※このシリーズは河内省一氏の著書や主張をとっかかりに食養やマクロビに迫っていくという予定のもの。 前回は桜澤(G)の食養を批判しつつも元の理論のダメさを理解できない河内氏の記事を紹介したが、今回からはタイトル名の著書に戻って検証してみる。 平均寿命にもの申す さて、現代医学を批判し代替医療を推奨する人には平均寿命の延伸に対し、懐疑的な見方を提示する人が多い印象だ。案外トンデモを選別するためには有用な指標かも知れない。 では、引用からどうぞ。(引用文中の強調はどらねこによる) 日本人の平均寿命(p17-18) 最近、日本人の平均寿命が男七十五才、女八十一才にのびて世界一の長寿国になろうとしているという厚生省の発表がありました。それは進歩した医学のおかげだといわれていますが、果たしてそうでしょうか。 日本人の平均寿命が戦後急にのびてきたのは、乳幼児の死亡率が世界で最も高い国に入っていた戦前に比