先月、永らく絶版だった”子育ての大誤解”がようやく再販された。 この本は作家・橘玲氏が生涯で最も影響を受けた本として推薦している本であり、僕も以前に読んで随分とインパクトを受けたのを覚えている。 この本の主張を端的にいうと「子育てにおいて、親が子供に与えられる影響はほとんどない」というものだ。 従来の教育心理学は、親の愛情を非常に重視していた 「親が愛情をかければ良い子が育ち、育て方を間違えれば子どもは道を踏み外す」 これが幼少時教育のマントラであった。この金字塔ともいえる主張に「愛情をかけた子育てなんて無意味」と真っ向から異を唱えた”子育ての大誤解”は発売当初からアメリカでかなりのセンセーショナルを引き起こし、非常に多くの議論を巻き起こした。 さて実際問題、本当に子育ては本当に無意味なのだろうか?私たちは、子供が産まれても、放置しても何も問題はないのだろうか? 実はこの本をキチンと読めば