「マンガから学ぶチームワーク」シリーズ。今回は、ゲーム業界で働く人たちを描いた『東京トイボックス』(全2巻)を紹介します。 この作品の続編にあたる『大東京トイボックス』(全10巻)は、2012年のマンガ大賞で第2位にも選ばれている人気作品。弱小ゲーム会社を率いる天才肌のクリエイター天川太陽(てんかわ たいよう)と、大手ゲーム会社幹部を務める仙水伊鶴(せんすい いづる)の愛憎まみれた人間ドラマも読みどころです。とはいえ、なんといってもコンテンツを作り出すことの苦労、寝食忘れて働くマンガの中のハードワーカーたちの姿を見ていると、多くのことを考えさせられます。 法政大学の梅崎修先生、悪名高きブラック企業と、良質なコンテンツを生み出す「熱狂」集団に違いはあるのでしょうか。 3日間徹夜。なのに、楽しそう 梅崎: まず感じたのは厳しい職場環境なのに、若い人たちには魅力的に見えるんだなということですね。
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