かつて、書を学ぶ人は、先生のお手本の真似をしました。 そうすると、お弟子さんは先生よりちょっと下手。 そのまたお弟子さんは、さらにちょっと下手。 これでは書はどんどんつまらないものになって行きます。 現代の書の基本は、「古典の臨書(りんしょ)」です。 臨書とは、古典の名品を手本にして学ぶことです。 千年以上もの年月を超えて伝えられてきた名筆の数々。 それらの技法を学び尽くして、今までになかった自分の書を作っていくこと。 これが現代の書の学びかたです。 蘭亭序とは? 中国と日本の書の古典の中で、第一にあげられる名品が「蘭亭序」です。 永和9年(353)3月3日、会稽郡の山陰県(今の浙江省紹興市)の蘭亭に42人 の紳士が集まり、みそぎをして、酒を飲み、詩をつくり合う集まりが行われました。 ここで詠まれた詩集の冒頭に書かれた序文の草稿が、蘭亭序です。 蘭亭序は、書道史上、最高傑作といわれながら、
23.12.10 東京都清瀬市 歳晩 中巖圓月 歳晩天寒處 風清月白時 長吟乗逸興 獨坐歎幽姿 世事那堪説 人生自有涯 目前如可遣 身後不須期 歳晩(さいばん) 天寒き処(ところ)、 風清く 月白き時。 長吟(ちやうぎん) 逸興(いつきよう)に乗り、 独坐(どくざ) 幽姿(いうし)を歎ず。 世事(せいじ) 那(な)んぞ説くに堪へん 人生(じんせい) 自(おのづか)ら涯(かぎり)有り 目前(もくぜん) 如(も)し遣(や)るべくんば 身後(しんご) 期(き)するを須(もち)ひず 23.12.4 東京都清瀬市 歳は暮れ 気候は寒くなり、 風は清く 月は白い光を放つ時。 長い息で詩を吟じて 世俗を離れた楽しみに興じたり、 独り坐って 世を避けたひそやかな姿を振り返って溜め息をついたりする。 この世のことなどどうして言いつくせようか。 人の命にはおのずと涯(かぎ)りがある。 目の前のこ
「インターネット時代の書を語る」(予定21時15分~)というテーマでお話を伺います。 初めての放送ですので何が起きるかドキドキです。 詳しくは天来書院HPトップのお知らせをご覧下さい。(第4回までの予定を掲載しております。) http://www.shodo.co.jp/tenrai/2011/04/20011dm.html 同じカテゴリの記事一覧 岡本光平先生揮毫の看板プレゼント大募集! 2011/11/21 6/15本日20時~第二回書道テレビです。 2011/06/15 もしかして生放送中にキリ番?310000! 2011/06/13 新刊「古典を極める臨書」上下巻の刊行予定 2011/06/09 第一回書道TV、録画をご覧いただけます。 2011/06/08 いよいよ明日20時書道テレビです。プレゼントもあります、ツイッターに登録してね。 2011/05/31 書道テレビ第1回
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