ものすごく盛り盛りと荒っぽい厚塗りで、色の密度が濃い。 中央で坐っている後姿の女性の頭と髪が、リンゴと蛇みたいに見えました。 以前に、このサイトで書いた記事ですが。こちら。 このブリューゲル父が描いた『聖アントニウスの誘惑』がコレです。 同じ聖アントニウスを描いていて、こんなに違うものなのか…と、ブリューゲル父版の絵を思い出して、ふと考えました。 美術館、どこでもいいから(できたら関西で)、世界中から「聖アントニウスの誘惑」の絵、集めてくれないかなー。 この記事で見に行ったフランドル関係の展示2つ、フランドルのアイドルですか、というくらい、たくさん、聖アントニウスは描かれていました。きっと世界中で描かれているんじゃないの、いっぱいあるよねー、とか、ぼんやり思っていました。 そして翌日、国立西洋美術館の常設展で、また別の画家の『聖アントニウスの誘惑』を見ました。 その時に思いつきました。 あ