筆者は最近、東京大学の大学院に通っていましたが、そこには思考力の高い人がたくさんいます。しかし、よくよく考えてみると、東大でも入試ではトップで合格した人もいれば、ギリギリ合格した人もいるのです。 以前、そのトップ層の人たちと座談会をしたことがあります。そのときに感じたことは、彼らは、高校時代にすでに「勉強ではなく、学問をしている」ということでした。読書でも哲学書を読み、あるテーマについて深く考えていたり、数学では受験に出る出ないに関係ない高等数学に関心があって取り組んでいたり、ある意味“趣味の域”で楽しんでいるという様相でした。合格のために必死で勉強するというイメージとは、かなりかけ離れています。 実際に心掛けるといい3つのポイント では、「どうしたら、競争世界にはまらずに、自らの世界に入っていけるようになっていくのか」ということが気になりますね。私が生徒に指導してきたいくつかのお話を最後