 独学に勝る勉強はない(1): たけくまメモ

    ※追記:最初にアップしてから少し書き足してあります。 今回書こうと考えているのは、「学校の勉強」についてです。俺は、自分が高卒だから言うのではないですが、「学校の勉強」というのは、当は小学校の六年間で充分ではないかと考えてます。俺自身、胸に手を当ててみても、47年間の人生当に役に立った、と思えるのは小学校で習った「読み書きソロバン(算数)」だけで、これには感謝しています。 でも中学以降の勉強となると、因数分解なんてすっかりやり方を忘れてますし、英語も中二レベルくらいからだいぶあやしい。それ以外の学科の内容もほとんど忘れちゃってる。高校の授業も同様です。中学高校の勉強も、大学以降に気で学問しようと考えたら絶対必要なんだと思いますけど、すべての人間が学者になるわけではない。俺ばかりでなく、ほとんどの人には「受験勉強」以外の意味はあんまりないのではないでしょうか。 でも学校をさぼった記憶

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    hatayasan 2007/11/28
    「「書く前に、まず技術を覚えなきゃ」と考える時点で、すでにダメなんじゃないかと思うわけです。」ほんとうにやりたいのか、周りがやってるからやるだけなのか。
  • 【blog考10】 リンクをめぐる論争(3): たけくまメモ

    ●「公園の出歯亀」は犯罪か? 「無断リンク否定派」「肯定派」の対立は、インターネットに載った自分のウェブサイトを「プライヴェート空間」と考えるか(否定派)、それとも「パブリック空間」と考えるか(肯定派)の違いではないかと思われる。無断リンク否定派にとって、ウェブサイトとは、自室や自宅の庭先に友人知人を呼んでパーティを開いているようなものだ。通行人が騒ぎを見て、通りから覗きこむくらいは構わないが、許しも乞わずに敷地内に入りこむことは困る、そういうイメージを持っているのかもしれない。 一方「無断リンク肯定派」は、インターネットを「公園」だと考えている。あくまでそこは公共の空間で、誰の土地でもない。花見のシーズンには、サラリーマンが同僚と夜桜を楽しむためにブルーシートを敷いて陣地を作ることもある。しかしそれは一晩限りのことで、限定された時間だけ、ごく狭いスペースに陣取ることが「一般常識として」許

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    hatayasan 2007/09/20
    「「情報の荒野」であるインターネットの中にあって、誰もが気軽に仲間を集めて、セミクローズドな居酒屋のように盛り上がることができるのが、mixiが一般受けした最大の理由ではないか」
  • 【blog考9】 リンクをめぐる論争(2): たけくまメモ

    「リンクをめぐる論争」ついて、先に私は、数年前までインターネットの世界では「無断リンク肯定派」と「無断リンク否定派」に別れて、激しく対立していたと書いた。前回・前々回のエントリはそれなりのアクセスを集めていたことから見ても、現在もこれは「当は解決していない問題」としてくすぶっているのだと私には思われる。 この論争が特に激しかったのは、90年代末から2003年頃までである。その後に普及したブログと、mixiに代表されるSNSサービスの登場、そしてgoogleなどのロボット型サーチエンジンの爆発的普及が、「リンク論争」を過去の問題として、事実上「うやむや化」しつつある。論争に決着がつかないままに、人々のリンクを張ることに対する抵抗感が、薄れて来ていると私は実感するのだ。 なお、こうした「リンク論争」は、日特有の議論だという意見がある。欧米圏ではリンクを無断で張るのが常識で、気にするのは日

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    hatayasan 2007/09/20
    「ネットの専門家的には、WWWは原理的にリンクフリーが当然だと理屈では思っていても、一方にはそう思わない人もいる。思わない人にとっては、理屈がどうあれ勝手にリンクされることが不愉快なのである」
  • 【blog考7】 リンクをめぐる論争(1): たけくまメモ

    ブログが普及して以降、ネット状況に大きな変化があったとすれば、その最たるものが「リンクを張る行為に気兼ねがなくなったこと」ではないだろうか。ここ2、3年内にインターネットを始めた人には、あるいはピンとこないかもしれないが、ほんの数年前までは、自分のウェブサイト(ホームページ)から他のウェブサイトにリンクを貼ることは、けっこう敷居の高い行為だったのだ。 現在でも、「無断リンク禁止」「ページにリンクを張る際には、当方にメールで連絡してください」と書かれている個人ウェブサイトをよく見かける。いや個人サイトばかりではなく、たとえば「社団法人 著作権情報センター」のような法律の専門家によるサイトですら、「リンク登録フォーム」などという不可解なものを設けていたりする。 http://www.cric.or.jp/index.html ↑社団法人 著作権情報センター http://www.cric.or

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    hatayasan 2007/09/15
    個人でblogやってる限りはlinkは自由と思っているけど、これが業務の場ならリンクの許諾を取った方が無難なんだろうな。礼儀、ってやつか。
  • ネットアナーキズムの時代: たけくまメモ

    すでに2ちゃんねるでは昨日から祭りになってますが、警官のPCから超極秘資料がウィニー流出して大騒ぎですね。 http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007061401.html ↑ZAKZAKの記事 俺は、数年前にMXってファイル交換ソフトを一瞬試しただけで、結局ウィニーには触ってもいないんですが、触らなくてよかったというか、ウィニー流出用のキンタマ・ウィルスってものすごい威力ですね。安倍総理が官房長官だった頃に「ウィニーは絶対使わないように」と国民に呼びかけてましたが、こんなファイルがホイホイ流出するようではさもありなんと思います。 でもこういうのって人間の能に直結してますから、エロ映像がタダで手に入るという誘惑には、公職にあろうがなかろうが関係ないんでしょう。あと、インターネット自体が持つ、便利さと裏腹のアナーキズム性というのを、強く感じました。

    hatayasan
    hatayasan 2007/06/19
    「ウェブの本質がアナーキズムである以上、ウィニーもキンタマウィルスも、出るべくして出たものなんでしょう」
  • たけくまメモ : SUICA払い戻し・補足

    ※以下のエントリは20日付けの「SUICAを払い戻そうと思ったら」のコメントとして一度アップしたものですが、長くなったので独立したエントリにしたものです。 俺の書き方が足りなかったのか、こちらの意図がうまく伝わってない人がおられるようですが、俺はデポジット料金や、払い戻し手数料をとられることを怒っているのではありません。 もちろん俺は払い戻しを試みるまで、こうしたカードを払い戻すことに手数料がかかるなんて知らなかったです。これを不注意とか不勉強と言われればその通りですが、よほど注意していないと気がつかない人は俺以外にも結構いるんじゃないでしょうか。そう思ってエントリしたまでです。 会社側の「告知不足」は、それなりにあるのではないかと。それで俺のような不注意な人間に「こういう事実がありますよ」と知らせるのは、そんなに変な行為だとは思いません。 またデポジットにしても、SUICAやPASMOを

    hatayasan
    hatayasan 2007/05/25
    乗車券の払い戻しには210円~の手数料がかかるのと同じ次元で理解していたけど、これってオタク脳なのかなあ?
  • SUICA払い戻し・まとめ: たけくまメモ

    え~、あくまで竹熊の側からの暫定的まとめです。もっと早くアップしようと思ってましたが、引っ越しでバタバタしていてかないませんでした。初めての方は一連の経緯にざっと目を通してから以下をお読みください。 http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/suica_087c.html http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/suica.html 結局このSUICA払い戻し問題、PASMOというライバルカードが出現しなければ顕在化しなかったと思いますね。俺はこないだまで入院していたこともあって情報に疎く、よくわからないままパスネットの延長としてPASMOを買ってしまったけど、SUICAでも私鉄に乗れるのだとその時点でわかっていたら、たぶん買わずに、この問題を意識することもないままSUICAを使い続け

    hatayasan
    hatayasan 2007/05/25
    「SUICAの総発行枚数は2000万枚。預かったデポジットだけで100億円。無利子で100億も調達できて、運用利益は独り占めというのは、なんと会社側にうまくできているシステムなんだ」なるほどこの見方はなかった
  • たけくまメモ : 【著作権】とんでもない法案が審議されている

    先週あたりから一部で話題になり始めているので、すでにご存知の人もいるかもしれませんが、著作権法の改定を視野に入れたとんでもない法案が日国政府関係者によって審議されていますので、ご存知ない方のためにこの場で報告したいと思います。 「とんでもない審議」というのは、もちろん俺自身が「とんでもない」と思っているわけですが、もしこの審議に基づく著作権法改定がなされた場合、俺だけではなく、およそ表現行為をするもの全員にとって、プロアマ問わず等しく重大かつ深刻な影響を与えることになるのではないかと思われます。 今の動きをかいつまんで書くなら、「著作権法の非親告罪化」に向けた準備が政府機関によって進行しているいうことです。これまでも現在も、著作権侵害というものは「侵害されたと思う側」が民事裁判に提訴するなり、あるいは刑事告訴をしない限り逮捕することも裁判を起こすこともできない「親告罪」とされているわけで

    hatayasan
    hatayasan 2007/05/21
    著作権の侵害が「「非親告罪」ということになると、警察が独自の判断で著作権侵害とみなした行為者を逮捕することができることに」
  • コレクター考(10)コレクターの末路: たけくまメモ

    これは俺が直接会ったわけではないのだが、友人友人に、こういうコレクターがいたという。その人は鉄道の時刻表を集めることが趣味で、しかも「世界中」のそれを集めていた。ところが住んでいたのは普通のマンションの3DKであり(一人暮らしだった)、当然のことながら、あっという間に玄関から風呂場まで、集めた時刻表で足の踏み場もなくなってしまった。それでも彼は時刻表集めをやめない。いや、やめられなかった。親や友人、誰が忠告しても耳を貸そうとはしない。彼の部屋は、世界中から届けられるぶ厚い時刻表が不気味に増殖するばかりだったという。 とうとう彼の家には寝る場所もなくなった。しかたなく彼は、駐車場にある自分の車で寝起きするようになった。風呂は近所の銭湯に通っていた。 ……そのうち車の中にまで時刻表が置かれるようになった。誰の目にももはや「破綻」は見えていた。このままではどうにもならない。彼も、理性ではそのこ

    hatayasan
    hatayasan 2007/03/08
    「「好きで集めるコレクション」と、「集めずにはいられない強迫観念」との間には長大なグラデーションがある。どこまでが正常で、どこから異常なのかは容易に判別できるものではない」
  • あれが“死”か。(2): たけくまメモ

    そういえば先日、ある見舞客から「人生観が変わったでしょう?」と問いかけられた。要するに死の一歩手前を経験したのだから、それなりにものの見方だとか価値観が変化したのだろうと言うのだ。 なるほど、命に関わる体験をして、信心に目覚めたり、それなりに信奉していた価値観がコペルニクス的転換を遂げたという人は多そうだ。俺にも、何かそういった変化が起きたなら劇的で面白いと思う。それで自分の胸に手を当ててしばらく考えてみたのだが、残念ながらまだそういった変化はなさそうだ。少なくとも俺の場合、病気前と病気後で性格や考え方にほぼ変わりはない、とこの場で断言したいと思う。 そうした心境の変化について言うなら、あくまで俺の場合、仕事がスランプに陥った時期のほうが「変化」は大きかった気がする。俺はまだ未経験だが、子供を持っても変化は大きいだろうと思う。そいつが成長するまで面倒をみなければならないという「責任」が発生

    hatayasan
    hatayasan 2007/02/09
    『死への準備日記』千葉敦子を思い出す。
  • あれが“死”か。(1): たけくまメモ

    ブログにも既に何度か書いたが、昨年12月19日、俺は2度目の脳梗塞発作を起こして死にかけた。医者や親父の話を聞くと、脳出血も起こしていて当に死の一歩手前まで行ったようなのだが、残念なことに俺はまったく覚えていない。麻酔でぐっすり眠っていたからである。 だから、死の淵をかいま見た人の多くが体験するという、いわゆる「臨死体験」も経験しなかった。もしかすると経験したのかもしれないが、全然覚えていない。勿体ないことである。立花隆の『臨死体験』その他類書をひもとくなら、臨死体験のパターンは世界中でおおむね決まっていて、暗黒の世界にある暗く狭い穴にグングン引き込まれていくと、突然視界が開けて光に満たされた広大な空間があらわれるのだという。人によってはそこは草原であったり花畑であったりするそうだが、なぜか前方に川が流れていて、向こう岸に死んだはずの肉親などが立っていてこっちに向かって手を振っている。そ

    hatayasan
    hatayasan 2007/02/08
    ブログはノンフィクション2.0だということに気づいた。
  • たけくまメモ : まだ最悪ではない

    たぶん俺は楽天的性格なのだと思う。昨年暮れ、2度目の脳梗塞を発症して開頭手術を行い、意識を取り戻して、最初に思ったことが「まだ最悪ではない」という言葉だった。なぜかといえば、とりあえずはまず、生きているということ。これだけでもう最悪ではない。そして病気は俺から歩行の自由を奪い発語もやや不自由になったが、それでも他人と不都合なく話せるし、論理的思考にも問題はなさそうだ。目も見え、手先も一応動くので、ワープロを打つこともできる。つまり俺にとって、、仕事やブログに復帰するための障害は何一つないということである。 こうなると、俺のもともとの性格である楽天性が首をもたげる。その次にかんがえたことは、なんとかして「たけくまメモ」を再開できないかということと、自分の病気をギャグにできないかということだった。ブログで「脳梗塞のラブリーな言い替え方募集」をしてみようと思ったり。俺もちょっと考えたが、「脳づま

  • たけくまメモ : 「酒のうえでのことですから」

    ←俺が過去読んだアル中で、もっとも描写がえぐかった「アル中地獄」。今見たら増補版になってたので、また買おうかな ここのところ「飲酒運転事故」に関係する報道が多いじゃないですか。朝のワイドショーとかでは、やれ何人轢いたとか、何時間経過したらアルコールが抜けるのか実験しましたとか、そんなのばっかりです。 いや、もちろん飲酒運転は大迷惑ですよ。とくに俺は酒に弱いですから、迷惑以前に、飲酒する心理そのものが理解できないところがあります。つきあいで酒を飲むことは多いんですけど、ビール一杯が限度で、あとはウーロン茶の人間ですから。基的には俺、酒を「うまい」と感じたことが、これまでほとんどないんですよ。 ただギネスとかの黒ビールに関しては、俺の好きな麦茶みたいなテイストがあるので、一瞬、うまいと思わないでもありませんが。それで最近はもっぱら黒ビールばかりなんですけど、それでも酔ってくるとだんだん気持

    hatayasan
    hatayasan 2006/09/28
    「飲酒の場合は事故ったら人が死ぬんですよ。それを考えると、大麻や覚醒剤、喫煙以上に「飲酒」が社会の迷惑だということは明らかではありませんか」