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ブックマーク / www.axis-cafe.net (14)

  • 「護る」と「守る」 - おおやにき

    というわけで出張でロンドンに着いたところなのであるが時差を調整しきれずにこんな時間(現地時間午前4時)に目が覚めたらこういう話を見たので簡単に書く。 言葉をテーマに・7。いま偶然英国滞在中の大屋雄裕教授@takehiroohya に、いつか時間あれば聞いてみたい(ってメンション、今飛ばしてるけど) / "英国国歌「May she defend our laws」をどう訳す? -..." http://t.co/xyod97d4qy — gryphonjapan (@gryphonjapan) February 11, 2014 つまり(事実上の)イギリス国歌「God Save the Queen」の第3節にある「May she defend our laws/And ever give us cause/To sing with heart and voice」をどう理解するか、という話。

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    hmmm 2014/03/11
  • 研究職をめぐる問題 - おおやにき

    山中教授のノーベル賞受賞が祝われた直後にiPS細胞の臨床応用を初めて実現したというニュースが報道されたところ、どんどん話が怪しくなっている件について(なお参考、「森口氏、iPS研究の詳細説明あいまい 朝日新聞も取材」asahi.com)。まあこの件の真相については追々究明されるのだろうけれども、正直言っておかしくなっちゃう研究者というのは一定の割合で出てくるのであって(自覚的に捏造するのであれ自分自身ではそれを真実だと信じる方向に行ってしまうのであれね)、その真偽を見抜く報道側の問題だよなとは思うところである。 ところでまあ一般論として言えば一部の研究者がおかしくなっちゃう背景にあるのは業績を出さねばならぬという強迫観念であり、さらに背景にある雇用の不安定さである。森口氏についてもこれまでの経歴に非常に激しい変遷があることが指摘されているが(たとえば参考、「「iPS臨床」の森口氏、資格は看

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    hmmm 2012/10/21
  • アサヒ - おおやにき

    なにやら法政大学で学生デモがあって機動隊がキャンパスを封鎖する騒動になったとのこと。その端緒が学内での飲酒禁止規制にあったということで、twitterなどでは「大学になにしに来てんだ」的な反応も相次いでいるようである。主張の是非はともあれ、つまり論点をアピールして周囲の共感・同調を誘うことには失敗しているようであって、それは何故かというに訴求先を間違えたからであろう。キャンパスで酒を飲む自由をもっとも重要視しているのは大学教員であるので、一般社会や同世代学生ではなく学生運動世代とかのオヤジ教員を泣き落とす戦略のほうが有効だったのではないだろうか。そのまま肩を抱かれて居酒屋に拉致されてしまう可能性なしとはしないが(挨拶)。さて。 以前にも書いた通り私は橋下・大阪市長の政策・政治手法を決して高くは評価していないのだが、しかし今回の週刊朝日の特集記事については端的にアウトであり、それを問題として

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    hmmm 2012/10/21
    "お前ら国立大学でスキャンダルがあったら文部科学省に取材に行くだろ? とも思うわけであるが(2004年以降国立大学は政府と切り離された別法人ですよ?)。まあせいぜいその不満は社内粛清で晴らしてください。"
  • 一般職員とビジネスクラス - おおやにき

    あ~この程度でも騙される人多いんだろうなあと思った話。「一般職員もビジネスクラス使えます 独法・国立大の6割」(MSN産経ニュース)で、「独立行政法人と国立大学法人の約6割が海外出張規定で、役員以外の幹部や一般職員に対し航空機のビジネスクラス搭乗を認めていることが29日、財務省が行った平成22年度の予算執行調査で分かった」と言うわけですが。 まず記事の(ある程度やむを得ないとはいえ)不正確なところ。「政府では省課長以上が原則のビジネスクラスの利用」と書いてあるが、そのような規定ではない。正しくは、「国家公務員等の旅費に関する法律」(昭和25年法律114号)の第34条に外国旅行の航空運賃に関する規定があり、要するに「指定職(......)、七級以上の職務にある者」はビジネスクラスを使っていいと書いてある。一般的な行政官に適用される行政職(一)俸給表の七級というと省の室長(課長級)になる

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    hmmm 2010/07/19
  • 現代と中世の借金(6・完) - おおやにき

    話はいきなり飛ぶ。 イングランド法の特徴の一つが不動産法にあることはよく知られている。たとえば、土地に対する権利の典型である「自由土地所有」(freehold)を教会や大学のような団体に移転することは禁止されていた(mortmain(死手)の禁止)。あるいは、土地そのものに対する取り戻しを要求する基礎たり得る権利(seisin)は土地の現実の占有(possession)と区別されていたのであるが、曖昧になったり複雑化することを認められていなかった。その設定・譲渡は厳密な形式を守る必要があり、土地自体の引き渡しも必要であった(要物性・要式性)。あるいは、seisinの第一番目の権利者は必ず現に存在する必要があり、未確定の後順位権利は消滅することになっていた(destructivity of contingent reminder)。seisinの中断も禁止されていた。 これらはいずれも、土地

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    hmmm 2009/10/08
    「買ったり読んだりする価値のまったくない本」についてこんなに書いてしまうおおや先生がすごい。
  • 現代と中世の借金(1) - おおやにき

    というわけで、以前に予告した歴史関係のをめぐる問題である(だいぶ遅くなった)。私が読んで愕然としたのは、井原今朝男『中世の借金事情』歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、2009.1 であった。最初にはっきり書いておくが、これは買ったり読んだりする価値のまったくないである。それはもっとも問題が濃縮されている序文だけでなくほぼ全体についてそうで、あえて言うとメディアリテラシーの教材としては意味があるかもしれんと、そういう代物であった。そこまで明確に批判する理由は、第一に現代の法制度に関する理解が(日・外国問わず)誤っていること、第二に(現代だけでなく)一般的に土地やそれに対する所有権という制度が何を意味しているのかが理解できていないこと、第三に、従って(私自身はそれを判断する能力を持たないが、おそらく歴史史料・文書類の読解は正確であろうにもかかわらず)基礎となっている文書類やその背景にある

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    hmmm 2009/10/08
    "私が読んで愕然としたのは、井原今朝男『中世の借金事情』歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、2009.1 であった。...買ったり読んだりする価値のまったくない本である。" 10月のNHK教育「知る楽」火曜日のタネ本?
  • やっちゃった。 - おおやにき

    いやMSN産経ニュースで名古屋市長選関係のニュース(【名古屋あのね話】元経産エリート官僚が市長選に出馬表明)を読んでいたわけですが、自公両党が推薦する見込みの候補者について、「若くして山形県警部長に抜擢(ばってき)され、米スタンフォード大に留学。」と書いてある。ご人のウェブサイトのプロフィール欄でも確認しましたが、これは「山形県警警務部長」の間違いです。念のために魚拓。 これはわりとあり得ないレベルの間違いで、「部長」というのはその都道府県の警察機構のトップです。東京都で言えば警視総監という、警察機構全体のナンバー2に相当する(ややこしいので公安委員は抜きで)。もちろん各都道府県の規模によって重みも違うし、東京都・北海道以外の場合は各県警の上に管区警察局があるので役割もその分限定されてくるわけだが、それでも警察官僚のキャリアパスで言うと後寄りで出てくるポストになる。山形の場合、部長

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    hmmm 2009/03/05
    おおや先生が週刊オブイェクトのコメント欄にカキコしてるってのがなんかおかしい。
  • 読書まとめ - おおやにき

    渡辺将人『見えないアメリカ:保守とリベラルのあいだ』(現代新書2008)を読んだら面白かったので勢いに乗り、研究室の山から鈴木透『性と暴力のアメリカ:理念先行国家の矛盾と苦悶』(中公新書2006)を取り出す。で、ぐにゃり。 いや基的には良いで、「性と暴力の特異国」としてのアメリカの特徴とその背景について興味深くまとめている。しかしその、部分部分でどうもおかしい。 たとえば1984年のアラン・バーグ射殺事件について「1分間に100発も連射できるフル・オートマチックの拳銃が使用されていた」と書かれていてどんなんやと思い調べたらどうもIngram MAC-10らしい。ふつう「サブマシンガン」と言うように思うのだが。まあ(自衛隊的に)「機関拳銃」と呼ぶのもいいが単に「拳銃」と書くのはミスリーディングに過ぎるだろうし、発射能力は800~1000発/分であって一桁違っている。もちろんマガジンには3

  • 医療過誤問題管見 - おおやにき

    地元での用事を片付けようと合計30分くらいバイクでうろうろしただけで両腕の上半面が赤くなっているわけですがどういう熱帯ですかここは(挨拶)。さて気付いたら医療過誤の法的取り扱いをめぐるモトケン先生と小倉先生の議論にbewaadさんまで参入していたのだが、ええと、ちょっと「ITプロジェクトの実態とは!」あたりの話を思い出しましたね。 何が言いたいかというと、現時点までに医療関係者から出てきた主張の文言解釈としては小倉さんの方が正しいと私も思う。でもそれに何の意味があるのかはよくわからないということ。たとえば「業務上過失致死傷罪を廃止せよ」という文言が、医師である(とお書きである)NATROMさんの意図に反して当に故意が認定できる場合以外のあらゆる事例(血液型クロスマッチを行なわない輸血、が一例として挙がっているが)を免責することになってしまうという点については、bewaadさんご指摘の通り

  • ドンキホーテの幸福 - おおやにき

    経済学に関するを出版社から頂いたので(ありがとうございます)読み始めたところ「近代経済学は相対性理論と熱力学の第二法則に反している」とか書いてあって何のことかと思えば需要曲線と供給曲線の交点として価格と供給の水準が決定されるというモデルは爆発的な量の計算が無時間的に行えることを前提にしているからおかしいという批判だったので静かにを閉じて書棚に放り込んだ件について(挨拶)。というかそれでも第一章は通読した私を誰か誉めてほしい。 問題は大きく二つある。第一に、現実の我々が・有限時間内に価格水準決定のための計算ができるだろうかと聞かれて肯定する近代経済学者というのはおそらくいないのであって、それが(たとえば)「もし全知の神さまがいたらどうなるか」という想定に立ったモデル、その意味で現実からある程度乖離したものだというのは当然の前提だということ。著者が「これは今まで誰も指摘していないよねえ」と

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    hmmm 2008/07/16
    "「私はかつて、配偶者からモラル・ハラスメントを受け、鉛色の空の下で十二年間も暮らした」とか経済学の本で書かれちゃうと" そういう本なのか。俄然関心が湧いてきた。
  • タクシーとマッチポンプ - おおやにき

    いや終電後にタクシーで帰宅する霞ヶ関のなかの人たちがビールだのおつまみだの商品券だのをもらっていたという一件。正直そういうタクシーの使い方をしたことがほとんどないのでよくわからないのだが(というのは別に清廉潔白を気取るわけではなくタクシーチケットのもらえる仕事でもできるだけ自腹で地下鉄を使って移動するようにしているくらいタクシーというものが好きではないので、まあ必要なら使うのだがとにかく相手が気を遣って話しかけてきたりするのに対応しないといけないようなシチュエーションが嫌いで床屋も会話がないのを狙って安いところに行くとかおねえちゃんと楽しい会話のできる飲み屋さんとかに絶対自分からは行かないとかとにかく偏屈な人間だからなのであるが)、普通に都心から長距離で乗ればよくあるサービスだという人がいてそうかなと思い、しかし現金とか商品券はやはり割り戻しであってまずいのではないかと思うとスタンプカード

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    hmmm 2008/06/30
    "まあ[朝日新聞]の知的水準にはまだ比較的信頼を置いているので、これが政治的立場と党派意識によって生み出された記事であることを切に祈るところである。"
  • 私たちは監視されている - おおやにき

    ようやく無事にクーラーが我が家に来たわけである。新居はLDKがひとつながりなので結構大型のを購入したわけだが、売り場で店員さんの説明を聞いていて仰天することしきり。まあここ7年くらいクーラーなんか買っていないのでその間の技術的な進化に無知だったからということなのだが、なんか最近はフィルタを自動的に掃除してくれるらしい。さらにC社のは掃除してたまったゴミをこちらが捨てなくてはならないのに対しA社とB社のものは室外機から自動的に排出しますとか力説されいいのかそれは。カタログで確認したらC社のものは確かにゴミ捨ての手間が必要なのだが平均すると2年に一度だそうでいいだろうそのくらい自分でやっても、というか別にフィルタ掃除くらい手間だとも思わないのだがどうなのかそのあたり。警察政策フォーラムの質疑応答でも述べたことなのだが、やはり我々は限りなく便利な社会を志向しているのだろうかとなんでクーラー買いに

  • 法は守るべきか(補足) - おおやにき

    起きたらえらい雪だったので帰れるかどうか心配しましたが新幹線は無事5分遅れ程度で運行しておりました(挨拶)。というわけで雪の豊川稲荷ですが、しかし引きがいいな我ながら相変わらず。 さて前のエントリにちょっと補足。 日教組のケースの場合、騒ぐのは人ではなくて街宣右翼なんだからアナロジーが成立しない、ということはない。ホームレスのケースで、実際にホームレス人は静かにコーヒーを飲んで帰ろうと思っていたとしても、ホームレスになったことについて人に過失が一切ないようなケースだったとしても、さらに言うと実はホームレスではなくてそういう扮装をする趣味のある大金持ちの老人でにおいもしなければ座った場所に汚れもつかないですよ? という場合でもホテルは彼を追い出すだろう。何故ならホテルが気にするのは彼に関する《真実》などではなくて周囲の客の彼に対する《印象》、さらに言えば「ホームレスのいる場所にいる自分

  • 法は守るべきか - おおやにき

    とりあえずホテルが公的施設だという意見は初めて聞きました(挨拶)。あのね、朝日新聞の論説委員さまがお泊まりになるようなホテルのロビーにホームレスが入ってきたら出ていってもらうだろうし論説委員さまもそれを期待するでしょ? たとえそのホームレスがロビーでコーヒーを飲みに来たと主張して実際に二三千円出して見せても追い出すでしょ? それが許される施設のどこが「公的」なんだよというか法的独占も競争規制もない私企業が「公的」なわけないだろというか。なお参照、朝日新聞社説2008年2月2日。 というわけでこの問題についていうと、「表現の自由」とか憲法的問題は微塵くらいしか関係なくて(いやまあそれは我々私人も憲法的価値を尊重した方が望ましいかもしれないね、というくらいには関係ある——のだが「憲法は公権力を縛るためのもので私人がそれによって義務を負わされるのはおかしい」主義の人にとっては微塵も関係なくなるは

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    hmmm 2008/02/06
    コメント欄を呼んでツンデレ?とか一瞬思った自分は端的にバカなんだろうな…。
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