独ハンブルク大学エッペンドルフ大学病院で行われた博士号授与式でスピーチする102歳のインゲボルク・シルム・ラポポートさん(2015年6月9日撮影)。(c)AFP/DPA/BODO MARKS 【6月10日 AFP】ドイツで9日、102歳の女性が大学で博士号を取得した。第2次世界大戦(World War II)中にナチス・ドイツ(Nazi)が施行した人種政策のために最終試験を受けられず、80年近くたってからの受験だった。 小児科医のインゲボルク・シルム・ラポポート(Ingeborg Syllm-Rapoport)さんはハンブルク大学エッペンドルフ大学病院(UKE University Medical Center)で博士号を授与された。ラポポートさんはジフテリアに関する博士論文を1938年ごろには完成させていた。 同大学病院によれば、ラポポートさんはハンブルク(Hamburg)で医学を学び、